■スポンサードリンク
訣別のトリガー
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
訣別のトリガーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり退屈な作品。 表紙が安っぽいハードボイルドものを連想させたが、 少なくともそれなりの出来でなければ翻訳まではしないと思いつつ… 見事に失敗でした。 スティーブンキングが絶賛だの、トムフランクリンが激賞しただの 全く関係なしに、「面白くない」小説。 4日間の出来事と、10年前の出来事を織り交ぜようとしたその努力は あろうが、実際の作品では見事にミスマッチ。 実験的な作なのか、4日間の出来事も、視線を換えて登場人物の動きを 描こうとしたのだろうが、同じような文体で描かれては、混乱するだけ。 なぜこうまでして混乱した物語を語ろうと試みたのか不思議。 何か勘違いしたのだろうか。 また、登場人物にリアリティがなく、どの登場人物もお決まりの台詞しか 吐くことがない。 より正確には心理描写がお粗末すぎて、感情移入が非常に困難。 唯一主人公だけは、心理描写もマッチしているが、肝心のバイプレーヤーが ここまで魅力がないと、「空回りするランボー」としか印象を残さない。 救いがあるとすれば、最後の80ページ。 この部分はは、スピーディに物語が展開し、ハードボイルドとしても さほど出来は悪くない。 特に10年前の出来事と繋がっていく筋立ては面白いと思う。 ただし、主人公と深く関わる登場人物がなぜここまでして、主人公を 追跡するのかが不可解。 第2の主人公と言ってもいい人物だけに、いきなり主人公に執着を 見せるが今ひとつピンとこないことばかり。 敵なのか味方なのか、単なる追跡趣味(そんな趣味ないか?)なのか。 ネタバレになるのでここまでにしておきます。 冗漫で散漫な中間部分をなくせば、それなりの作品にはなったかと思う。 よって☆は2つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作「生、なお恐るべし」とはちょっと趣の異なる本作。 「血と暴力の国」を彷彿させる激しい銃撃戦を織り交ぜながら、殺し屋家業から足を洗おうと必死に足掻く男レイ・ラマーの姿を描く。 前作はほぼ3に人間を軸に話が進む。今回も軸になる人間はいるが登場人物が多くなってしまった結果、やや冗長になってしまい中だるみ感が出てしまった。 中盤戦のレイが敵対組織と衝突する場面は凄まじい。原題の「腐臭を漁る鳥」という名に相応しい、ダークな小説である。 是非、同著者の新作が上梓された場合は読みたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
熱風と渇きを肌に感じるようなノワール小説。家族との暮らしの望むヒットマン、レイ・ラマーの最後の仕事は相棒のミスにより失敗に終わり、窮地に立たされる。かつて、石油採掘で栄華を極め、今は凋落したアメリカの地方都市を舞台に裏切りと復讐、暴力の嵐が吹き荒れる。 ドン・ウインズロウの『犬の力』『フランキー・マシーンの冬』といったノワール小説を彷彿とさせる秀作。 アーバン・ウェイトのデビュー作である『生、なお恐るべし』にも驚かされたが、この作品に漂う独特の雰囲気にも驚かされた。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!