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月魚
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月魚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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しをんさん、、初めて読んだが、、、辛い物語やなー ここまで すなや、、、 高村薫はんが、講演会で何年か前言ってた事が、、、立証された。。。 | ||||
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古書屋を営む真志喜と瀬名垣の青年同士の交流というか、明らかにボーイズラブなのだが、作者が控えめな表現をするので、関係性がどこまでいっているのか、読者に想像が任されている。 真志喜の父は行方をくらましており、その行為が自分には意味不明だった。真志喜と瀬名垣のそれぞれの父との関係は書かれるが、母との関係は書かれないのはなぜだろう? 真志喜の父との不意の再会および競争が物語の核になっているが、真志喜の父は二匹の犬の名前を知らないわけであり、勝敗は予想通りであり、やはり、作者は主人公の真志喜と瀬名垣の男性同士の(多分)カップルに甘い。 古書業界のことが少しわかったが、感動したとか、胸を打たれたという物語でもない。SEXなしのやおい系文学という感じとしか表現しようがない。 | ||||
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古書店の主人公の青年とのその幼馴染みを中心とした小説。罪を背負ったというからちょっと暗い面もあるが、全体としてはそんな感じもない。高校時代の思い出に戻るシーンが最後のほうに出てきますが、始めのほうは興味深く読めたが、後のほうは微妙な青春小説みたいになっていた。 | ||||
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とても情景が綺麗で、読んでいて時間を忘れました。。ただ、話に深みがあるわけではないので、眠れない夜に読む本として丁度良いかと思います。 | ||||
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出た,伝家の宝刀(?)BL! タコ焼き食べながら冷静にBLマンガを読んでしまうらしい しをんちゃん まほろなどの作品でも男同士の友情が羨ましいまでに濃い しをんちゃん そんな彼女による,BL臭漂う,どころか,満ちている,と言っても過言ではない作品かと。 しかし後の作品に比べて 文章をただ目で追っているだけでは ・人物たちの性格がすっと入ってこなかったり ・その場の情景がパッを目にうかばなかったり 正直文章そのものは後の「読むのが楽しい文体」への進化途中, という感じでしょうか。 ただ,後の作品でも感じられる どことなくロマンチックな風景描写はこの本にも見られますし 登場人物たちの魅力の強さは後の作品に負けてません! 本当に一人一人が愛おしい。 月魚の壊れそうに繊細で澄みきった世界や しをんちゃん作品にはお馴染み 「身近にいたら楽しいだろうな,と思わせる魅力的な人物」 それらを楽しむには文句なし!の1冊です。 | ||||
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『月魚』という題名がぴったりの小説。 深海を流れるような、とにかく暗闇をぼんやり月明かりが照らしている静かで冷たくて、でも暖かい感じ。 文章にこだわりを持っているのか、前半はなんとなく読み辛いというか物語に集中できない。ダラダラしてる。 あと、科白がいちいち古くさいというか、あえてBL臭さを狙ってきている感じがして、それが最後までいただけなかった。 ところどころにハッとさせられるような表現がある分、惜しいなと思った。 あとは個人的な意見だが、書き下ろしの『名前のないもの』は無いほうが良かった。 まああれは作者が遊びで書いたんだろうけど。 あと、あさのあつこのあとがき。正直うんざりした。 そういう感想はブログにでも書けば?って思います。 この小説の嫌な部分を寄せ集めたようなあとがきで、私は読んでがっかりした。あさのあつこの作品は読んだことないけど。 | ||||
