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(短編集)
サーチライトと誘蛾灯
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サーチライトと誘蛾灯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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単行本や文庫と同じ内容のKindle版かと思い、110円?何故こんなに安い?と思いながら購入してみたところ、どうやらこちらは受賞作一話のみのKindle版ですね!一冊丸々の内容のは別にあるので、私みたいに勘違いする方もいるかも?ご注意ください。 | ||||
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創元推理文庫から一冊分がKindleとして普通に売っているのに、うっかり一話を買ってしまった。どうしてわざわざこんな訳の分からない売り方するんだ? | ||||
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読みやすくテンポも良い。軽妙なミステリーに脱帽 。楽しめました。 | ||||
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52%ほど読み終わってギブアップ。泡坂妻夫の劣化版みたいな感じなので読むのがただ苦痛である。 | ||||
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●始めから主人公が登場するのではなく、各章ごとに名脇役(その章では主役)が前振りをするパターンです。で、本当の主人公が主役のオーラを感じさせずにおもむろに登場。ズッコケながらしゃべくり漫才がスタートです。 残酷な殺人シーンも緊張感あふれるシーンもないので、ライトなミステリーとして楽しめます。通勤途中にでも読める手軽で気楽なコンビニミステリーです。ユニークな雰囲気で良かったですよ。 | ||||
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表題作で探偵役のえり沢にカラむボランティア監視員吉森の 往年のハリウッド映画 『夜の大捜査線 In the Heat of the Night』'67の ロッド・スタイガーばりの頑迷な対応が引っ掛かった。 イマドキ現実にこんなことしてたら絶対クレームだ! またそれに対するえり沢自身のリアクションも些か"コミュ障"気味? 推理の進展を阻害してるみたいな感じだったので 収録作全編こうだったらちょっとツラいな? と思って読み進めたら、回を追うごとに改善の傾向が見られ、 そのスキルアップの過程が、読ませドコロだったのか? とも思えた。 | ||||
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続編の『蟬かえる』を読む為に購入。 評判にたがわず満足度の高い良質な短編集だった。昆虫好きの青年エリサワのキャラクターがとぼけていていい味をだしている。中でも『火事と標本』と『アドベントの繭』の二つが好みだった。 | ||||
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たぶん定職もないのに、えりさわ君が一生懸命虫の研究をする様や、ときどき自嘲ぎみな冗談いっても努めて明るく振る舞おうとしている様がけなげでかわいい。(ほんとに世俗的なことに興味ない部分もあるだろうけど。) えりさわ君の周りにはいろいろ事件も起こるし、虫関係の仕事なんてよっぽど狭き門でたいへんだろうけど、くさらず頑張ってほしい。 | ||||
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楽しかったです、あのような結末になるとわ。 | ||||
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ミステリーとしては弱いですが ちょっと怒りっぽいおじいちゃんと,虫好きな変な青年とのやり取りが面白いですね もう少し昆虫のうんちくが真相解明につながるとかそういう要素もあるとよかったですね シリーズ化してほしいです | ||||
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ミステリーとしては弱いですが ちょっとおボケの入ったおじいさんと,それ以上にぼけてつかみどころのない昆虫マニアのキャラが面白いです | ||||
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五編ともそれぞれイイんです。特に表題作はシンプルな謎解きでそれこそシンプルイズベスト。火事と標本は関係者の昔話を聞くという、安楽椅子探偵物ですが、哀しく切ない内容です。作者が気になって、ミステリーズのバックナンバーを購入しエリサワ君が登場しない追憶の轍を読みましたが、期待通りでした。 | ||||
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それぞれの事件でなんとなく探偵役になってしまう昆虫大好きの魞沢がとぼけた味わいでなかなか好感が持てる。さりげなく事件の真相を見抜いてしまうところが面白い。ぼんやりしているようでちゃんと見るべきことを見ている。事件自体は、それぞれお互いにつながりはない。ちょっと設定が自然じゃないところもあるけど、まあよしとしよう。次作に期待できる。 | ||||
