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美女と竹林
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美女と竹林の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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森見の小説を読んだって思える一冊でした。 本当に竹林を愛しているのか疑うけど面白いからよかった。 | ||||
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職場の同僚の実家が京都の桂で竹林を持っている、が、なかなか手入れができず荒れていると聞いた森見氏。元から竹が大好きだけれど「ただ好き好きと言うてるだけではただの竹林のオッカケにすぎない。もっと積極的に竹林とかかわっていこう!」と決心、枯れた竹の伐採と整備を申し出ます。 学校時代からの友人で弁護士をめざす明石氏や編集者諸君を巻き込んで竹を切りに行ってるんだか、近くのステーキハウスで肉をむさぼり食っているんだかわからない活動が始まります。 しかし体力がないのと慣れないのに加えて、締め切りに追われ忙しすぎてなんともならない。同僚のご両親はさぞかしいい加減な奴だと思っているだろうと気にしながらも、その頭の中では、竹林を増やし竹製品を開発する企業を興し、あげくは月に竹を植林して不毛の大地を緑にする宇宙的プロジェクトを立ち上げようと妄想、それが実現した場合、しなかった場合など、話がどんどんとっ散らかっていきます、笑。 もしかしてすべてはこの本を書くためだったのか?それとも本当に竹が好きすぎて実際に竹林の伐採を経験されたのか。だって桂の国道沿いのステーキハウスなんてやけに具体的で実在感満点だし。 他にも、あこがれの本上まなみさんに会うことができたものの、心の準備ができていなくてあがりっぱなしだった話、本が売れてもサイン会だインタビューだとやたら忙しくなっても実感がなく、ぼーっとしていたことなど、リアルと妄想がまじりあって、エッセイなのか創作なのかなんとも判別しがたい話になっています。この独特のユーモアは他の人には真似できませんね。 読書に何か具体的に得られるものを求める人まじめな人にはお勧めしません、笑。気楽にどんどん読めて楽しめました。 | ||||
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冗長でくだらない、いつもの森見なので安心して時間を消費できます。 | ||||
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エッセイなのか物語小説なのか、はたまた妄想なのか。 ジャンルとしてはエッセイなのでしょうが、「登美彦氏」と第三者視点から描かれるのが独特です。 竹林を取り巻く、竹林に巻かれるエピソード、なんともいえない視点から繰り出される竹林話、そして謎の竹林妄想群……と、ある意味では森見ワールドが展開されております。 読み終わった時、(どこまでが事実なんだ?)となるでしょう、でもまぁそんなことはあまり重要ではないかもしれません。 身近なようで身近じゃない竹林の神秘性のようなものと、森見登美彦の筆致から繰り出される愉快な小噺が合わさるとこうなるんだなあという本です。 肩の力を抜いて、(くだらないけどこういうのもいいな)と思いながら読むのがよいでしょう。 | ||||
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"いざ、理想の竹林実現へ向かって第一歩を踏み出すのだ。『二十一世紀は竹林の時代じゃき』登美彦氏は言った。『諸君、竹林の夜明けぜよ!』"2008年発刊の本書は独特な文体で知られる著者が愛する竹林の伐採からとめどなく妄想広がる不思議感覚的エッセイ。 個人的には、暑い夏が続く中、とりとめなく読書がしたいと思って、未読であった本書を手にとりました。 さて、そんな本書は『四畳半神話体系』や『夜は短し歩けよ乙女』といったアニメ化された作品でも知られる"京都作家"の著者が、これからの時代は多角的経営だ!目指せ竹林経営者!と子どもの時から惹かれている竹林伐採の機会ができた事をきっかけとして(伐採自体は進まないままに)妄想をひたすら拡げていくのですが。 良くも悪くも感覚的に書き始めては(行き詰まって)無理やりな大団円に毎回持ち込むも、独特の文体からあまり気にならない著者らしく、本書でも作家稼業でのエピソードや、親友の明石氏や担当編集との脱線しまくるやりとりが何とも良い味をだしています。 一方で、タイトルの回収には悩んだようで、途中から『美女と竹林は等価交換関係にある』と、こちらもかぐや姫から著者憧れの本上まなみ、そして番外編で鍵屋家の赤ちゃん(ちぃちゃん)とかなり強引にまとめているのですが。ゆるゆるでも、筋肉作家『マッスル・トミー』やMBC(モリミ・バンブー・カンパニー)が実現しなくても。だがそれで良し!『登美彦さん。そのまま君の道をひた走れ』とエールを送りたくなります。 著者ファンはもちろん、殺人的な暑さや殺伐とした毎日に疲れた誰かに。清涼剤的にオススメ。 | ||||
