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(短編小説)
黒猫
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【この小説が収録されている参考書籍】
黒猫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 21~40 2/3ページ
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小学生の頃に読んだ黒猫をまた読みたくなって買いました。 | ||||
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猫の祟りが奇妙なようで本当にあった話みたいで引き込まれました。 | ||||
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オーディブルで聴きました。我が家も猫を飼ってるので何となく嫌な気持ちで聴いてましたが、最後まで聴いてみて面白い話だと思いました。子供の頃は動物を可愛がっていた主人公が大人になり結婚して酒乱になってしまう・・・飼っていた黒猫に虐待をするようになり、その片目をくり抜き、紐で吊るして殺してしまう。最後は自業自得という四字熟語がピッタリな結末です。有名な本なので是非一読されることをオススメします。 | ||||
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元々、ポオのファンであり、この本に限らず、色々と読んできましたが、 「ゴシック」と、名前がついていたので、何か変わったのかと思いましたが、 以前と同じでしたね。 収録されている作品、どれも秀作ですが、 「落とし穴と振り子」、ストーリー的にはありふれているかもしれませんが、 これがあるから、買ったと言っても、過言ではないでしょう。 もちろん、以前にも何度も「落とし穴と振り子」が、収録された本は購入しましたが、 ポオ独自の世界を味わうには、これ一作だけでも、十分と言っても過言ではないです。 ほかの作品も、言うまでもなく名作ですが、この一品が、常に私をひきつけます。 まさに、大作の群れ、そう言ってよろしい一冊でしょう。 | ||||
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Poe作品のうち、本書はゴシックホラーたる次の8作品を集めてあります。 リジーア アッシャー館の崩壊 ウィリアム・ウィルソン 群集の人 メエルシュトレエムの底へ 赤死病の仮面 黒猫 盗まれた手紙 翻訳の日本語は読みやすいです。 リジーア、アッシャー館、赤死病は豪華絢爛たるゴシックホラーの世界を思う存分表現しています。 リジーアは、ポウのテーマの一つである、若い美女の病死も表現しています。これほど言葉で女性を崇めることができるのか、と感銘するほどの微分です。 ゴシックホラー以外にも、Poeの作品が多彩であることを示す作品が並んでいます。 Poeの作品は彼の不遇な人生を映し出しているので、彼の作品を理解するのに、彼の年表を読むことは重要だと思います。本書には丁寧な年表がついています。年表には、BearseleyやRackhamがPoe作品に挿絵を提供していたことも紹介していて、ファンにはありがたい情報提供をしています。Poeファンに報告すると、海外でのPoe作品への有名な挿絵には、Harry Clarkeのものがあります。 Tales of Mystery and Imagination - Illustrated by Harry Clarke それはともかく、訳者である富士川先生の解説は、どうしてこれほど読みにくいのか、論点を整理して明晰に簡潔に述べることができないのか、思いつくままわかりにくい日本語を並べてしまうのか、理解できません。 | ||||
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今は新潮文庫から新訳がでて、本書の内容は無料でKindleで読めるようです。Kindle版で結構なので、ぜひPoeを楽しんで読んでください。 ただ、Poe個人の恵まれなかった人生を解説や年表で知ることは、このアメリカ文学と推理小説の先駆者の若い才能の作品の特徴が、キレのいい短編、病、早死にする美女、耽美的な雰囲気を引き出す豪華絢爛な文体、経済的に恵まれず、文壇での評価も得られないという鬱屈、しかし、Bierce のような、人をからかい嗤う底意地の悪さはなく、Poeはあくまでも高貴で創造的な天才であること、自ら己を破壊してしまう人の好さがあること、などであることを理解するためには必須です。Poeの写真で彼独特の雰囲気を身近に感じながら、恵まれなかった若い天才の息遣いを楽しんでください。 この新潮文庫には、次の5作品が掲載されています。Dupin探偵の三部作は別の新潮文庫に集められています。 黒猫 アッシャー家の崩壊 ウィリアム・ウィルソン メールストロムの旋渦 黄金虫 ポウの最高傑作は黄金虫だと思います。The Red Deathのような豪華絢爛さはありませんが、話の展開の速さ、暗号解読のわかりやすい面白さは、誠に痛快です。 「旋渦」という言葉が何のことかわかりませんね。新訳はその点で自然な日本語であることが優れていると思います。 | ||||
