■スポンサードリンク
魔界転生
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
魔界転生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 41~60 3/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
年を取るとハッピーエンドの方が良いです 主人公が死なないのでバッドエンドではないですが・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
そして、とにかく十兵衛が格好良いです。 なかなかの長編ですが、どうぞ読んでみてください。 お薦めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ずっと以前、子供の頃、映画で観て面白かった のを思い出して原作をと... 思った通り、面白いです。 きっと下巻はもっと面白くなると思う。 楽しみだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
忍術によって転生した天草四郎時貞や宮本武蔵ら最強の剣客軍団と柳生十兵衛が戦う山田風太郎の一大剣劇。 最近、せがわまさきにより漫画化がされて話題の「魔界転生」 十兵衛と伝説の剣客達の鬼気迫る戦いだけでも楽しい。しかしそこに大小様々な策略が入り乱れる。強さでは劣る柳生十人衆も命懸けの活躍を見せる。 歴史上の大剣客達の圧倒的な緊迫感。ほぼ一瞬でかたがつく。その時はぐっと本の中に引き込まれている。少年ジャンプの格闘なんかは何週に渡って引っ張ったりするが、本来、戦いとはこう描くべきだと思う。せがわまさきは漫画でそれを忠実に再現してるからすごい。 楽しくないわけがない。絶対引き込まれる名作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
極道兵器読んで、この方の絵が好きになりました。 ちょっとグロめなものの、目を覆うようなものはなく、むしろカッコイイ!! 時代劇アクション好きな人なら楽しめそうです。 私は原作を読んだ事がないんですが、ああいうラストなんでしょうか? 永遠に続くっ・・!!てな感じで、いやいやその先が読みたいんだけど・・・ってちょっと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
取り敢えず隻眼という致命的弱点を持つにも拘らず最強という十兵衛の性格が鼻につきます。女に優しいという点が特に。そして肉親を殺されたからその敵を討つなどとほざいている女三人、お縫、おひろ、お雛とこいつらよりも弱い、柳生十人衆の存在も鬱陶しいです。結局、そんな連中にいいように嬲られる『魔物』に転生した筈の武芸者達があんまりにも弱く、読んでいてムカつきます。まだ、上巻だけなのですが、その後のパターンが予想出来てしまい、げんなりしてしまいました。一体、何、この糞みたいな小説は…。良いのはプロローグだけで、十兵衛が登場してからの展開、緊迫感まるで無し。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
取り敢えず隻眼という致命的弱点を持つにも拘らず最強という十兵衛の性格が鼻につきます。女に優しいという点が特に。そして肉親を殺されたからその敵を討つなどとほざいている女三人、お縫、おひろ、お雛とこいつらよりも弱い、柳生十人衆の存在も鬱陶しいです。結局、そんな連中にいいように嬲られる『魔物』に転生した筈の武芸者達があんまりにも弱く、読んでいてムカつきます。まだ、上巻だけなのですが、その後のパターンが予想出来てしまい、げんなりしてしまいました。一体、何、この糞みたいな小説は…。良いのはプロローグだけで、十兵衛が登場してからの展開、緊迫感まるで無し。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
石川賢さんファンとしては至極の一品。状態も良く最高です。ありがとうございました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
魔界転生という文字を見ると、私だけかもしれないが、天草四郎とカルトを連想してしまう。 現世の悲劇を嘆き、万民を救済すべく、キリストの如く奇跡を繰り返す、ということをだ。 しかし、本作の主人公は、柳生十兵衛である。隻眼の一匹狼の天才剣士である。 柳生十兵衛と言えば幕府の隠密、というイメージがあるが、本作では隠密を口にするが、それははったりである。暗殺者としての柳生十兵衛でもなければ、天才剣士として技術を見せつけるわけでもなく、つかみどころのない雲のようで、それでいてしたたかに戦略と戦術を寝る異才の男として描かれている。 下巻では陰謀が明らかになり、いよいよ魔界転生衆との死闘が繰り広げられる。しかし、この死闘が実に日本的で哀愁がある。刹那の煌めき、Xの言葉を借りるなら、瞬間の美学がそこにあるのである。これが本当に素晴らしい。さらに、生死を分けるのが、本当に紙一重の神の気紛れ的な要素であり、これが非常に個性的で魅力的である。 