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楽しく読ませて頂きました 大変満足しています(o^^o) | ||||
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電車内で最初の1ページ半を読み吹き出してしまいました。 他の方のレビューにもありましたが、所々で猛烈に笑わせくる小説です。 森見さんのインテリ偏屈文が好きな方なら楽しめる小説だと思います。 | ||||
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忙しかったころ、読んで癒されていました。なんで自分はこんなにあせっているんだろう、と気付かせてくれました。 | ||||
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エッセイなので軽く読める。森見登美彦先生の妄想全開。私は好きな内容でした。 森見登美彦先生の作品全般に言えることですが、京都に住んでいたり、京都の大学に通っていたことがある人はより楽しめると思う。 | ||||
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モリミ作品は私には難解で読むのに時間をかけてしまうんだけど、 これはさくさく読めました。 エッセイのようで、フィクションなのかな。すごく面白かった。 | ||||
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あまり小説を読み返すということはしないけれどこれはたまに読み返したくなるタイプの作品だと思う 太陽の塔と四畳半の次に好き | ||||
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現実世界と妄想世界を、森見節が華麗に繋いでいます。森見さんの本は全て読みましたが、この本はお気に入りの1つです。どの章も声を出して笑ってしまうので電車で読むのは危険。竹林に行きたくなる一冊です。 | ||||
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妄想と現実が混雑し、当初の目的が森見氏ですら分からなくなる迷走エッセイ。物語は桂の竹林を飛び出し宇宙まで広がる。その一方ではタケノコのように増える森見氏の締切との格闘が机上で繰り広げられている。「森見ワールド」と呼ばれる独特の世界観が生まれる源流に迫るファン必読の一冊。 | ||||
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まず始めにいっておきます、こちらは小説ではございません。 森見さんの妄想がつらつらと続いていく。しょっぱい現実に反して、夢を見すぎてる、そんな森見先生の生活を覗けます。 小説みたいに上手いこと、現実はいきません。なにも起きない日々だって続きます。 そんなときに森見先生は正直にこの本になにも起きない日々が続いてる、ってかいちゃいます。 正直すぎます。途中、あまりにもなにもなすぎる!竹林はどうした!美女は!?ってなります。でもそれも森見先生の思うツボなのです。 うう~ん、情けないけど芯の通った夢みがちな森見先生のだらだらさを味わいたい!あのワールドの根源にいる森見先生というへっぽこ妖怪について知りたい! そんな人向け。 小説のようなドラマチックな展開を期待しちゃダメだよ(笑) | ||||
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くだらないとみなさんおっしゃいますが、そこがいいところです!そうなのです! | ||||
