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さらばスペインの日日
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さらばスペインの日日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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読破、イベリアシリーズ第7弾下巻。 スコットランドヤード警察に出頭した北都とヴァジニアは、北都は米軍に引き渡され戦犯容疑で日本に召喚されることに。 ヴァジニアは敵国に機密情報を漏らした疑いでスコットランド警察とMI6から尋問され、二人は離れ離れに... 二人の再開はあるのであろうか!? 足掛け16年、原稿用紙約8000枚に及ぶ大作は、間違いなく逢坂剛の最高傑作だ! | ||||
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イベリアシリーズ第7弾上巻。 ゲシュタポによりドイツの収容所に送られた北都は、米軍の進駐により解放されたが、カナリス提督はその1週間前に処刑をされてしまっていた……マドリードで恋人ヴァジニアと再会したが、彼女の同僚キム・フィルビーがソ連の2重スパイであることを疑い、ロンドンへと異動していった。しかし何者かにより拉致されるはめに…… さあ盛り上がってきたねえ~( ̄▽ ̄)=3 | ||||
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この作品は、文庫本で探していたのですが、都内の大きな書店でも見つからずにがっかりしていたところでした。 たまたま検索したアマゾンに在庫があり幸運でした。読み応えのある内容のシリーズの完結編で感動して読みました。 これからも積極的に利用して、我が読書ワークを充実していくつもりです。 | ||||
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面白い。継続して読みたい本ですね。続編が待ち遠しい一冊です。もう終わりかな | ||||
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逢坂剛氏のライフワークともいえるイベリアシリーズがついに完結した。著者によるエピローグを読んで、第二次世界大戦をヨーロッパで戦った日本人を描くという意図で書かれていたと知り、なるほどと思った。 正直言って本作品は物語としてはさほど面白いものではない。北都とヴァジニアが怪しげな中国人に騙されて海外逃亡を図るというエピソードも、荒唐無稽な設定で物語に入り込めなかった。ただ上記の作者の意図から考えると作者が本書で最も描きたかったのは、スペインから日本に引き揚げさせられる日本人たちを描いた船上の場面ではないのかと思う。 | ||||
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期待にたがわず素晴らしい内容でした。作者の人柄がにじみ出た作品になったと思います。「イベリアの雷鳴」から読み返す必要があると思っています。次作に「スペイン内戦」に題材をとって「誰がために鐘は鳴る」を凌駕する作品を書いていただけたら素晴らしいと思います。 | ||||
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長大な大河小説「イベリアシリーズ」の完結編。 逢坂剛氏が「太平洋戦争を描いた小説は数多いが、同時期にヨーロッパで日本人がどう戦ったか、あるいは戦わなかったか、その顛末を描いた小説は一つもない」ことからこのシリーズの企図が始まったというとおり、架空の登場人物3人の目を通して戦時下のヨーロッパと、そこで生き抜いた日本人の姿を描いてきたシリーズですが、本作では戦後処理が扱われ、バジニアのソ連のスパイに対する闘いも描かれています。 また、満洲やシベリアからの引き揚げを描いた作品は多いけれど、ヨーロッパから日本への引き揚げを描いた作品は初めてで、多くの原典に当たって初めて得られる貴重な歴史資料でもあります。 しかし、最後にもう少し読者に想像の余地を残してもらえると良かったのだけれど、まぁ、大団円に纏めたかった作者の作中人物たちに対する思い入れもわかりますね(^^; | ||||
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イベリアシリーズ完結とのことですが、北斗とバージニアのその後が気になります。 短い内容でも良いので完結編+αが望まれます。 | ||||
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最後に終戦後に日本で昭平とヴァジニアが再会し、ナオミも結婚するなど、すべてハッピーエンド締め括り、めでたしめでたしでしたが、ここで終わらせはいけません。 逢坂ファンとしては、何だか物足りません。今後のストーリー展開をよろしくお願いしたいですね。 | ||||
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いよいよ、イベリアシリーズ完結。 発売日には朝、昼休み、退社後と3度も本屋さんに行き、夕方ようやく並べられた本書を手に取りました。 手に取った瞬間から「あまロス症候群」ならぬ「イベロス症候群」に襲われ、終戦を迎え北都とヴァジニアがどうなっていくのか一刻も早く知りたい、でも読み終わりたくない、というアンビバレントな思いに揺れながら、それでもやはり一気に読了。 世界情勢としては、大戦が終わり日本が敗戦し、これまでの作品に見られた、息を飲むような諜報戦や北都やヴァジニアの活躍はありません。シックス内部の敵を暴こうとするヴァジニアの戦いも結局見るべき成果は上げられません。 結末に関しても、やや無理矢理な印象は否めません。 でも、北都、ヴァジニア、カナリス提督を始めとする登場人物たちへの逢坂さんの溢れるほどの愛が込められた結末です。 全編に渡って懐かしい場面の回想がちりばめられているのも、このシリーズを長年に渡って楽しんできた読者への惜別のサービスのように感じられ、随所で鼻の奥が熱くなりました。 また、中盤のジェーンとジュリーの会話… 「あなたは、ヴァジニアが好きなのね」 それを聞いて、ジュリーは涙が出そうになった。 「はい。彼女の、こうと決めたら一歩も引かない、いちずなところが好きなんです。仕事でも、プライベートでも」 ここで私の涙腺は決壊してしまいました。 私自身の気持ちをジュリーが代弁してくれていることに気づき、近づくヴァジニアとの別れを思って涙が止まらなくなりました。 率直に言って、本書のストーリー展開そのものは「ぬるい」かも知れません。 でも、本書はこれまでイベリアシリーズを楽しんできたファンに対する逢坂さんの大いなる愛なのです。 素晴らしいグランドフィナーレです。 逢坂さんへの感謝でいっぱいです。 心から、ありがとうございました。 これからまた、ゆっくりと本書を読み返します。 また、いい感じで登場していたケネスが10冊を越えるミステリーを書いているという素敵な情報もあとがきにあったので、さっそくこれから読んでみようと思います。 キムの行く末についてもきちんと文献を読んでみたいと思います。 ・・・ 完全に「イベロス」ですね。まだまだ登場人物たちと別れたくないのです。 このイベリアシリーズに出会わなければ、私自身、第二次世界大戦のヨーロッパでの出来事や情勢の推移など知ることも興味を持つこともなかったでしょう。 私の目には、今頃イギリスの片田舎に日本人のおじいさんとイギリス人のおばあさんが仲睦まじく暮らしている姿が浮かびます。 北都とヴァジニアと一緒に過ごしたこの年月は本当に幸せな時間でした。 (追記) そうそう、書くのを忘れていました。 あのナオミが結婚します。その相手は!! このくだりを読んだとき、あまりのお似合いさに吹き出してしまいました。 うかつにもここまでお似合いの相手がいることには、全く気づいていませんでした。 逢坂さん、大好きです! 痛快すぎます! ヴァジニアと北都と同じくらいこちらのカップルも幸せに添い遂げることを願わずにはいられません! | ||||
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