亡者のゲーム
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渦巻く策謀、息詰まるような諜報戦、そして要所でのアクション。そんな内容を 勝手に想像して読み始めたので、まるで違うテイストなのに面食らいました。ハ ラハラドキドキの展開などは特になく、物語は極めて淡々と進行して終わります。 またその描き方も、あらすじのような状況説明と人物や絵画の解説に多くを割か れているため、だんだんと小説というよりイスラエル情勢や絵画についてのコラ ムでも読まされているかのような気分になってきます。要するに退屈なのです。 勿論これが良いという人もいるでしょうが、個人的にはもう少し派手めな味付け の方が嬉しいところです。あと原書がシリーズ途中の作品なのは知ってましたが、 読んでみると思った以上に初期からのファンでないと厳しいかも、と感じました。 例えば主人公は既に大物扱いのいわば指揮官、作戦を開始すれば都合よく各地か ら強力な助っ人が現れるのも、シリーズを読んでいれば違う見え方になるでしょ うし(そんな凄い人員が集結しててそうなります?という展開も微妙な部分)。 正直なところ、この世界観やキャラクターに思い入れがない私にはあまり楽しめ なかったですし、単純に小説として見ても特にお薦めしたいポイントはありませ ん。事情もあるのでしょうが、出来ればもっと初期作から読んでみたかったです。 | ||||
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私がちゃんと調べずに一作目だと思って買ってしまったからだと思いますが、登場人物の関係や全話迄の事かあやふやで…一作目からちゃんと読んだら面白いいい本だと思います!! | ||||
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本来この手の小説は好きなはずなのだが、…だめだった。 シリーズ14作目で、5~13作目は未邦訳。ならば途中から読んでも楽しめるのだろうと思っていたが…。 登場人物の人間関係がわからないとかそういう問題ではなく、そもそもストーリー自体わくわくドキドキがない。主人公は謎を解くためにヨーロッパじゅうを訪ね歩く。やたら多くの登場人物がいる。会話ばかりでスリルやサスペンスが少ない。 主人公は絵画に造詣が深いイスラエルのスパイだが、あちこちに腹を割って情報交換したり協力を仰げる人間がいる。例えばMI6など他国の情報機関の人間等と、実際こんなに親しげに情報をぺらぺらと漏らし合うものだろうか? 途中からめんどくさくなり、流し読み。もしかしたらおもしろいのかもしれないが、その良さが分からず仕舞いだった。 | ||||
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このシリーズ、翻訳に難があるため深く踏み込まず、単純にエンタメ物として暇つぶしするには最適。 スーパーマンもどきの主人公が欧州中を飛び回るので、地理観光案内書としても役立ちそう。 重箱の隅をほじくらなくても、イタリア人画家パオロ・ヴェロネーゼが『1955年から1965年にかけてこの教会のために描いた…』とは酷い。 ルネサンス時代の絵画が主題にもかかわらず適当ですね。それともヴェロネーゼは400年以上も生きていたのかしら? 重箱の隅の類で言うと、陸軍特殊(空挺)部隊のSASが英国空軍? スペシャルエアサービスだから空軍だと勘違いしたのはご愛嬌…。 下訳のアルバイトと校正者が無知なのか、推敲をサボったのか誤植なのか、訳者は単なる名義貸しなのかの推測は楽しく、誤訳や矛盾点探しも楽しめます。 | ||||
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かって読んだことのなかったダニエル・シルヴィアの美術修復師ガブリエル・アロン シリーズの14作目『亡者のゲーム』を読むことにした。 主人公ダニエルは、ヴェネツィアのサン・セバスティアーノ教会の壁画の修復を依頼されて仕事をしているところにイタリア国家治安警察の将軍から断れない捜査を頼まれてしまった。 友人のロンドンの美術商ジュリアンがイタリアのコモ湖畔のコテージで無残な死体の第一発見者となったからである。 闇の名画取引にまつわる殺人事件捜査からたどりついたのは、オーストリーのリンツにあるプライベート・バンク「ウェーバー銀行」であった。 この銀行の主な仕事はシリアの大統領バッシャール・アル・アサドの隠し預金を部下のアル・シィデキが運用することであった。 この銀行で働くのが、シリア生まれで幼いころに難民としてドイツへ行って暮らし、その後ドイツ市民権を得たジハンという女性であった。 壁画の修復の仕事はダニエルの真の姿ではなくイスラエルのモサドの次期長官の座を約束されている幹部である。 ダニエルは、シリアのバッシャール・アル・アサド大統領の隠し資産を掠め取るチームを編成してジハンの協力を得て活動を始める。 この物語を読んでいると、ここぞと言うところで都合の良い協力者が何故か登場する。 コルシカ島のドン・オルサーティ、その部下のクリストファ・ケラー、フランスの絵画泥棒モーリス・デュラン、MI6長官グレアム・シーモア、スイスの諜報員クリストファー・ビッテル、ロシアの大富豪ヴィクトル・オルロフ、マルセイユの絵画泥棒スペシャリストのパスカル・ラモーなどが次々と現れてくるから違和感を覚えてしまった。 まぁ、プーチン大統領の莫大な蓄財のことなどは事実(大豪邸を見ればだれでも判る)に基ずくものであり、本書中もっとも得心のいったエピソードであったし、事件収束後、ダニエル夫婦が訪れたスイスのグリンデルワルドで身を隠しているジハンに会ったところがアルピグレン辺りの山荘だろうと景色を懐かしく思い出しながら読んでしまったことだけが収穫だった。 巻末の解説で三橋暁氏は、著者のダニエル・シルヴィアが、ジョン・ル・カレ、ダン・ブラウン、ジェフリー・ディバーなどと肩を並べる作家のように記述していたが「えっ、ちょつと待ってよ!」と言いたくなってしまいました。 なによりも、モサド次期長官がこの程度の働きしかできないという違和感は、最後のページを繰るまで頭から拭いさることができなかった。 | ||||
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