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訣別のトリガー



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【この小説が収録されている参考書籍】
訣別のトリガー (新潮文庫)

訣別のトリガーの評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

マカロニウェスタン(古い!)好きに

1990年代初頭のニューメキシコ州で、ギャングのヒットマンがメキシコの麻薬カルテルからブツを奪う仕事を引き受けた。主人公であるヒットマンのレイは、この仕事を最後に足を洗い、故郷に戻って息子と暮らすつもりだった。ところが、一緒に組んだギャングの若者が失敗したことから、カルテルとの壮絶な殺し合いになってしまう。
孤独なヒットマンが強大な組織と戦う悲壮感、故郷や家族、仲間との絆やしがらみ、事件の舞台となった街の保安官や捜査組織との微妙な関係など、このタイプの小説の装置はすべて揃っているのだが、ストーリーに奥行きが感じられないため、薄っぺらな印象が否めない。殺し合いの場面の迫力はあるのだが、ただそれだけで終わってしまっている。主人公のレイを始め、主な登場人物に人間的な魅力が欠けているのが残念だった。

iisan
927253Y1

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