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月魚
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月魚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 21~40 2/4ページ
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古本という世界に結びつけられた瀬名垣と真志喜。 二人の名前をみて、沖縄の人?と思ってしまった。 瀬名垣は せどりやの息子。古本屋より格下。 それが、才能があって、幻の獄記を見つける。 本田真志喜は、老舗 無窮堂の3代目。 おじいさんの本田翁は、孫である 真志喜の才能を大切にしていた。 所在ないのは 父親。 幻の獄記を せどりやの息子に見つけられて、 父親は 姿を消してしまった。 そのことが、真志喜と瀬名垣に 妙なこだわりが 生まれた。その傷が回復されいく物語。 瀬名垣と真志喜には、甘い感情が漂っている。 その描き方が、まだ一線を越えない戸惑いが なんとも言えないほどの魅惑として描く。 古本を評価するということは、その見識の深さ と情報の取得とニンゲンのつながりになる。 古本の鑑定に出向いた 瀬名垣、真志喜は、 そこで 黄塵庵の主 真志喜の父親に出会うことで、 父親のもつ器量の狭さを理解する。 変なこだわり、狭い料簡、父親としての愛情の欠如。 真志喜は 何かが吹っ切れることで、 無窮堂にある池に 伝説的に言われていた 魚が 月に向かって 飛び跳ねることで、 色彩があざやかに見えた。 関連する短編が、真志喜と瀬名垣の若い関係が浮き彫りになる。 狭い世界でのこだわりを 大切にしながら 生きていくことの重みが 感じられる。 | ||||
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男の友情…?ボーイズラブ…?あやうい描写にちょっとぞくぞくするところも、古本屋業界事情が見えてきたりしたりするのもズンズン読み進む理由だったのかな。親子の関係だったり、幼馴染みとの友情だったり、三浦さんの本っていろんなテーマを「少し見せ」してくるところが飽きさせません。 | ||||
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BL好きにはたまりません。 なんとなくですが、天国旅行の一番最後の話を広げたような感じがしました。私だけかもしれませんが。。 しをんさん、もっとBLものを描いて下さい! | ||||
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BLと言われようが文体カッコつけすぎと言われようが、私的に本を愛する気持ちが伝わってくる本はいい本。 もどかしい部分があったが、ひとの心を繊細に描く、そんなしをんさんの文体・ストーリー展開が好き。 | ||||
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以前、彼女の短編集を読んだときにもボーイズラブ要素のある物語がありました。 この作品は腐女子からしたら少し物足りないような気がしますが、BL小説ではないので三浦しをんの描く世界観を楽しむべきだと思いました。 腐女子だという作者が描くボーイズラブ要素のあるこの作品、読んでいてすごくドキドキしました。 | ||||
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前から気になっていた作家さんだったので新規開拓のつもりで購入。評判がよくほどよい長さだったため本作を手に取りましたが、うーんいわゆる雰囲気を楽しむ小説なのでしょうか。率直に言うと失敗したなと思いました。 男同士の感情の触れ合い?みたいなものが古書と絡めて繊細なタッチで描かれていますが、これが友情とも愛情ともつかないやたら湿っぽいやり取りなためとても感情移入しにくい。 友情なら友情でもいいし愛情なら愛情でもいいんです。いいんですが、致命的なのはなぜそこまでお互い相手に入れ込んでいるのか納得できるエピソードがないところ。もう少し説得力ある肉付けをされていれば共感できたのかも。 ストーリーは平坦で単調。予想外の展開なんてものはなく、登場人物が勝手に盛り上がって話が進んでいくので読んでいて置いてかれたような気持ちになることも少なくない。 文章も純文学系というのでしょうか。情景描写や場の雰囲気などに力を入れて書かれているのはわかるのですが、これがくどくて読みにくかった。 とにかく合わない作風でした。物語自体の面白さやエンタメ性より作中に流れる空気感に浸りたい方にはおすすめ。あとBL的な雰囲気が苦手な人は避けた方がいいです。ほんとに。 | ||||
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三浦しをんワールド全開の本です。 単なるホーイズラブではありません。美しい美しすぎる情景が浮かびます | ||||
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エッセイのつまらなさを払拭する筆力 男同士の関係性を書くと他では太刀打ちできない魅力を放つ 凄い。 | ||||
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古本屋の青年2人が主役の珍しい物語。 若い頃の出来事が原因で父と別れてしまった真志喜。 別れさせる原因を作ってしまった瀬奈垣。 ある街での査定で思いがけない再会を果たす父と子。 今まで色々と三浦しをんさんの作品を読んできたが、 個人的にその中で一番好きかもしれない。 確かにこの本はボーイズラブの要素は少なからずあるが それは生々しいものではなく、 ちょっとした仕草に表れているぐらいで そこまで気にならない。 逆によく言えば2人のクロースな関係が この作品を面白たらしめていると感じた。 | ||||