読み応えがあった。文字から風景が見えた。登場人物の表情が見えた。 これは本当に面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この世に強烈な未練・執着を残して死が迫っている者には魔界転生の資質がある。 これは私にはかなり衝撃的でした。 確かにこれまでに不老不死を追い求めた話や、死してなおこの世をさ迷う、といったような話はよく耳にしてきましたが、何故そうまでさせるのか、という部分が非常に薄いものでした。 単に私が理解できなかっただけかもしれませんが。 他方、本作は、この世で何かを成すために自己を抑圧してきた者達が、死を目前にして、本当の欲望を現実化するために転生を渇望する、と非常に分かりやすいものでした。多くの人がそう思うことでしょう。 皆川博子が、突拍子もない面白さの底に人間洞察の奥深い目がある、と評価しているのは納得できます。 非常に面白い作品です。 お勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品の破天荒な着想と物語の展開が後世のポップカルチャー〜ことにゲームソフトの類に与えた影響はあまりに大きい。 (角川映画版の影響も甚大だろうが) 時空を超えた剣豪、豪傑たちの壮絶バトル。忍法帖シリーズの中でも別格の作。(現在氾濫している伝奇小説の類など比較するのも虚しい児戯にすぎない) 作者のイマジネーションの壮大さに畏れさえ抱く一大魔界絵巻。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーテリングの天才。湯水のように湧きても尽きないアイデア。 誰もが言うことだが、私はこの風太郎翁の文章に感じるのは、 ねじ伏せるような文体の力である。しかし、力ずくでありながら、 嫌な感じは受けないのである。 例えば由比正雪を書いた次の文章 「この由比と言う男には、二三語、押し問答をしているうちに、フラリと 相手をじぶんの註文にのせてしまう奇妙な呼吸がある」 と、ここまでで書いて思ったが、山田風太郎は三遊亭園朝なのである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
禍々しい敵がそろった。これが一番風太老翁の書きたかったシーンなのだろう。 敵はそろった。いよいよ柳生十兵衛快刀乱麻の登場である。 映画になっているので、気に入らないひと(世にそういう小説好きも多い)も 気にせずどうぞ。深作欣二も叶わなかったのである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小西行長の家臣だった森宗意軒は由比正雪、紀伊藩主徳川頼宣と手を結んで、江戸幕府転覆を企む。森宗意軒は、自らが編み出した忍法「魔界転生」によって、剣豪たちを黄泉返らせる。天草四郎時貞、荒木又右衛門、居合の田宮坊太郎、宝蔵院流槍術の宝蔵院胤舜、尾張柳生流の柳生如雲斎、江戸柳生流の柳生宗矩、宮本武蔵ら名だたる剣豪たちが転生した。魔界から転生した彼等は人の心を失い、闘うことのみに楽しみを見出す悪鬼と化した。そして彼等の野望を挫くべく、この世代を越えた剣豪オールキャストに立ち向かうことを決意したのが、我らが柳生十兵衛であった・・・ 山田風太郎の物語世界は奇想天外で奔放な想像力に充ち満ちている。あまりにも荒唐無稽で現実離れした舞台なのに、そこで演じられる活劇は妙に生々しく、不思議な迫力を備えている。それは緻密な「ゲームのルール」をはじめとする筋書きの巧さも勿論だが、人物がしっかり描かれているというのが最大の要因だろう。突飛な設定であっても、超人が次々と登場しようとも、常人の想像の域を超えた戦闘が展開されようとも、人間の欲と情が描き込まれていれば、それは「リアル」なのである。これぞまさに虚実皮膜。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
忍法帖のファンになるずっと前から、「魔界転生」の名は聞き及んでいました。映画などの予告を見て何のゲテモノかと思っていました。忍法帖にはまってみてびっくりでした。まさか魔界転生が山田風太郎先生の書だとは。 読んでみれば見事な決闘の緊迫感、人々が平気で死んでいく先生独特の虚しさ、巧みな風景描写。さらに先生のお手並みで最も感動するところは、史実に絡めて物語をお書きになり、その事物が歴史的に不明か先生のご想像であっても真実であったと読者に信じさせてしまうところです。いくらその時代について造詣を深めても、無理なく信じさせてしまうのです。 また、後まで生きている人を平気で殺してしまったり、その人物が史実では後まで生きていることを紹介してみる荒唐無稽さがこれまた面白いのです。 残念だったのは、「柳生忍法帖」で十兵衛並の手練れかと思われた「柳門十哲」が唯の達人になっていたことです。物語上仕方のないことですが。 魔界転生ほどの大文章が今日なぜあのように軽んじられ、安く映像化されるのか残念でなりません。奇抜なエンターテインメント性の高さが災いしたのでしょうか。出版当時にこういった作品が少なかったがために、現代までも俗な映像娯楽の原作とされてしまうのでしょうか。先生の分断での扱いが不当に低いのは少なからずこのせいもあると思います。 ちなみに、転生するのは男だけ、細川忠興の夫人は出ていなかったように思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
