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トリックスターズ
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トリックスターズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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特殊設定ミステリシリーズの第四弾。 毎回手を変え品を変え、様々な物語が展開されてきたけれど、今回の趣向は「犯人が先にわかっており、一体いつ、どこで犯行が行われるのか?」という謎。謎解き自体はやや小粒ながらも工夫があってぴりりと辛く、何より主人公の内面的成長が確かな手触りでもって描かれており、いよいよ迎えるクライマックスへ否応なく期待が高まった。 巻末に短編が収録されており、こちらはいわゆる「日常の謎」を扱っている。小粋な伏線と回収がばっちり決まった良作で、本編で足りなかったロジックの楽しさがきっちりと味わえ、嬉しい驚きがあった。 | ||||
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大学で起こると予言された殺人に挑む主人公とゼミの仲間と先生のお話。 斬新な組み合わせだとはおもいますが魔術とミステリのコラボという設定は漫画とかラノベみたいでちょっと苦手です。ただ文章が読みやすいのかすらすらっと3時間ほどで読めはしました。 でも、そもそも魔術というものがどんなものなのかも分からないですし、どんなことが可能かというのも後出しジャンケンのように好きに設定できるのであれば、謎解きは考えるだけ無駄という結果になり、実際どれだけ凝ったミステリが描かれていたとしても、魔術を前提に置くことであまり意味がなくなってしまっているのではないかなあ、と。 両者の両立はなかなかに難しいように思えました。 | ||||
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魔術が存在する現代を舞台にした特殊設定ミステリシリーズ第一弾。 「魔学は現代では復興の最中」「国内では非常にマイナーな学問」という歴史を背景として持ち、現実とほとんど変わらない社会に「魔術」が存在するという設定に違和感がないのがいい。それ自体で充分わくわくできる世界観だが、それが特殊設定のためというだけのものでなく、キャラクターにしっかりと影響を与えているのもgood。 「現代では魔術師は世界に数人しかいない」「魔術にも不可能はある」という制約で、ミステリを成立させた工夫もお見事。デビュー作の若書きゆえかやや粗もあるものの、これでもかとばかりのどんでん返しで非常に楽しめた。 | ||||
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面白い。最後のなぞは当時からもよくミステリーを読んでいたので、わかっていたが、それを含めても面白い。 これが気に入る人は、西澤保彦のミステリーもおすすめです。 | ||||
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いかにもラノベという感じの表紙だったのですが、同作者の「星読島に星は流れた」が良かったので手に取ってみました。 ハマりました。一気にシリーズ全作読みました。 SF的世界観なのですが、その定義がしっかりしていて紡ぎだされる世界観にやられました。 | ||||
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本来、禁じ手であるオカルト要素を取り入れたミステリー。 作中で用いられたトリックは意外性がありつつも納得のいくもの。 ただ作中でも指摘されていたとおり、魔術が絡んでくる時点で読者が推理を完全に的中させることは困難だからそういうのを求める人には向いていない | ||||
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ミステリでは禁じ手ともいえる「魔法」を論理性のある「魔学・魔術」と定義することによって 独自の世界観を構築……は良かったのですが、肝心の語り手がボンクラすぎてフラストレーションが溜まります。 また、「悪の天才魔法使い」を黒幕とすることで「何でもアリ」に近い状態になってしまったのも惜しいです。 | ||||
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独特な設定と世界観を作ろうとしてるのはいいのだが、どうにもどっちつかずで中途半端 殺人絡みのトリックはあまりにまんま過ぎるので何ともいえないが、 やはり魔術でできること、できないことが完璧に定義されていないのが問題だろう 例えば監視カメラの画像を魔術でどうにかできるかどうかなど、可能性が広がりすぎている 女子五人組も氷魚以外個性が薄く、区別しにくい 話が盛り上がってくるのも後半からで、前半はどうにも退屈 ちょっと人を選ぶ作品かもしれない | ||||
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結論から言うと結構面白かった。 好みは分かれるだろうけど。 文章力が凄くて、そこらに転がってる半端なミステリーよりは風景が見えた。 ただし、これは純ミステリーではない。 あとがきで「密室やら魔術やらといったミステリorファンタジーの要素を盛り込みつつも、そう名乗ると怒られそうな話」と著者自身が言っている通りそのどちらかに当て嵌めると中途半端な感は否めない。 今作では魔術を万能の力ではないと言い切り、不可能なことを一つ一つ言っているのでフェアに見えるがそれはあくまで話しをスムーズに進めるためであって、魔術が現実には存在しないものである以上アンフェア。 きっと新しいジャンルなのかも。 読者側にあえて謎解きをさせないミステリーとかwww | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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魔術が学問として研究されている世界。日本で唯一、魔学の研究施設がある私立城翠大学に、世界で6人しかいない魔術師の一人、佐杏冴奈が着任する。彼女と偶然出会った天乃原周は、彼女の研究室に属することになる。彼女の着任を待つように、新入生ガイダンスの会場で行われる殺人予告。必然、天乃原周も事件の関係者となることになり…。 魔術と推理小説という、一見すると相反するテーマを融合させ、物語として破たんなく着地させている。 そもそもなぜこれらが相反すると思えるかというと、主要な理由は、読者が魔術体系を常識として備えていないから、犯罪の実行に魔術を使用されてしまうとそれを論理的に導くことが出来ないということだろう。 この作品では、前述の問題点を回避するために、いくつかの策が施されているので、一応フェアと言えると思う。 もう一つ面白いと思ったのは、ライトノベルには必ずあるものにトリックが仕込まれているところだろうか。確かに不思議だな、とは思ったのだけれど、ボクは最後まで気づかなかった。 | ||||