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読者感想に BL の単語が並ぶ たしかに便利な表現だ いやらしさや耽美の空気が薄れ 色白の美少年がすっとあぶりだされ 妖しさをとっつきやすさに変える 女性たちに認めてもらおうと 欠点を美化するように使われる語に わたしとしては少し違和感とずるさを感じる 若き古書屋の生業 繊細な心配り 引きずる古傷とのにらみ合い 家族を、友を思う苦しい息遣い 短編のなかに詰め込まれた 現実からほんの一歩踏み違えた異空間 ありそうで、思い出せそうで でもどこか拒絶される世界に 巧みなしをんの筆がわたしを引きずり込む それらだけを伝えるのでない そっとちりばめた、彼らの「愛」の道標に はじめは自分の認識違いかと疑ったが 徐々にあからさまになる その警告ともとれるサインには 物語の装飾でなく 強いメッセージを感じ得ないが 「多田便利軒」にも通じる 超友情、寄りかかるものの信頼と受け止める心広さが どろどろになることなく 爽やかな満足感をもたらした | ||||
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BL的要素を真面目に取り入れた、しをんならではの作品と言えるのではないでしょうか。 完成された作品はエンターテイメント小説。『まほろ駅前』シリーズのように映像化しても楽しめると思います。 | ||||
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瀬名垣と真志喜が自分の罪に苦しむってところは別にいいんですけど…。 BL要素が頂けませんでした。 男同士の主人公なのに、真志喜が瀬名垣に名前を呼ばれて頬を赤らめたり瀬名垣が真志喜の髪の毛や唇に触ったり、抱き締めたりするところは正直うわぁっ…て感じでドン引きしました。 私はBLが好きではないし寧ろすごく嫌いな方なので、度々出てくるBL要素にすごくうんざりしました。 まぁBL要素が気にならない、好きって人なら読んでも別に大丈夫だと思いますがね…。 | ||||
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著者の作品ですきな作品となった。代表作でもあるが、ところどころにある光る文がとても印象的 | ||||
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古本屋の息子と友人の関係と父との葛藤 人間模様を描かせると三浦しをんは最高です。 | ||||
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今まで堅苦しそうとなんとなく敬遠していた三浦しをんさん。 「きみはポラリス」で色んな作風がある作家さんなんだなというのと、 なんて素敵なんだろうと思ったのですが、 これは何というか……描写が不必要にくどいように思えました……。 BL要素は別にいいんですが、 そういう話ではないのに、そこの描写を細かく書かれるのも読んでてめんどくさい。 主人公の二人の名前も最後まで馴染みにくいし。 ほとんどが思わせぶりな過去の描写と、 それにああだこうだと自己憐憫に浸るばかりで、 私は俗物的な人間なので、いちいち「何なの?」となりました。 ただ一話目の後半は盛り上がりました。 どういう結末になるんだろうとそこでようやくページを繰るのが楽しくなりました。 ビブリア古書堂はここからパクったんじゃないのかと思いながら読んでました。 本に関しても、古本業界に関しても知識の深さが全然違いますけど。 巻末におまけのように載っている二話は本当におまけのような内容で、 読んでてさらにしんどくなりました。 「これから三浦しをんを読んでいこう!」と思ってただけに、いきなり出鼻をくじかれました。 | ||||
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不思議な気持ちで読み進み、心が穏やかなまま読み終えた気がする。 | ||||
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とても情景が綺麗で、読んでいて時間を忘れました。。ただ、話に深みがあるわけではないので、眠れない夜に読む本として丁度良いかと思います。 | ||||
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まほろ駅前~を読んでファンになりました。独特の世界観に理解に苦しむものもありますが、おもしろいです | ||||
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出た,伝家の宝刀(?)BL! タコ焼き食べながら冷静にBLマンガを読んでしまうらしい しをんちゃん まほろなどの作品でも男同士の友情が羨ましいまでに濃い しをんちゃん そんな彼女による,BL臭漂う,どころか,満ちている,と言っても過言ではない作品かと。 しかし後の作品に比べて 文章をただ目で追っているだけでは ・人物たちの性格がすっと入ってこなかったり ・その場の情景がパッを目にうかばなかったり 正直文章そのものは後の「読むのが楽しい文体」への進化途中, という感じでしょうか。 ただ,後の作品でも感じられる どことなくロマンチックな風景描写はこの本にも見られますし 登場人物たちの魅力の強さは後の作品に負けてません! 本当に一人一人が愛おしい。 月魚の壊れそうに繊細で澄みきった世界や しをんちゃん作品にはお馴染み 「身近にいたら楽しいだろうな,と思わせる魅力的な人物」 それらを楽しむには文句なし!の1冊です。 | ||||
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久々に危ういBLの世界を堪能しました。狭くて閉じられた、美しい世界。現実にはないだろうなと思いつつ、想像を止められませんでした。思い出しては本を手にとって、他を寄せ付けない独特の世界に浸っています。日常を忘れたい方、必読です。 | ||||
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