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米澤穂信先生の作品のファンの私。 米澤先生がTwitterでお褒めになられていたのを目にして、読んでみました。(デビューの際の審査員だったそうです) 結論。とても、好きな本です。 もう何度読み返したでしょうか。 依頼されるわけでも、仕事でもない。 でも、人の小さな機微に気付いて物語の真相へと近づく。 これは主人公の優しさからなんだろうなと感じられます。 米澤作品でいうと「氷菓」シリーズの折木奉太郎のような。性格は全然違いますが、どちらも優しく、人の気持ちを理解せずに次に進むことをよしとしない性質からいつも謎解きがはじまっていく。そんな気がします。 とはいえ今作の探偵役、セリ沢さんについて理解しようとする人は出てきませんので、勝手な私の感想です。 なんかちょこまかと動き回ってうっとおしがられがちな性格でしょうが、(この辺りがレビューを見る限り、好き嫌い分かれる一因のような……)根は優しい。セリ沢は他人の気持ちに寄り添おうとした結果、解決していく。 それに気付いた時から愛おしく思えてきました。 でもそばにいたらちょっと嫌かな。なんて。 彼に謎解きのパートナーがいないのも頷ける。けど、憎めない。 シリーズ化されて続編が出ているので読者として追いかけたいと思っています。 後書きのエピソードがグッときました。 自分がもし、好きな作家さんと出会えたらと思うとよだれが垂れそうなほど羨ましいエピソードです。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 泡坂妻夫さんは未読のため,「意識した」と自他とも評する部分はわかりませんが, 主人公ではない人物で話を動かし,当人はあとからその流れに混ざってくる編が多く, 自分が知っている中では,倉知淳さんの『猫丸先輩シリーズ』が近いように感じました. ただ,とぼけたやり取りが多いのも同じくで,そこも自信があった点だそうですが, 残念ながら好みとは合わなかったのか,反対に不愉快,苛立たされることがたびたび. その雰囲気も後半には消え,『とぼけた切れ者』との文句はいささか期待はずれでした. 『昆虫オタク』にしても,気になる話はありましたが,オタクというほどとは思えず, キャラクタ性はおろか,その存在自体の印象が乏しく,こちらも物足りなさが残ります. また,昆虫もそれが事件のカギを握るのではなく,事件や関係者らの心情や背景を, 語られる知識や話題に絡めつつ,最後に『きれいにまとめる』ための役割でしかなく, ミステリとしては面白かったものの,昆虫を使う必要性はあまり感じられませんでした. | ||||
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ミステリーズ!新人賞の作品を雑誌で読んでからずっと気になっていました。 エリ沢が掴みどころがないような、キャラがたっているような、なんとも絶妙。 他のキャラクターも生き生きとして頭の中で動きます。 会話が軽快だから? どの作品も結末にうなりましたが、私は「火事と標本」にしびれました。 この作者の次の作品が楽しみです! | ||||
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櫻田さんの名前はデイリーポータルZのライターとして知っていたので、初の単著が出たと聞いてすぐに購入しました。亜愛一郎風の軽妙なやりとりはもちろん、真相に行き着くまでの道筋も無理なく意外で、短篇ミステリーとしてのレベルも十分。冒頭の受賞作から、後に行くほど面白さが増していく気がする。次作が楽しみ。あとがきもいい。 | ||||
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第十回ミステリーズ!新人賞の受賞作を含む、著者初単行本となる短編集全五編収録。 レギュラーキャラクターは空気読まないような読んでいるような、昆虫マニアのオトボケ青年(三十代半ば)エリ沢(環境依存文字)くんただ一人。昆虫を追いかけてどこにでも現れる彼は、もしかして犯罪探知機なのか不幸を引き寄せる死神体質なのか、あちらこちらで怪事件に遭遇することになるのであります。まー、素人探偵シリーズのお約束ですわ。 オトボケなタッチにシンプルなプロット、詩情あふれる描写の三点セットで描かれる五つのエピソードはいずれも昆虫モチーフという縛りつき、短いもので30ページ強、長いものでも50ページ弱というあっさりボリュームなので、軽やかにテンポよく、よどみなくストーリーが進み、ミステリーとしては薄味で、収録作で出来にばらつきがあるものの、読書の時間を心地よく楽しませてもらえます。ただ、何気ない日常の矛盾から犯罪の存在が発覚したり、犯罪を引き起こしてしまう結果になったり、どれも死体がつきもののお話なのでその点は御注意を。 収録作中のベストは「ホバリング・バタフライ」。また、『ベスト本格ミステリ2015』収録の「緑の女」という短編もエリ沢くんが探偵として顔を出しておりまして、本書に収録されなかったのは昆虫縛りから外れたせい? ということは次回は海生動物縛りで一冊作るの? そして、他の何にもまして素敵だったのは著者自身によるあとがき。読書好きの人間にとっては夢のようなお話でして、著者が羨ましいやら妬ましいやら。 | ||||
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オールタイムベスト10の中に「亜愛一郎の狼狽」を入れている私にとってその名まえが出てきたからには、衝動買いでございます。 もちろん本家には比ぶるべきもないが、泡坂ファンならあとがきを読むだけで涙するのでありました。 あらためて今は無き幻影城から出版された単行本「亜愛一郎の狼狽」を手にした衝撃を思い出します(蛇足ですが、現在の文庫本版には挿絵が入ってないので面白さ半減します)。 さて本書に話をもどし、探偵役のエリサワのキャラクター造形をもう少しくっきりしてほしいなと思います。 それでも今後が楽しみです。 星は★★★1/2でオススメです。 もちろん亜愛一郎にまだ出会ってない方は、速攻で購入すべし。 | ||||
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刑事トトリを彷彿とさせる空気が読めない昆虫オタクの変わり者エリ沢が、殺人事件発生前後に偶然周辺に居合わせ、意外にも鋭い洞察力で事件解決の糸口を見つけます。 話の中盤以降事件はネタバレしますし、勘のいい読者であれば何となく事件の結末は予想できますので、エリ沢の視点に立ち、彼が如何に事件の真相を見抜くのかを推理しながら読むのが一番面白いかもしれません。 主人公のエリ沢は敬愛する泡坂妻夫の亜愛一郎を意識した、とあとがきで作者が語っていましたが、その作品を全く知りませんでしたので後日読んでみたいと思います。 | ||||
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