山田先生は常にそのユニークな発想と緻密な構成力で我々を楽しませてくれる。だが、最高傑作はやはり本作だろう。何度も映画化、TV化されているので、ストーリーをご存知の方も多いだろうが、何度読んでも(観ても)面白い作品である。 「魔界転生」という妖術で甦った、天草四郎を中心とする、宮本武蔵、荒木又右衛門、柳生但馬守、ガラシャ夫人等。彼等は森宗意軒、由井正雪の企みに乗って、現世で晴らせなかった怨みを晴らそうと幕府転覆を図る。これを防ぐのは柳生十兵衛。武蔵などは元々剣豪なのに、既に鬼籍の身であるから怖い物なしである。この武蔵vs十兵衛の対決。但馬守vs十兵衛の親子対決。凄まじい迫力である。ガラシャ夫人の妖艶さも作者らしく濃密に描かれる。 山田先生はこれだけ読者を楽しませてくれる作品を数多く提供してくれたのに、文壇での扱いは低かった。読んで面白い作品を提供する事の素晴らしさを理解しているのは我々読者の方であろう。その意味で、山田先生は面白さを追及する求道者と言えるだろう。その中で、本作は全体構想は勿論の事、子供心に思った「宮本武蔵と柳生十兵衛が戦ったらどっちが強いんだろう」、という素朴な疑問(多くの人が抱いたと思う)に明快な回答を与えてくれた画期的傑作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
凄いです! 原作での転生衆七人は、魔人でしたが、石川賢が書くと、もう怪物です! 柳生如雲斎が出てきませんし、山田風太郎の話と全く違います。 だが、石川賢が語っているように、山田風太郎の真似は、普通では山風パワーに負けてしまうという事です。(そういう意味では、バジリスク、Y十Mの作者は、天才である) しかし、石川賢は鬼才である! 魔界の描写、オリジナルの九鬼谷の面々の忍者達は、山田風太郎御大に匹敵するほどの、オリジナルティを持っている! 転生衆の怪物的な強さに、柳生十兵衛がどう立ち向かうのかも、見物! この漫画を読むと、石川賢がいかに鬼才かと納得できます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
山田風太郎の最高傑作と言われている作品だけに面白い! 凄腕の剣豪達が、西洋の黒魔術と日本の忍法を合体させた忍法「魔界転生」で蘇る! それに対抗するは、「天下に並ぶ者無し」の柳生十兵衛! 柳生忍法帖での十兵衛ほどの魅力はないですが、それでも充分魅力的で、格好良いです。 そして戦う敵も、十兵衛にとっても恐るべき魔人達! 柳生忍法帖での、会津七槍衆よりも恐るべき敵であり、最初からかなり苦戦していきます。 でも、この上巻では、転生衆達の方が目立っており、その転生衆と、木村助九郎、関口柔心、田宮平兵衛との勝負が凄い! とにかく、最近でも伝奇小説が発売されると、『平成の魔界転生』『あの魔界転生を越えた』と比較されるだけ合って、面白いです! まさしく伝奇小説の最高傑作です! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
下巻から、本格的な戦いになります。 特に、父である柳生但馬守との勝負と、心理描写は凄いの一言! 恐るべき魔人達相手に次々と仕留める十兵衛も凄まじいが、やはりなんといっても宮本武蔵! どの死闘も凄いが、やはり武蔵との勝負は、最終決戦に相応しい迫力! 激しい剣撃戦ではなく、「達人対決」らしい、一瞬の勝負の妙が面白い! この小説は物語と言うより、歴史上のIfだ。 戦国時代に間に合わなかった剣の達人、柳生十兵衛がもし、全盛期の宮本武蔵、荒木又右衛門、父、柳生但馬守、柳生如雲斎、宝蔵院、田宮坊太郎と戦えばと言うIfだ! そのIfを存分に楽しめる伝奇小説、それが、『魔界転生』だ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
忍法帖シリーズ中、若干趣を異とする本作。 本作は、対忍術ではなく、あくまでも対する敵は死人といえども剣豪陣なのでチャンバラなのである。 十兵衛という江戸時代を代表する剣客が‘もし’かの「・・・・と対決したならば」という夢物語を小説化したのが本作で一級品のエンターテイメント小説に仕上がっています。 しかし、分量の多い本作だが、どうも一本調子。 (ストーリーは、十兵衛が名だたる剣豪を順次撃破。 そして、最後は一番十兵衛が向き合いたくない人物と立ち向かう。といった筋立て。) 着想が奇抜だっただけに残念。 また十兵衛も「柳生」に比べると人間味が薄く感じられます。 「柳生」での十兵衛が確り描かれているだけに物足りなさを感じてしまいます。 批判的コメントを連ねてしまいましたが、本作がシリーズ中Aランクに位置するとは思います。 だって、ラストの余韻はシリーズ中、白眉だと思いますので。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!