ついに日米開戦。

ムソリーニ失脚の後、連合国は北西ヨーロッパへの上陸作戦を立案。

ドイツから命懸けでマドリードに戻ったイギリス秘密情報部員・ヴァジニアは、陸軍参謀本部情報将校・北都昭平への置き手紙だけを残して姿を消す。

英国将校の死体が身につけた“機密文書”の真偽を探れ!無条件降伏を突きつけられたドイツ。

総統暗殺!?一九四〇年。内戦の痛手いまだ癒えぬスペインでは、フランコ殺害を企む一派が活動を続けていた。

フリーのPRマン・漆田亮は、得意先の日野楽器から、ある男を探してくれと頼まれる。

ギター製作の名手を捜し、スペインの小さな村パロマレスを訪ねた日本人の古城。

精神科医・南川藍子の前にあらわれた三人の男たちは、それぞれが脳に「傷」を持っていた。

一九四一年、マドリード。日系ペルー人宝石商として社交界にも出入りする北都昭平は、陸軍参謀本部の密命を帯びたスパイだった。

特殊能力を活かし、裏のコンサルタントとして生きる女・水原は、旧知の湯浅に堂上という男の調査を依頼される。

人質を楯に、身代金を奪った犯人は、厳重な包囲の中で、ビルの9階からエレベーターに乗り込んだが、1階についた時には消えていた!その頃、近くのマンションで、右翼の大物が何者かに射殺された。

大人気〈御茶ノ水署シリーズ〉初の長編! 幼馴染で御茶ノ水署の迷コンビ、斉木係長と梢田巡査長。

急行する捜査車両、轟く銃声。過去の事件が次々と連鎖し、驚愕のクライマックスへ!比類なき疾走感で描く緊迫の40時間。

金なし、腕力なし、逃げ足速し。詐欺師よりも口達者、ハッタリと機転だけは天下一品。

いやはや、とんでもない女と組んだものだ…。ハッタリと出まかせには自信があるが、相方は一枚も二枚も上手。

世田谷区祖師谷で起きた母子三人惨殺事件。被害者が地下アイドルだったこともあり、世間の大きな注目を集めていた。

橋岡恒彦は「名簿屋」の高城に雇われていた。名簿屋とは電話詐欺の標的リストを作る裏稼業だ。

御茶ノ水署・生活安全課保安二係は斉木斉と梢田威だけの小世帯だった。小学校の同級生が御茶ノ水署で再会する。

北朝鮮不正送金疑惑、スポーツジム襲撃事件―不審な動きが目立つ宗教団体クルパジャ。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

闇に葬られた殺し屋“百舌”事件。東都ヘラルド新聞社の残間の元に、事の真相を解明する原稿の依頼が舞い込む。

カメラマン師岡弦は失踪した父親・俊一郎を追い、恋人の由芽子とスペインへ旅立った。

強烈な太陽。薄暗い路地。

チンピラが路上で睨みあっているとの通報を受けて、 現場に駆けつけた北綾瀬署のマル暴刑事・甘糟。

どこか抜けていてにくめない極道たちに囲まれて、今日も探偵稼業は綱渡り。

岡坂神策は、ある晩ひったくりにあった女を助ける。

かつて新聞社編集委員の残間が追いかけた、商社の違法武器輸出。

時は一八七六年。舞台は荒々しいワイルド・ウエストの世界を現出させるアリゾナのとある街。

三年前に新宿で起きた傷害致死事件の容疑で内偵を進めていた男がマンションの一室で死体となって発見された。

失敗は許されない。敗北も許されない。

1936年、フランコ将軍らが蜂起して勃発したスペイン内戦。その最中に、ギジェルモ・サトウと名乗る日本人義勇兵がいた。

岡坂神策の昔馴染みである神保町古書店主の娘、みずえは慢性腎不全を患っていた。

能登半島の岬で記憶喪失の男が発見された。一方、東京新宿では爆弾テロ事件が発生。

行きつけのバーで出会った女は、業界最大手の広告会社の社員だった。

神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。 巻島史彦警視は、誘拐事件の捜査を任された。

錯綜する謎、息を呑む展開、思いがけない結末…。

「白い人工血液」の謎から始まる、壮大な仕掛けの超エンターテインメント! 製薬会社の秘書・麻矢は、「人殺しの会社」と受付に押しかけてきた男から、ある写真を預かる。

あんたの仕事は、ハゲタカを消すことにある。

やんちゃが少し過ぎた俺は、祖父の差し金でマンションの管理人見習いに。だがそこは、「なんでもアリ」の殺し屋専用住居だった。

日本新報記者・南康祐に、大手IT企業が不正献金をしているという政治家リストがメールで届く。

謎の女の部屋で起きた、不可解な転落事故とは? 岡坂神策シリーズ、短編集 現代調査研究所・岡坂神策は、本来は企業の宣伝広告を手伝うPRマンだが、頼まれたら探偵まがいの依頼もこなす何でも屋。

元刑事が殺された。後頭部を千枚通しで一突き。

遊女屋の愛娘ゆうと旅役者の福之助が結ばれて十年の歳月が流れ、関西を巡業して廻る一座に様々な苦難がふりかかる。

警察官が関与する事件が続発した。警察庁特別監察官・倉木は、警察内部で巨大な陰謀が進んでいると踏み、捜査を開始する。

「百舌」シリーズの逢坂剛が放つ究極のエンターテインメント！ 新選組副長・土方歳三は箱館で落命した――はずだった。

一八七五年、アメリカ合衆国アリゾナ。人の命が、銃弾一発より軽い世界。

警視庁公安部の「アンタッチャブル」と、捜査一課の「落ちこぼれ」コンビが巨 大テロの脅威に挑む。

殺人者は、いつの時代にも存在する。

アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し二十年以上もひっそり暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。

かつて能登の断崖に消えた“百舌"が工作員として再び日本に潜入した──。

御茶の水署・生活安全課保安二係の斉木係長とヒラ刑事の梢田は、飲食店視察の名目でタダ酒にありつくような、お調子者コンビ。

小説家、逢坂剛、77歳。

殺人罪で無期懲役となり、米国の刑務所で強かに生き抜いていた由良憲二。

出世なし。女もなけりゃ、金もなし。

ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。

渋谷の利権を巡り、渋六興業と敵対する組の幹部を南米マフィア・マスダが誘拐した。