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美女と竹林
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美女と竹林の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 41~57 3/3ページ
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小説ではなく、エッセイなのだが、相変わらず妄想全開で、フィクション横溢である。 これをエッセイと呼んで良いものなのか、かなり疑問ではある。 本書によれば、彼は人様の役に立つことを何一つ書けぬよう呪いを掛けられているらしい。 好きなものを2つ並べたらテーマが「美女と竹林」だったということなのだが、本当か? 「美女=かぐや姫は、孟宗竹=妄想だけの中にいる」などというおやじギャグではあるまいな? と疑っています。 | ||||
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08年08月の単行本の文庫化で,07-08年に『小説宝石』にて連載されていたエッセイ集です. 文庫化にあたり,10年の同誌に掲載された『番外篇』と称される後日談も収録されています. 著者の森見さん(作中では登美彦氏と呼称)が竹林経営に乗り出すところからはじまり, 友人らを巻き込み刈るや刈らないでワイワイ,はたまた竹林に行けない言い訳をグダグダ. 学生時代には竹の研究をしていたらしく,竹の分解(≠解体)について熱く語るかと思えば, 竹林とは全く関係無い話もかなりあるなど,いい意味での適当さや緩さにクスリとなる作品で, そういう意味では森見さんのことが集約された,どちらかと言えばファン向けのように感じます. 『妄想』とあるように,実際にはどこまでが本当にあったことなのかは怪しくもありますが, そのあたりは正直なところどうでもよくて,どんどん膨れあがって物語じみてくる終盤の展開, そして美女にまつわる『オチ』まで,難しいことは考えず気軽に読むのがよいのではと思います. 単行本のお値段で考えるとちょっとアレですが,文庫になったことで手を出しやすくなりました. なお,あくまでもエッセイ集であり小説じみてはいますが小説ではありませんのでご注意ください. | ||||
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08年08月の単行本の文庫化で,07-08年に『小説宝石』にて連載されていたエッセイ集です. 文庫化にあたり,10年の同誌に掲載された『番外篇』と称される後日談も収録されています. 著者の森見さん(作中では登美彦氏と呼称)が竹林経営に乗り出すところからはじまり, 友人らを巻き込み刈るや刈らないでワイワイ,はたまた竹林に行けない言い訳をグダグダ. 学生時代には竹の研究をしていたらしく,竹の分解(≠解体)について熱く語るかと思えば, 竹林とは全く関係無い話もかなりあるなど,いい意味での適当さや緩さにクスリとなる作品で, そういう意味では森見さんのことが集約された,どちらかと言えばファン向けのように感じます. 『妄想』とあるように,実際にはどこまでが本当にあったことなのかは怪しくもありますが, そのあたりは正直なところどうでもよくて,どんどん膨れあがって物語じみてくる終盤の展開, そして美女にまつわる『オチ』まで,難しいことは考えず気軽に読むのがよいのではと思います. 単行本のお値段で考えるとちょっとアレですが,文庫になったことで手を出しやすくなりました. なお,あくまでもエッセイ集であり小説じみてはいますが小説ではありませんのでご注意ください. | ||||
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森見作品はたいてい読んでいます。 この本はその中でも一番イマイチだったかなぁと言うのが正直なところ。 だらだらエッセイだし致し方ないのだけど、表紙やタイトルは素敵なのに。 なんというか、本当に根性のないだらしのない作者だなあと(笑) そこがいいところでもあるのですが、それを書き連ねた文章に対しお金払ったと思うと、ちょっとイラ〜ってする。 彼の小説は好きなのですがね。 | ||||
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登見彦氏がとても好きな竹の話です。 「例えばどのように好きか?」という問いにうまく答えられずに 本1冊分の行動・過去語り・薀蓄・詭弁・妄想が繰り広げられます。 何となくとても好きなモノがあって、1時間くらい語れそうだけれども 本当に語ると2分くらいで終わってしまう。 それに纏わるエピソードなども語り行動し、友人を巻き込み 結局理解はして貰えないけれども「好きだ」という事だけは伝わったし まあ楽しかったから良かったじゃないか、という事にする。 そういった事は自分もあるので 完全にやり切ってくれて本当に愉快でした。 太陽の塔はとても面白かったけれど 他の作品のファンタジー要素やドタバタ展開にはついて行き切れなかったので 虚構も多々あると思うけれど、作者の良さはそのままに現実的でシンプルで愉快で良かった。 感動やドキドキハラハラの展開などは、当然現実的に無いので 何らかの満足を求めて読むなら物足りないかも。 人にも勧めにくい。 太陽の塔、四畳半神話体系、夜は短し歩けよ乙女、等の主人公が好きなら楽しめる。 | ||||