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. 偶然にも、昨日レビューして下さった方が、私の述べたい事と、ほぼ合致していて、驚いてしまったが、まあ「二番煎じ」と言うことで、投稿させて頂くと。 まず第一に推理小説と言うジャンルを切り開いた(黄金虫も含めて)。 後を追うのはたやすいが、新しいジャンルを切り開いたポーの功績は偉大としか言い様がない。 第二に神秘と恐怖にあふるる「サイコ・ホラー」短編集を確立させた事。 しかも極上の美文で。 「エボラ出血熱」が話題になった時に、知る人は皆、連想したであろう「赤死病の仮面」や解説無用の名作「黒猫」等、傑作揃いである。 第三に、素晴らしい詩集を残し、批評家としての業績。 残念ながら、私は、この分野には疎いのだが、いずれも素晴らしい美文だった事は想像に難くない。 いずれにせよポーの「怪奇と神秘」の短編小説は、いまだに凌駕されていないのではなかろうか。 「渚のO.ヘンリー」と言われた、イギリスのジェイコブスの「猿の手」が、強いて言えば、類似の作品か。 とにかく、一読の価値はある。 . | ||||
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表題作の「黒猫」「黄金虫」は、読みやすくて多くの方が楽しめる作品でしょう その他に「アッシャー家の崩壊」「ウィリアム・ウィルソン」「メールストロムの旋渦」というお話しが入っています。 中学生時代に、短編集のタイトルが難しそうに見えたので、恐る恐る読んだ所、見事に著者の世界に引きずりこまれたのを覚えています。 今、読み返すと「黒猫」が、特に興味深く感じます。 結婚前は優しかった男が、結婚後、妻に対してどんどん怒りっぽく危険な性格になっていきます。 その怒りの対象は、ペットの黒猫に向かい、まずは黒猫を殺します。 男の妻への暴力はどんどのエスカレートし、ついには妻を殺して黒猫と一緒にレンガの壁に塗り込めます。 その男の罪を暴露したのは、警官が来た時に壁の中から聞こえた黒猫の鳴き声でした。 猫好きの作者の1843年の作品です。 ストーリー自体の怖さとスリルだけでなく、動物虐待への侮蔑と、現代のDV(家庭内暴力)の増加まで予測しているように見えます。 | ||||
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ポーの怪奇幻想小説だけを集めた短編集。 黒猫による復讐劇だったり、死んだはずの女が蘇ったりと、超自然的な出来事がどんどん起きる。 とてもリズミカルにストーリーが展開するので、違和感を感じることなくすらすら読める。 なによりポーの作品の素晴らしいところは(というよりも、素晴らしい幻想文学は往々にしてそうなのだが)その非現実さや突拍子のなさに左右されることなく、作品の根底に流れる静かで痛切な音楽を、読者にそれとなく聴かせるということだ。 | ||||
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江戸川乱歩がエドガーアランポーから来ていたことを初めて知りました。とても楽しく読めました。 | ||||
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子供の頃、東京・荻窪の家に同居していた祖母(母の母)にあちこち連れていってもらうのが楽しみでした。昆虫少年であった私にとって忘れられないのは、太陽がじりじりと照りつける夏のある日、エノキ並木が続く多摩御陵参道で飛び交っていたヤマトタマムシです。煌めく緑色の金属光沢にたちまち魅了されてしまったのです。恥ずかしがり屋の私に代わって、祖母が地元の少年から1匹分けてもらったヤマトタマムシは、私の宝物になり、現在も、祖母の思い出とともに、変わらぬ光沢を放っています。 待ちに待った夏休みに入ると、夜明け前に五日市街道沿いのクヌギの大木のカブトムシを採りにいったものです。私たち遊び仲間のこの秘密の場所で、樹液を吸っている何匹かのカブトムシを目にした瞬間の胸のときめきが今でも鮮明に甦ってきます。 閑話休題、カブトムシの季節になると読みたくなる本があります。それは『黄金虫(こがねむし)』(エドガー・アラン・ポー著、佐々木直次郎訳、新潮文庫『黒猫・黄金虫』所収。出版元品切れだが、amazonで入手可能)です。 変わり者の友人・ルグランが、捕まえた虫を、こう言って「私」に自慢しました。「その虫がさ。ぴかぴかした黄金色(こがねいろ)をしていて、――大きな胡桃の実ほどの大きさでね、――背中の一方の端近くに真黒な点が二つあり、もう一方の方には幾分長いのが一つある」。「私」も、「これあ確かに奇妙な甲虫だよ。僕には初めてだ。これまでにこんなものは見たことがない、――頭蓋骨か髑髏でなければね。僕の今まで見たものの中では何よりもその髑髏に似ているよ」と驚いたのです。 この不思議な甲虫がきっかけとなって、彼らは大海賊が隠した莫大な財宝を発見することになるのです。「不安のあまりぶるぶる震え息をはずませながら――我々はその閂(かんぬき)を引き抜いた。と忽ち、価も知れぬほどの財宝が我々の眼前に光りきらめいて現われた。角燈の光が坑の中へ射した時、雑然として積み重なっている黄金宝石の山から、実に絢爛たる光輝が照り返して、全く我々の眼を眩ませたのであった」。 ルグランが難解な暗号文の秘密を解き、伝説の財宝を手に入れるまでの過程は実にスリリングで、本作品が推理小説の源流とされているのも頷けます。そして、佐々木直次郎の古めかしい訳が興趣を添えています。 | ||||
