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(短編集)
検事の死命
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検事の死命の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 21~40 2/3ページ
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傷みなく、心地よく読めた | ||||
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現職の法曹で、佐方シリーズの愛読者です。 佐方のような、自己の保身よりも正義及び真実発見を表立って優先する検事が現実に存在するかは疑わしく、この小説の魅力は佐方の徹底した真実を追求する姿にあります。読んでいて、佐方の愚直さには感動させられます。 ですが、著者の取材・調査が甘いと感じるところがありましたので、星3つとしました。 法律小説の中では、柚月氏の作品には法律的な誤りは少ない方ですが、本作では目に付く誤りが多かったです。 ・195頁 再勾留と勾留延長は別物です。 ・270頁冒頭 本来なら、裁判官は、この時点で弁護人に証拠意見を求めます。 ・274頁 なぜ佐方の方から、269頁の証拠申請の時点で、本件の最重要証拠である被害者の証人申請をしていないのでしょうか。これでは、有能キャラの佐方が、検察庁一の無能に映ります。 ・275頁 被告人質問は、他の証拠を取調べた後にするのが通常です。このタイミングでの被告人質問は、おかしいです。 ・291頁 証人の人定でも、氏名については、裁判官は証人に対して「名前は何ですか」と尋ねて証人自身に答えさせます。 ・309頁 再尋問ではなく、再主尋問です。また、再主尋問については、当事者から許可を申し出るのではなく、裁判官から「検察官、再主尋問をどうぞ」と振リます。 ・348頁 書記官が裁判官と同時に入廷することはあり得ません。書記官は、誰よりも早く入廷しています。 ・尋問全体を通して 検察官や弁護人が尋問中に、自己の見解や法的評価を述べることはありません。著者は、『最後の証人』でもこのような描写をしましたが、『最後の証人』は(間違いと分かっていながら)そう描写する必要性があったのに対し、本作では必要性が無いため、著者の誤りだと思われます。 以上のように、195頁の誤りを除くと、地裁に刑事裁判の傍聴に何度か行くだけで簡単に気付けるミスでした。 自分の専門分野になると、ストーリーが面白くても、誤りが気になり、集中が切れてしまいます。 著者は、公判について少々取材を手抜きしている感じがうかがわれますので、改善を求めたいです。 | ||||
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感動したありがとうございます | ||||
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佐方検事の人柄に今回も感動します。 人間の本質を見極めるチカラがすごい! | ||||
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佐方検事のシリーズ、全て外れ無し。今回はお父様の件も良かった。 人に勧められる作品です。 | ||||
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実際、痴漢裁判の判定は非常に難しい。当事者同士の「やった」「やらない」の応酬になってしまうからだ。目撃者がいたり、防犯カメラがあるといいのだが、なかなかそううまくはいかない。本当のところは当事者同士しか、分からないのかも知れない。また、被告人が嘘をついている場合もあるし、被害者の勘違いや人違いもあり得る。そのような状況下での、検事と弁護士とのバトルは面白い。まさしく、実力の差が露骨に表れるし、仕事対しての執念の差も感じられる。その点を分かりやすく、やや簡略的に描かれている。 自分としては『最後の証人』の方が良かった。また、もっと詳細な痴漢裁判を希望される方は、福澤徹三の『白日の鴉』をお薦めする。 | ||||
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お偉い人には屈せず佐方貞人は素晴らしい検事です。 真実を求める姿を,お父さん喜んでいるノだろう。 柚木さんの作品好きです。 | ||||
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社会正義に文字通り人生を賭けている敏腕検事の姿を描き、心地よいテンポでストーリーが進む。通勤電車の中での時間が楽しかった。法曹界にもいろんな人々がいると思うが、権力になびかない人々がどうしても必要だ。この小説を読んで、検事に志す若者が出て来て欲しいと思う。 余談だが、私はKindleを電車の中で使っているが、文字を大きくすると、揺れていても目に負担が少ない。紙の本は家で読み、電車の中はほぼKindleにしたら、とても目が楽になった。 | ||||
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著者の名前を確認せず本書を読むと男性作家の作品かと思う様な力強さがある。しかも心の深奥にひそむ ものの描写も細やかで、犯人捜し以上の感動を覚える。 (蛇足)広島弁と東北弁の使い方がうまい。東北弁のはわかるが広島弁がうまいのはなぜ? | ||||
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面白いです。引き込まれて、あっという間にサンプル読んでしまいました。買いです。 | ||||
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社会には、法律が、存在し、その法律に基づいて、 人は裁かれる。法とは何か?を最近よく考える。 それを改めて、考えさせる作品。 そのさばく使命をもつ裁判官。 罪を追求する検事。そして、被告人を弁護する弁護人。 法律の中には、様々な抜け穴がある。 「違法収集証拠排除法則」 検事佐方貞人の父親は弁護士で、罪を晴らすことができたが、 それを甘んじて受け止めた。それは、弁護士としてではなく、 人間として受けとめ、愚鈍に約束を守り続ける。 父親の想いを、息子として受け止め、 父親の親友であった 住職が、それをみんなにときあかす。 実に晴れがましい 13回忌。 日本的な情緒あふれる、矜持と誇りと人間らしさ。 手紙の中に、お金を入れていることを知った郵便局員は、 それを平気で万引きする。その万引きの常習を追求する。 手紙に込められた想いを盗んでいるのだ。 あえて、トイレで、どぶさらいをする。 水洗便所では、難しい現在と違った牧歌さ。 痴漢という犯罪が、冤罪として往往にしてある。 社会的地位のある男と母子家庭で恐喝と万引きの前歴がある娘。 どちらの意見を聞くべきかということと 警察、検事にかかる政治家や先輩からのプレッシャー。 それでも、法に基づいて、粛々と。 誇りや矜持や使命について、あえて問い直すことは必要かもしれない。 それは、小さな正義であっても。 佐方貞人の活躍を期待したい。 | ||||
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最近のマイベスト本です。佐方が検察官時代の続編を期待します。 | ||||
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いませんけどこのシリーズは大好きです この主人公を上川隆也さんがテレビで演じられたのも好感を持っています 弁護士から検事時代へと逆方向に書かれていますね | ||||
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柚月さんの作品はどれも好きですが佐方シリーズが1番好きです。骨太なシリーズでいつも考えさせられます | ||||
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これは凄い。紹介文は私の期待を裏切りませんでした。最後まで一気読みでした。 | ||||
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孤狼の血の著者の方の著作ということで何が書いてあるのか気になって手に取りました。 難しいことを考えずに読めて面白かったです。自分の仕事を全うしようとする人って見ていて爽快ですね〜! | ||||
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年齢のせいで目が悪くなり、文庫本の文字が読みにくくなったので、単行本を好んで読むようになりました。 が、単行本は値段が高い、実を言うと中古本は嫌いなのですが、このようなきれいな本なら気持ちよく読めます。 有難うございました。 | ||||
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悪徳刑事モノの「孤狼」と、続けて読んだ「検事の本懐」が★★★★の面白さだったので続けて読みましたが、2本目の父の法事で途中でやめました。 1本目、居酒屋でたまたま郵便の不達の噂を聞いただけでなんでそこまで飛躍する?(それらしい理由づけはありましたが)。 いずれにせよ、この作者はもう読みません。 | ||||
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推理小説によくあるような意外性をねらうような筋書きでも、ないのだが、面白い、またまたいっき読み。 | ||||
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大変期待して購入したのですが、期待が大き過ぎたのか、三作品の中では消化不良気味です。 | ||||
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