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アリス殺し
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アリス殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 41~48 3/3ページ
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近所の本屋で買いました。 私は、アリス関係のお話や、元にしたお話等が大好きなので、この本はその大好きな本の一つになりました(*^-^*) すらすらと、読みやすく、すんなり頭に入ってきます。 ※ネタバレをしない程度に書きますが、後半からちょっとグダグダ…?前半の流れが個人的には良かったです。けど、フィナーレになると…ん?もう終わり?って、なります。 アリスは殺された被害者達と、その後無事に会えたのでしょうか? けど、色々と考えさせられる内容でした。 有意義な時間をありがとう(*^-^*) 最後に、蜥蜴のビルが大好きです。この本、ちょっと恋愛も入ってたのかな…?(笑) アリスと蜥蜴に幸あれ…。 | ||||
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読んでみて、夢と現実を交互に描かれていて面白かったです。犯人は予想できましたが、まさかのどんでん返しもあって飽きることなく読めました。ただ、不思議の国の世界ということで、キャラが同じ行動やセリフが何度もあってイラッとくる所がありました。 | ||||
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二度読みしました。 「おもしろいから二度目を読みたい」という欲求からではなく、単純に確認のため。 最後に明かされる事実に関して、登場人物の会話の中で齟齬がないかを、確認。 結果、完璧でした。 そしてなぜこの小説が、ほとんど会話ですすめられているかも、なんとなく納得。 二度読みでは分からない齟齬はあるのかも知れませんが、わたしは気がつきませんでした。 たいへん、おもしろい小説です。 だけど、とってもグロテスク(笑) グロテスクなので、他人には勧めにくい。 | ||||
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原作のルイス・キャロルの不思議の国のアリスファンだったので読んでみました。 まず感想としては予想以上にグロい! ちょっとホラーチックなミステリだと思っていると痛い目に遭います。 またいちいち同じネタをひねくりまわす会話シーンも人によってはイライラするでしょう。 しかし、独特のやりとりが絶妙でまるで原作のキャラがそのまま喋っているような文章は秀逸だと思いました。 また不思議の国の人物が現実世界の人とリンクしているという設定も原作を読んでいるほどミスリードされる 構造になっていて、ファンとしては引き込まれました。 全体的には叙述トリック系の、読後に背中がゾクゾクするようなダークファンタジーです。 最後に予想外の展開が待っているのでどんでん返しが好きな人にもオススメです。 ただオチが超展開なのでそういうのが許せない人にはおすすめできないかも・・・。 | ||||
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「不思議の国のアリス」の世界観を利用しつつ、不思議の国で殺された人物が現実世界でも死亡する、という設定です。ミステリーとしては現実世界の人物が不思議の国の誰に該当するのか?という点がストーリーの核になっており、技巧派的側面が強いです。また「不思議の国のアリス」の二次創作としても中毒性の強い偏執的な会話を見事に再現しています。さらに上記設定によって唯我論的SFとしても読めます。色々詰め込まれている割にはうまく設定が生かされており、レベルの高い小説になっています。 | ||||
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正直に言ってしまうと小林泰三の書く本で本当の意味で感動したことがあるのは『海を見る人』ぐらいで、 その他の長編にしろ短編にしろ出来がいいと感じられるものは多くないですし、 また彼の綴る文章も流麗・美文とは言い難い所であります。 じゃあ小林泰三の作品は何が優れているのか? というと、SFを源泉とする発想(ロジック)であり、 血の気のない死体を更にぐしゃぐしゃに蹂躙するようなグロテスクなイメージにあるわけでして。 今作『アリス殺し』は「不思議の国のアリス」のもつメルヘンさと不条理さをモチーフに、 作者オトクイのSF・ロジックを見えざる主柱として組み込み、 かつそうした特異な環境で冴える論理(推理)もねじ込んだという野心作となっています。 読み進めていくうちに重要そうな人物があまりにも無残な死を遂げていく頃にはハラハラドキドキどころか 「おいおい、本当に収拾つくのか?!」と物語自体の行く末が心配になりますが、 読み終わりにはある種の納得の上でこのお話にさよならが出来るかと思います。 感動したい人には勧められませんが、凄惨な、奇想ともいえるロジックに触れたい方には是非読んでほしいところです。 | ||||
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「密室・殺人」以来の長編ミステリ。そしてそれを超える傑作 登場人物同士のちょっとイラつく会話あり・グロあり・SF要素あり・クトルゥー小ネタありと小林泰三ファンにはたまらない作品 ミステリ的には特殊状況設定というのか? 山口雅也「生ける屍の死」や米澤穂信「折れた竜骨」に代表される、現実ではありえない状況下で展開される推理劇 特殊な状況を巧みに活かし、随所にちりばめられた伏線が見事に絡み合い、結末へ導く流れは流石の一言 正直著者は長編があまり得意では無いらしく、高い確率で駄作と化す(現在刊行中長編8作品のうち半分はお勧めできない) 今作も長編とあり、戦々恐々とした物だが、杞憂に終わった あらゆるジャンルにおいて有り余る才能を持つ稀代の作家の掛け値なしの全力を堪能できる一作 小林泰三ファンにはもちろん、ミステリ好きにもお勧めしたい快作 | ||||
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タイトルや表紙から不思議の国のアリス (角川文庫)がベースっぽいのと、 そのキャッチーなタイトルとあらすじに惹かれて購入しました。 タイトルの通り、世界観やキャラクターのベースはもちろんのこと、 最初の事件や犯人へのヒントなどといった大事な部分にいたるまで モチーフをきちんと汲み取って料理したミステリーでした。 文章内で汲み取れない程ではないですが 原作を知っていないと読むのはちょっとキツいかなと思わせるほど。 EA Best Selections アリス・イン・ナイトメアのようなダークなアリスが好きな人なら 喜んで飛びつく価値のある面白さだと思います。 原作の魅力といえば、その個性的なキャラクターと単語使いでしょう。 ミステリー作品であることを踏まえつつ、まさかあれほど再現できようとは…。 原作をモチーフにした作品でありがちな 「ただの(意:変哲もない)」=「ただ(意:無料)」は当然ながら、 日本語の揚げ足を取るわ取るわ…最後までそれは続きました。 よくもまあ会話がそんなに会話が続くものです。 失礼ながら私は著者さんを知らないし、ミステリーも普段読みません。 文章も会話主体なのと擬音が独特なので最初は取っつきにくかったです。 でも読んでいて気になるほどではないですし、 むしろ話に合った会話劇とグロさがいい味を出しているので、 私のような「表紙とテーマが気になる」くらいの人にもお勧めできそう。 個人的には、最初の事件でとある汁を飲む掛け合いに この作品の導入として、非常に巧みで、グロテスクで、惹かれました。 そして犯人判明から世界の秘密の流れの爽快感が素晴らしかったです。 | ||||
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