ボス・イズ・バック
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 | 2015年10月16日 ボス・イズ・バック どこか抜けていてにくめない極道たちに囲まれて、今日も探偵稼業は綱渡り。 泣く子も黙る組長と、飼い主より凶暴な組長の愛犬、そしてなぜか愛犬に懐かれている探偵事務所の電話番。 彼らが持ち込む、組の解散騒ぎ、失踪、そしてまさかの殺人事件に、探偵は振り回されっぱなし! 果たして事件の真相は!?(「BOOK」データベースより) |
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| 「作家名」に惹かれて購入したが、ちょっと内容に期待外れの感じがした。 | ||||
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| シリーズ前作の「恋する組長」から年月を経て、暴対法、暴排条例のおかげで登場人物全体が不景気になってきています。「元暴」に対する適用に言及していないのが少し甘いですが、除籍や改正原戸籍などについてもきちんと調べて書いているので、荒唐無稽な話でもそこそこリアリティーを醸し出すことに成功しています。主たる登場人物がたとえ悪党でもそれぞれに愛情の対象を有しているのもほほえましい。一番いい味を出しているのは由子さんでしょうか。 ススキノ探偵シリーズや始末屋稼業シリーズとも共通する面白さがあり、シリアスな山岳小説が得意とばかり思っていた著者の意外な側面を見て驚きました。これから過去の作品群を遡って楽しんでみます。 | ||||
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| 失礼ながら，つまらないとまでは言わないまでも，特別に残る何かがあるわけでもなく， 謳い文句の『痛快さ』もチラホラという程度で，やられる側の顔が見えづらいこともあり， 連作形式の全六篇ではありますが，どれもサラリと流れ，あれよと片付いてしまう印象です． また，話や人の繋がる先がわかりやすく，クセがない分，読みやすいのはいいのですが， 謎解きの類もほとんど見られないため，ミステリとしての楽しみどころも弱めに感じます． 主人公の探偵をはじめ，関わりのある連中，誰も彼もに後ろ暗さがあるのは面白いところも， 短篇とはいえ，話の運び方や起伏も含めて，もう少し魅せる部分が欲しかったように思います． なお，二作目ということを知らずに読みましたが，そのあたりで困ることはありませんでした． | ||||
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| 登場人物が全員愛すべきキャラと言う感じでクスリと笑わせてくれ、楽しく読めました | ||||
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| 「越境捜査」シリーズもそうであるが、グレーゾーンに蠢く人間模様と言うか、もちろんブラックな部分もあり、人間の欲、腹の探りあい騙しあい、多少の人情… 言ってしまえば強烈な毒は無いのだと思う。 そこに味気無さを感じてしまう所もあるが、笑えるし何も考えず読めるのは良いところかもしれない。 | ||||
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