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まず…あの冒頭はないでしょ。 「姑獲鳥の夏」のパロディかと思った。 「まほろ…」同様に、物語に集中できるのは後半から。 そして「まほろ」より登場人物に個性がないので、本当につらい。 真志喜のありふれすぎたキャラ設定。夏・蝉・標本…これまた良くある狂気的なノスタルジア。 特に気になったのが、瀬名垣の個性について。 「明るく才能があり人好きされる」とそう何度も説明せんでも、作中にエピソードも散りばめているんだから良いんじゃありませんか? 生きている感じがしたのは、真志喜の父親くらいかな。 葛藤しているのに、主人公二人は人形のようだった。 ボーイズラブに持ち込もうとする気配も苦手。 ただまあ、ボーイズラブが好きで、人形のような少年(と言うか青年だけど)がノスタルジックな舞台で動き回るのが好み。 って言う人は、単純に面白いと思います。 私個人としては「水に沈んだ私の村」の方がずっと面白かった。 イチ教師の、凡人さゆえの醜さが、若々しい生徒達と良い風に対比されていて。 あと… 本編ではないので、難癖つけるのもどうかと思いますが。 ライトノベル級のあとがきは、やらない方が懸命では? あまりの腐女子ノリに、さわやかな読後感を見事に蹴散らされました。 | ||||
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ここ何作か三浦さんの本を読んでますが、 これを読み終わって、ようやくこの方はストーリーテラーではないとわかりました。 雰囲気で読ませてくれる人だったんだと。でも面白かったです。 古書店業界のことを知らなかったので、そのへんの興味もあり、ぐいぐいと引き込まれて読みました。 ただ、残念だったのは、読んでて主要な登場人物が、 三浦さんの既読の小説の主人公達に似ていたということでした。 あまり沢山のパターンはないのかもしれないな、と思いました。 加えて、主人公のもっている悩みが、それほどたいそうなものに思えなかったのと、 父親との対峙のシーンが、ありきたりだなあと思ったことでした。少し浅いかとも思いました。 父親の人格がステレオタイプではなく、もっと血肉のかよった人間だと深く掘り下げられたら、 主人公の父親に対する思いも、もっと複雑な感情を文中に滲ませられたら、 これはすごい話になったんじゃないかと思いました。 これまで読んだ話と比べて、これは随分と話のポイントが明確に絞り込まれていたので、 読みやすかったです。ただ…短編2作はいらなかったと思います。ありきたりですし。 ★四つかと思いましたが、短編がいただけなかったので三つで。 あと、私はBLに抵抗がないですが、二人の関係を臭わせるではなく、 どちらかにはっきりさせた方が、変なもやもやはなくなるかと思いました。 もやもやも計算かもしれませんが、このストーリーに関してはいらないと個人的に思います。 どなたかがレビューにも書かれていましたが、主人公が動いているのが想像できないと いうのは、今回は気になりませんでした。 雰囲気で話を進められているので、動いている人を意識してないのかなとも思いました。 そして読んでいる人間が理解するのに時間がかかるものの例えはやっぱりいただけないです。 文章は流れだと思うので、へんにこねられたもので寸断されたくないです。 新しい話から古い話にさかのぼって読んでいるので(過去のそのへんの印象は忘れました) 新しい話はそうでもないのかもしれません。 | ||||
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ものすごく器用で様々な居場所を持っている作家だと思う。 このお話はそのいい面と悪い面が出たようだ。 映像的な美しい文章でつづられるお話は現代からトリップして大正時代を思わせる。今市子がマンガで作る世界に近い。 シチュエーションは面白い。古本の世界を上手く取り入れているし、古本を買い付けに行く先での未亡人とのやり取りも悪くない。 しかしながら、しっかりと締め切らずに終わっている印象がある。 シチュエーションではじまりシチュエーションで終わる。 これでは物語の構成が弱い。のど元に突きつけるものがかけているようでならない。これではついに人間になれなかった人たちの話のようでとても残念だ。 さらっと読めて面白いのは確かだ。 だが、何かから逃げているような作品でもある。真っ向から書くと、もっと優れた作品になったと思う。 | ||||
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古書を巡る因果関係のお話。 これを読んで新鮮さが感じられなかった。 前に月と星の物語「ピンポン」を読んでいたからだ。 話は全然違うが、瀬名垣と真志喜像がどうしてもぺコとスマイルにカブルからだ。 ただし、瀬名垣が真志喜の体に触れるようなことは、ぺコにはないが・・・。男が描く青春ものは、共感できるが、なんか女性が描く男の青春ものは胡散臭く感じてしまう。 しかし、文章が解りやすく、一気に読めたのは事実。 ストーリーの流れもさほど違和感がなくスラスラ読めたのは、この作家の手腕が素晴らしいのを物語っている。 | ||||
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