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お気に入りの作家のひとり。去年出たんだけど、ためておいたもの。 彼の新作は、期待していたんだけど、今までの面白さに比べると、いま一つ。 自分自身を主人公とした半エッセイ的な小説だけど、今までのファンタジックな感じがない。自分自身を主人公としたせいか、遠慮がちって感じかしら。 でも、本上まなみはわたしも好きだよ。 | ||||
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私事で大変恐縮ですが、森見氏の本は2004年に処女作を読んだっきり、 いわゆる読まず嫌いでずっと手をつけず、今年2009年が明けてからやおら読みあさっています。 エッセイということでしたが、あまりエッセイという感じはしませんでした。 やはり本書も小説?と思って読みました。 これまで読んだ四冊の小説は、寄せ鍋の様に色々入っているところにさらに妖しげな調味料を盛り込んだみたいで、 いつも唖然とさせられていつも満腹になってしまいますが、 本書は本当に竹林と美女だけというか、はっきりいって竹林だけです。 たまにはシンプルなものもいいなと思いました。良い箸休めです。 でも、もし、本書から森見ワールドに入ろうとしておられる方がおられるなら、 そのお方には、本書を紐解くのを一寸待って小説のを存分に読んでからにすることをお薦めいたします。 | ||||
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コンセプトはいい。竹を刈るだけの話。 しかし、森見氏の作品をコヨナク愛する一読者としてあえて言うが、本作は物足りなかった。 プライベートと虚構を織り交ぜるエッセイであるが、前半ではプライベートらしい部分がそれなりに演出されており俗物根性的な欲求は満たされるし、それなりに笑いもある。しかし、後半は明白な虚構へとうつり、じゃぁ小説かといえばそうでもないという、開き直りのやけくそ的な文章が続いている。 きっと忙し過ぎるのだろう。 | ||||
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一応、エッセイの体裁を撮っているが 虚実入り交じった 良い意味でハチャメチャな内容。 こういうのも嫌いじゃない。 おそらく今後の人生には なんの役にも立たないだろうけれど 無為に時間を過ごす休日には 最適な一冊かも。 | ||||
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正直なところ「これはいったい何なのだ?」 というのが感想である。 本当に一度でも竹林に行って竹を刈ったのか。 それすらも疑いたくなる内容である。 まあ、基本的に「妄想」を描き続けている森見さんの 作品とひとつと思う方が正解だと思う。 帯にも「エッセイ」とはかかれておらず 「随筆集」となっている。 後半のMBC(モリミ・バンブー・カンパニー)の話なんぞはわけが分からない。 しかし、こんな話でも軌道エレベーターが出てくるほどメジャーな理論となったのが確認できたのが唯一の収穫だろうか? どうせ駄目人間ぶりを書くのなら、三浦しおんさんのエッセイぐらい思いっきりよく書いてほしいものだ。 | ||||
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森見ファンとして、いったいこの本をどう評価したらいいのだろうか? 作家にとって、 「締め切りがどうの」 「編集者とのやり取りがどうの」 というのをネタにするというのは、正直禁じ手じゃないかと思う。 しかも、とにかく最初から最後までぐだぐだな展開。 なのに、なぜか一気に読める。 そして笑えるという力技。 セグウェイでの琵琶湖一周とか、カリスマ竹林経営者とか、ネタがいちいちツボです。 やっぱり森見さんはすごい、ということを再認識。 でも次は、もうちょいちゃんとした作品を期待・・・。 | ||||