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嫌いじゃない。嫌いじゃないけど……。 とりあえず思ったのは、西尾維新著の クビシメロマンチスト との類似点の多さ。 一人称「僕」や、凛々子という名前の語呂。そして「凛々子をどう思う?」という質問や返答……。 うーむ。 同じように思った人はいるはずだ。 単なる偶然なら凄いがそんな感じの被り具合じゃない。 わたしはクビシメロマンチストを先に読んだためこんな感想だが、逆の人は全く逆に思うはず。 | ||||
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自分で本を読みつつ推理するって人にはあまりおすすめ出来ない気がします。 解けなくて当たり前って感じです。 あ、でも一応小説の中に最低限のヒントはあったんで解ける人は解けるのかもしれません。 因みに自分は解けませんでした(笑) | ||||
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構成力・文章力は申し分ない 一見どこにでもいそうなキャラをちゃんと引き立たせる描写の妙も持ち合わせている 設定も無駄なく展開して行き、抵抗なく最後まで一気に読めた 最大の問題は七つ目のトリック、具体的には明かさないが非常に頂けない これだけにはハッキリ言うと「やられた」ではなく、「馬鹿にするな」である 理由は簡単、後付け設定なのに手を抜いているから、満足したフルコースのフルーツで生ゴミを出された気分 トリックと称するのもおこがましいその手抜き具合に、ミステリーを読んでいたつもりの脳が拒絶反応で大激怒、本編が面白いという評価を貶めるまで行かなかったもの、読後感を著しく悪くしたのは惜しい ただ欠点もあるとは言え、魔術というアイディアを上手く織り込みながら推理を抵抗なく展開していくという手法は面白い、尻上がりだけど最初がつまらないシリーズが多いこの業界の中、最初からグイグイ引きこむ第一作としては間違いなく良作に入る 小さい矛盾を散りばめた詰めの甘いミステリー、でも続編に期待大、と言った感じでしょうか 最後の方を確認して容認できれば買う、という手もありかもしれない | ||||
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推理できる部分は多々あるけど推理小説ではないので フェアとかアンフェアとか言うべきジャンルではないです。 あえて言うならアンフェアです(笑) SF推理とでもいうんでしょうか? 世界観の設定とキャラがなかなかおもしろいので 今後のシリーズに期待して5つ星 | ||||
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ジャンルとしては推理小説に部類されるでしょうが、この小説はトリックを楽しむものであって、トリックを解くものではないですね。はっきり言って、全てのトリックを解ける人間がいるのなら、その人は間違いなく魔術師でしょう。 トリックを暴く推理には強引なものが多く、読み返してみても「え~、その解釈は無茶だろ・・」と思えます。しかし、小説の舞台は『魔学』というものが存在する世界で、その世界感はとてもしっかりしています。 また、日常の描写の細かい所にもちゃんと設定があり、はったりが強ければ強いほど、細かいところではリアリティを追求するという小説の基本はしっかりしているかと思います。 | ||||
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舞台は現代で、でも「魔学部」などというものがあったりして「魔法」の香りを漂わせているのだがあまり関係がない。ラストでちょこっと、まあ対決みたいなのがありますが…「魔法ファンタジー」を目指して買おうとしているならやめたほうがいい。ただ、「ちょっと風変わりなライト・ミステリ」として買うならいいのではないだろうか。 これが、そういった特殊性のかけらもない世界を舞台にしているなら、絶対に食傷気味で売れない作品になったことだろう。 そしてなじみの趣向。 主人公の「ぼく」視点。 そのぼくが「やられた!」なのだけれど、いささか、七番目のトリックが強引過ぎる感じがしてならない。その他のトリックを暴くときもお約束の展開が待ち受けているのだが、『解りきった』「さあ、どうする!?どうなる!?」というどきどきは味わえる。いうなれば、ドリフのコントみたいなもんだ。 さて。読者の手引きだが… 読者は、「ぼく」と一緒に物語を追っていけばいい。 これは、「解けない」ことを前提にしているようなミステリなので、「透明な登場人物」になって、物語を味わうことをお勧めする。 | ||||
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トリック自体、あまり必然性のないものが多かったように感じる。必然性がなかったというよりは、理由に説得力がなかったというべきか。以下少しネタばれ(かも)七番目のトリックにいたっては、後付っぽい気がしてならない。合コンの場面や、ゼミ生が最初に集合した場面などを読み返してみると、かなり厳しい気がする。細かいところは気にせず、さらっと読むのならおすすめ。 | ||||
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魔術の存在を前提としたミステリなので、全てのトリックを見破るのは難しいです。 謎を解いて読むよりは、謎を楽しんで読んだ方が面白く読めると思います。 「ぼく」の視点で書かれるため、必然的に先生とぼくが主体の展開になっていたので、もう少し周囲のキャラの掘り下げが欲しかったです。 ただ、魔術の設定はしっかりしていて、キャラの名前も凝っていて細かなところに工夫が見られました。 最後は、まさに詐欺的なトリック暴露で楽しく騙されてしまいました。 個人的には最後の「母親について」が一番やられたと感じました。 文章の流れから勝手に想像してしまいました。 魔術もミステリもトリックも楽しめる内容でした。 | ||||
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