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たいへん気持ちよく取引が出来ました。とても、満足しています。 | ||||
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何とも言えない表現にぞわぞわっとなりますが、怖いながらも読み進めてしまう本です。 | ||||
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谷崎潤一郎氏の実弟、谷崎精二氏の訳が完璧にポーの世界観を伝えます。 谷崎氏の訳を読むと、他が・・・ムムム、いまいち、に思えてしまいます。 この、四六版くらいのサイズがいいですね。(単行本が好きだ) ゆっくりと、味わって、読書が出来ます。 さし絵については、黒猫の片目はつぶれていてもよかったんじゃないか?とか、 渦巻きはもう少し、白黒のコントラストで、どぎつくてもよかったんじゃないか とか思いますが、早ければ、小学生の中学年から手に取る本なものですから その辺りも、よく考慮されているのでしょう。 | ||||
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生活用品や楽器などでAmazonの中古品を買う勇気がまだないのですが、 本ならまあよかろうと、今回初めて買ってみました。 届いて驚いたのは、帯も付いたままで勿論ページをめくっても全くきれい! 新品と変わらないのです。 さすがAmazon、中古品も質が高いと感心しました。 還暦近くなって最近乱歩作品を全て読破し、 その原点であるポーの作品を是非読みたいと思っていたところですのでとても良い気分です。 あまりに有名な作品ばかり集まっていますので、 本書の内容や小説の感想は他の方のレビューにお任せします。 | ||||
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還暦近くなって江戸川乱歩にはまり、一気に全作品を読破した後で、 やはり彼が大きく影響を受けた黒岩涙香とエドガー・アラン・ポーは読まない訳にはいかないと思いました。 先ず推理小説のモルグ街の殺人(もちろん粗筋は知っていましたが)等を読んで、 次に怪奇小説の本短編集を読んでみました。 成程ポーならではの世界と言うかこのジャンルの祖というかここから始まったんだという感じがあります。 どれも面白いですが、個人的には赤い死の仮面が好きです。 | ||||
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小学生の時に始めて読み、不気味でリアルな絵に心底怯えました。 表紙の黒猫のリアルさからもお察しできると思います。 『早すぎた埋葬』は怖すぎて夢にまでみました。 しかし、年を重ねてから読むと、ただ怖いだけではなくて、人間の精神が崩壊していく様を、当事者になって味わう恐怖(『黒猫』)や、無常を感じさせるアッシャー家の最期など(『アッシャー家の崩壊』)、非常に味わい深い作品たちであることがわかりました。 この本は、児童書なので、小学校高学年くらいから読めるよう、易しい言葉で訳されています。 それでいて、ポー作品の味わいを損なうことなく読むことができます。 挿し絵も大好きなので、ずっと変わらず残ってほしい本です。 | ||||
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ポーの奇怪で暗鬱で破滅的な雰囲気が面白いです。 ポーの悲劇的な人生にも興味を引かれます。 | ||||
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エドガー・アラン・ポーの小説を読むのはこれが初めてでしたが、 楽しく読めました。 最近は猫を小説に登場させる作家が多いですが、 ポーの黒猫ほど上手く描けている作品は少ないのではないでしょうか。 おもしろい短編集だと思います。おすすめです。 | ||||
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『アッシャー家の崩壊』を収録。 「無機物や、植物や死体にも霊魂は宿る」はずはないのに、 「無機物や、植物や死体にも霊魂は宿る」のではないか、 「無機物や、植物や死体にも霊魂は宿る」のは、当たり前のことである。 と読み進めるうちに思えてしまうのがこの小説の怖さである。 それは生きた人間の技である。と思えるところはもっと怖い。 | ||||
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