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果たしてこれはエッセイなのか小説なのか?エッセイだとしてどこまでが本当にあったことなのか?これでオチがついていると言えるのか、でもやっぱりついていないような…?なんてことを真面目に考えてはいけない。考えるだけ無駄である。というか、考えたら「負け」のような気がする(何に負けたのかは不明だけど)。とにかくこの本で楽しむんだ、とハラを括れる人だけが読もう。 …実は、知り合いに「面白いよ」と薦めてみたのだけど、「あまりの馬鹿さ加減」に付き合っていられない、と途中で本を投げ出されてしまったので、こんな煙幕を張っているのです。もしかしたら、真面目に物事を考える人には向かないのかなあ。いや、勿論私も真面目な人間ですけどね(笑)。 つまりは、こんなよくわからないレビューになってしまうような本だ、という事です。それに☆5つの評価を与えてしまっているのは正直なんだかなー、と自分でも思わないでもないけど、面白かったんだからしょうがない(と自分を納得させる)。 細かい事とか堅い事とか気にせず、楽しみたい(もしくは呆れてみたい)という人にはオススメ(但し本当に楽しめるかは保証の限りではありませんが)。 | ||||
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確かに私は、「きつねのはなし」のレビューで、「細かいことは考えずに思いっきり書いてください。」と書きました。しかし、・・・。「新釈 走れメロス 他四篇」は、発想の豊かさに驚きの連続でした。しかし、・・・。これは、・・・。この本は、・・・。エッセイとはいえあんまりです。DEEPなファンしかついていけないでしょう。置き去りにされた感、大です。読む人によって大きく評価が分かれる本だと思います。どうやって作品を作っているのか、参考になるところもありました。ですが、残念ながら、竹林に分け入ることは、かないませんでした。 | ||||
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竹林。さやさやと、ざわざわと、海のような音に包まれる空間。 洛西では「竹林ではなく筍畑と呼べ!」と習い、子どもの乱入は厳しく禁止された聖なる空間であった。 そこに、降り立つ美女はいるのか!? 個人的に馴染み深い土地にて、お気に入りの作家が孟宗竹と妄想とに耽溺するエッセイっぽい文章。 純粋とエッセイと呼ぶのをためらうほど、小説のような色合いの強い文章だ。 力いっぱい阿呆なことを真面目にするところが楽しいのだが、『夜は短し歩けよ乙女』から『有頂天家族』にかけての小説を執筆している舞台裏の七転八倒もうかがえる。 作者の独特な文体と表現や内容の軽妙さが、むしろ小説よりも際立っており、文体のファンであり、作者のキャラのファンたる私には楽しかった。 | ||||
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虚実空想入り混じった随筆作品。 サラッと読めて、クスッと笑えて、サパッと面白い。 けど、森見登美彦による森見ファンのための一冊って感じかなぁ。 ただ、登美彦氏が竹林を切る!というお話。 切ろうとするが、持ち前のヘナチョコ魂を発揮してなかなか上手くいかなかったり。 詭弁を弄して竹林と美女を結び付けてみたり。 妄想を交えて竹林経営の未来を語ってみたり。 まぁ、そんな感じの本です。面白いですよ。 しかし、森見作品の入り口にはしないほうがいいかも。 森見ワールド未体験の方は、先に『太陽の塔』か『夜は短し歩けよ乙女』を読むことをオススメします。 | ||||
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エッセイだよね?これ・・・ といいつつ内容はほとんど妄想小説になりつつある。 確かにエッセイらしくもあるけれど、 本当に竹を刈り行っているのか机上の妄想なのか・・・・ その不思議加減が妙に心地よく感じられるのが不思議だ。 竹林に対する登美彦氏の想い。 常人には理解できかねるんですけど・・・。 事実と妄想と入り混じりながら 最後の大団円へとたどり着く。 この阿呆さ加減が森見さんの素晴らしいところだと 再確認しつつ読み終えた。 あ、誰にでも理解できるものではない。 だけど、面白い。 無益だけど楽しい文章 森見さんが語るように、まさしくそんな文章でした。 途中途中「ぷっ」と噴出すところもあり、 さすがは森見さん、 そう感じずにはいられない作品でした。 | ||||
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森見登美彦氏が友人と竹を刈る本です。といっても意味が分からないと思いますが、本当にそう言う本です。 読み進むにつれてだんだん竹だけで話を進めるのが難しくなってきて、 どうオチをつけたらいいのか収拾に困っているようなフンイキがたちこめてきます。 彼独特の語り口によるおもしろさは本作も健在なので、上記のような脱線ぷりをも含めて 笑おうという心構えで読む分にはオススメできます(作者は「無益だけど楽しい文章」と言っています)。 けっこうおもしろかったです。 | ||||
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