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期待をしすぎてはいけない。森見氏の日常と、小説になり得なかった妄想とを一緒くたにして煮込んだような、まかないとでも言うべき代物である。 森見節は健在である。氏は他に優れた小説をいくつも残しているにもかかわらず、わざわざこの随筆を手に取ろうという輩は、馬鹿か、熱烈な森見ファンか、もしくは馬鹿で熱烈な森見ファンであろうから、それなりに楽しめるはずである。しかし期待をしすぎてはいけない。 つまらないというわけではない。むしろオモチロイと言っても過言ではないのだが、そのたぐいまれなるくだらなさをして脳味噌を腐らしめぬよう留意されたし。 | ||||
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森見登美彦氏の、竹の枝のようにワサワサと生い茂った妄想力が、まさに竹のごとくすごい生長しちゃったら収集つかなくなっちゃったという具合の小説風エッセイ集。 くだらなさすぎて面白いです。 | ||||
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森見登美彦のエッセイ。タイトルを読んで「どうせ美女なんて出てこないんだろwwwww」と思い,前半半分読み終わったところで案の定だわざまぁって言ってたら突然登場してびびったでござるの巻。 エッセイではあるが,いつもの森見登美彦節はなんら変わらず健在である。一応,竹林の伐採を職場の同僚から請け負い,そこから話が展開していくはずだったのだが,実際のところ森見自身の多忙によりまるで竹林の伐採を行なっておらず,自然話も弁明中心になり,挙句の果てにはどんどん全く関係のない話にそれていき,(まるでイカ娘の侵略のごとき)適当極まりない扱いを受けるのが本作の竹林伐採の扱いである。伐採を除いた竹林自体の話はそれよりは話題に上るが,ここはまあそれなりにエッセイになっている。美女のほうは一瞬出てくるが,あとはまあ関係ない。取ってつけたように「美女と竹林は等価交換」とかいつもの調子で吹いているが,まあ平常営業である。 というように,基本的には竹林伐採に出かける余裕がないことに対する弁明からつながる妄想トークで,「それならお前,エッセイじゃなくても普段の小説と変わらんじゃないかい!」というツッコミが入ることは間違いない。「もしも、同作家の別の小説を知らずに最初にコレを手にしてしまったら、大変危険」ということを書いている書評があったが,全力で同意しておく。文章中で自ら『四畳半神話大系』のパロディをしているように,あらかじめ森見登美彦がどういった文章を書くかを知っている人向けのエッセイである。でなければ,どこまでがマジでどこからがギャグなのか判別がつくまい。 ……しかし,多分本当は本当に,妄想エッセイにする予定はなくて,ちゃんと竹林伐採記をやりたかったんだろうなぁ。ちゃんと締切を守っている以上,本当はこの人スケジュール管理がしっかり出来てしまうんだろうけど,お人好しに仕事を請け負ううちに溜まっていって「この状況はそれはそれでおいしい」などと考えているうちに,半ば確信犯的にこういうエッセイになっていっただろうことは容易に想像できる。なお,80〜81ページの説明は,ある種の大学生の精神の描写としてこの上なく適切であるので必読である。これは,彼の小説読解にも役に立つだろう。 いやあ,いいよね竹林。私も大好きですよ。俺も週末遁世を流行させて,隣の庵のイケてる乙女と「世の捨て方」について議論したいわー。んで,かぐや姫発見したら結婚するわー。 | ||||
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巧みな文章で、ちょっと期待して読んで、実は底が浅かった っていうのはよくある話。だがしかし、 巧みな文章で、その底が底抜けに何もなかった っていうのは珍しいのでは? 文章が上手いので、読んでいて嫌な気分にはなりません で、中身がないので(すみません)非常に後味がいい 底抜けの文章を描けるっていうのも、一種の卓越した才能だとおもいました 両極端なものはそれだけ技量がいるってことなんでしょう 物語でそういうのはちらちら見るけれど、エッセイ調では稀有ではないでしょうか つまらないテレビを見るよりも、よほどおもしろいと思うのですが 時間がゆるやかな秋冬にオススメです | ||||
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エッセイなのか、妄想なのか、作品なのか、良く分からない作品です。 筆者がデビューから数年間、どんな活動をしていたか、側面的に分かるエッセイで、面白く読ませて貰いました。 ただ、作風どおり、「くどい」「訳が分からん」といったきらいが有り、好きな人以外は「大嫌い」で本を捨ててしまいたくなる衝動に駆られるかもしれません。森見ファン以外の方にはお勧めしません。 | ||||
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