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(短編集)
われはロボット
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【この小説が収録されている参考書籍】
われはロボットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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古典SFの傑作とされる作品です。 でも、私、あまりアシモフの作品を、面白いと感じた事がありません。 この機会に理由を考えてみたのですが、、、 私は、SF作品には、科学的考証に基づく背景設定が必要と考えています。 本作では、「何故、そのロボットが、そのような行動に至ったのか?」を、冒頭で設定したロボット三原則に則って、論理的に説明していきます。 でも、ロボットが、どんなテクノロジーで動いているのか?とか、その時代には、どんな科学の成り立ちをしてきたのか?とか、極限の環境下でも動き続けるロボットって、どんな防護がされているのか?など、科学的根拠は一切示されません。 論理的であっても、科学的ではないのです。 なので、本作を読んで、溜飲が下がる思いを感じる方は多くいるでしょうが、科学的好奇心を満たせる人は少ないのではないでしょうか? そんな理由で、個人的には、本作をSFに分類したくはありません。 とはいうものの、古典的名作の一つとされている本作、SF好きを称するなら、一度は読んで損は無いと思います。 | ||||
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文庫の形で読める気軽で現代ロボット工学の将来を占う良書。 ロボットと将棋の勝負が話題になる現代。この書はそんなこれからの「ロボット工学」の将来に楽しい夢を連想させる内容です。 連作短編集の内容「嘘つき」・「証拠」等九編にまとまる。この二編は人間の「心」を「ロボット心理学者」なる人物がロボットの心理に触れる。 ロボットが「知能」を有し理性がロボットに備わった。人間とロボットの心理の知性の戦いの攻防を描く。サイボーグとは違うロボットの存在を描くアシモフの筆力は知的で面白い。 最近の新聞に掲載される「ロボット」についての記事に接するときこの書を読んだことでより興味深く関心を呼び起こす。この書が1950年に原書が出版されたにも拘わらず古さはない。設定年代は西暦2000年に合わせている。アシモフのSFの面白さがあり未来の世界を描いて見せる。先見性がうかがえる有益な作品です。 | ||||
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直訳っぽいところがあり、少し読みにくいです。 意味が分からなかったり、誰が話しているのかわからなかったり。 題材としてはおもしろいので残念。 | ||||
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小説とはしては面白いのですが、流石に古すぎてロボット工学三原則が現実と乖離しすぎています。 アシモフの作ですが、クラーク、ハインラインなどの古典というより、 ヴェルヌ、ウェルズ、ブラッドベリのような、黎明期SFの香りすら漂っています。 個人的な予想なのですが、これって多分出版された当時からして古かったんじゃないですかね? | ||||
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アイザック・アシモフの短編集。ロボットに関する蒐集で、1940〜1950年代ごろのもの。 アシモフの小説は炯眼に満ちていて、そういう点では質が高いのだが、やや推理小説的にまだるっこしくて読みにくいところもある。 ロビイ・・・グローリアが子守りロボットのロビイになつきすぎていることを危惧した両親が、ロビイからグローリアを引き離すものの、結局、ロビイがグローリアの生命を救ったことで降参してしまうという話。 堂々めぐり・・・水星の話。ロボットに設定される三原則「人間に危害を加えてはならないし、危害をみのがしてもならない。人間の命令をきかなければならない。自己を守らなければならない」という命令の矛盾・葛藤により、ロボットが効果的に動けなくなり、人間たちがやきもきする話。 われ思う、ゆえに・・・人間に組み立てられながら、自分の出生の秘密をうたがう哲学ロボットの話。ロボットは、低レベルな人間に創造されたことに納得できない。 野うさぎを追って・・・6台のサブロボットをあやつるロボットが人間の前では正常なのに、人間がいなくなるとおかしくなる。それは、人間がいないときには6台が手に余るが、人間がいるときには人間の支援により処理に余裕ができるから。 うそつき・・・人間の心を読むロボットの話。中年の女学者には同僚が気があると述べるなど、うそをつく。しかし、それは「人間を傷つけてはならない」というロボットの原則(プログラム)に矛盾しないための方便。 迷子のロボット・・・ロボット三原則の「人間に危害を加えてはならない」がゆるめられたロボットがどのロボットかわからなくなり、これをどうやって見分けるか、という話。 証拠・・・政治家になろうとしているバリアリイが実はロボットなのではないか、と疑われる話。 その他、「逃避」「災厄のとき」を収録。 | ||||
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