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甦ったスパイ
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甦ったスパイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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主人公ケルは魅力なさ過ぎ。ただの狂言回しでしかない。それに対して次期SIS長官アメリアは魅力いっぱい。いい女だなぁ。これは2013年の発行ですが、出てくる人が片っ端からたばこを吸うのは圧巻。 | ||||
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極めて単純なプロット/ストーリー展開で、ことさら読むに値するものではない。「傑作スパイ小説」という出版社の謳い文句は明らかに過大評価。早川書房たるもの、安易に「傑作」という言葉を濫用しないでもらいたい。売り文句なら、「英国推理作家協会賞スティール・ダガー賞受賞作」だけで充分ではないか。 直近のスパイ小説で面白いものということであれば、ミック・ヘロンの『死んだライオン 』を推す。こちらはゴールド・ダガー賞受賞作で、それにふさわしい出来映えである。 | ||||
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あまり期待していなかったのですが、想像以上に面白いです。 テンポとスピード感がとてもよく面白いです。 | ||||
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SIS長官の失そう、エジプトでの老夫婦惨殺、パリでの誘拐 と訳ありげな事件が並行して起こり、読者を期待させるが、 かなり早い時点で、昔見たことのあるプロットが透けて見えてしまう。 深みもなければ共感もできない登場人物に 一直線のストーリーライン。 「アラブの春」という今日的なテーマをちりばめてはいるが、 読者をうならされるほどストーリーに練り込まれているわけではない。 一言で言ってライトノベルですな。 | ||||
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イギリスとフランスの情報戦とはいかにも現代の状況を表していますね。ジョン・ル・カレの「寒い国から帰ってきたスパイ」が懐かしいです。あの頃の敵はソ連でしたからね。あの頃は世の中の敵と味方がはっきりしていて、単純でした。現代はアメリカの同盟国への盗聴問題などもあり、味方と思っていても裏切られたり、裏で何が起こっているかわかりません。そういう意味で先取りの作品と言えるでしょうね。 | ||||
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ともかく意味がよく分からない。なぜならば、キンドル化されているため、少し読んでは移動して、また少し読んではホテルのベッドへ持ち込んでと、移動して読んだから。推理・スパイ小説は落ち着いて読まなければ何がなにやら分からなくなると学びました。 | ||||
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<人を待つ。幸運が訪れるのを待つ。> 1978年チュニジア。外国人留学生アメリア・ウエルトンがいなくなって6日たつ。 <心がとろけるような愛で妻子持ちのジャン・マルクを苦しめた女は、夜のこだまとなってまったく姿を消してしまったのだ。> そして現在。MI6を8か月前に辞めさせられたトーマス・ケル42歳のもとにある依頼がくる。長官が行方不明になったという。その長官とは女性で名前はアメリア・リーヴェン。 昔のケルの上司だ。 「英国推理作家協会賞スティール・ダガー賞」受賞作の本書で著者チャールズ・カミングが描き出すスパイ像とは、9・11以降の世界情勢の中で秘密工作員にはお役所仕事的な仕事をこなすことが重荷になっていて<42歳の秘密工作員も、42歳のシェフや公認会計士と大差ない。>のであり<多くの者たちは策略に満ちた日々にうんざりしている。>のが実態なのだと言わせる。しかしケル自身はMI6以外の仕事をする能力はないと悟っている。 アメリアの消息を追ってイギリスとフランスを移動しながら彼女に接近していくうち、その陰に隠された陰謀が徐々に明らかになってくる。 「ジョン・ル・カレ」「レン・デイトン」の流れをくむ作家と評価されているようだが「ル・カレ」「デイトン」の物語はもっと複雑に枝の分かれた物語構成で読者を迷路の中へ追い込むような小説で暗澹とした余韻を残す。 それに比べ本書はストレートな追跡劇であるが、ラストも胸にせまるものがあり充分に読後の満足感を味あわせてくれる。秀作である。 | ||||
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国家、情報機関の間の駆け引きや情報戦について、ノンフィクションかのようなリアルさで描かれる、正統的なスパイストーリです。 筋立てが緻密に練られており、それぞれの局面について偶然に頼るところがほとんど無く、ストーリーの展開に強く納得しながら読み進めることができました。 アクションや戦闘シーンを抑え気味に進行していくのも良かったと思います。頭脳戦、情報戦の深さと激しさが一層に引き立ち、興味をかきたてられました。 途中までの静かな進行が一転し、クライマックスでは、人質奪還を巡ってアクションシーンが繰り広げられます。より緊迫感が高まり、さらにストーリーに引き込まれました。 主人公のトーマス・ケルは、各地の協力者との連携のしかたが非常に巧みです。 協力者の性分をしっかりと把握し、場面に応じて、それぞれの協力者に上手に役割を与え、任務を遂行していきます。 このチームプレイの組み立ても、大きな見どころです。 スタンドプレイに走ることなく、地道に任務を遂行していく主人公に対して、強い共感を覚えました。 著者のチャールズ・カミング氏の初作「ケンブリッジ・シックス」に続き、二作目となるこの作品も高い満足感をもって読み終えることができました。 スパイストーリーの愛好家にとって、今や、必読の作家だと思います | ||||
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