訣別のトリガー



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    初公開日(参考)2013年07月
    分類

    長編小説

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    訣別のトリガー (新潮文庫)

    2013年07月27日 訣別のトリガー (新潮文庫)

    これで全てが終わるはずだった―。組織のヒットマン、レイ・ラマー。妻と息子を乗せた車が“事故”に遭い、妻は死亡、息子は耳が不自由に。彼は大仕事を最後に、足を洗う決意をする。麻薬シンジケートに狙いをつけるが、若い相棒が銃撃戦の末、一人を逃がしてしまう。レイは逃げた男を始末すべく後を追う。生かしておけば息子が危ない。家族を守るために殺しを続けざるを得ないのか。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

    訣別のトリガーの総合評価:6.50/10点レビュー 4件。Dランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (6pt)

    マカロニウェスタン(古い!)好きに

    1990年代初頭のニューメキシコ州で、ギャングのヒットマンがメキシコの麻薬カルテルからブツを奪う仕事を引き受けた。主人公であるヒットマンのレイは、この仕事を最後に足を洗い、故郷に戻って息子と暮らすつもりだった。ところが、一緒に組んだギャングの若者が失敗したことから、カルテルとの壮絶な殺し合いになってしまう。
    孤独なヒットマンが強大な組織と戦う悲壮感、故郷や家族、仲間との絆やしがらみ、事件の舞台となった街の保安官や捜査組織との微妙な関係など、このタイプの小説の装置はすべて揃っているのだが、ストーリーに奥行きが感じられないため、薄っぺらな印象が否めない。殺し合いの場面の迫力はあるのだが、ただそれだけで終わってしまっている。主人公のレイを始め、主な登場人物に人間的な魅力が欠けているのが残念だった。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.3:
    (2pt)

    冗漫&散漫&退屈

    かなり退屈な作品。

    表紙が安っぽいハードボイルドものを連想させたが、
    少なくともそれなりの出来でなければ翻訳まではしないと思いつつ…
    見事に失敗でした。

    スティーブンキングが絶賛だの、トムフランクリンが激賞しただの
    全く関係なしに、「面白くない」小説。

    4日間の出来事と、10年前の出来事を織り交ぜようとしたその努力は
    あろうが、実際の作品では見事にミスマッチ。

    実験的な作なのか、4日間の出来事も、視線を換えて登場人物の動きを
    描こうとしたのだろうが、同じような文体で描かれては、混乱するだけ。
    なぜこうまでして混乱した物語を語ろうと試みたのか不思議。
    何か勘違いしたのだろうか。

    また、登場人物にリアリティがなく、どの登場人物もお決まりの台詞しか
    吐くことがない。
    より正確には心理描写がお粗末すぎて、感情移入が非常に困難。

    唯一主人公だけは、心理描写もマッチしているが、肝心のバイプレーヤーが
    ここまで魅力がないと、「空回りするランボー」としか印象を残さない。

    救いがあるとすれば、最後の80ページ。
    この部分はは、スピーディに物語が展開し、ハードボイルドとしても
    さほど出来は悪くない。
    特に10年前の出来事と繋がっていく筋立ては面白いと思う。

    ただし、主人公と深く関わる登場人物がなぜここまでして、主人公を
    追跡するのかが不可解。
    第2の主人公と言ってもいい人物だけに、いきなり主人公に執着を
    見せるが今ひとつピンとこないことばかり。
    敵なのか味方なのか、単なる追跡趣味(そんな趣味ないか?)なのか。
    ネタバレになるのでここまでにしておきます。

    冗漫で散漫な中間部分をなくせば、それなりの作品にはなったかと思う。
    よって☆は2つ。
    訣別のトリガー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:訣別のトリガー (新潮文庫)より
    4102179224
    No.2:
    (4pt)

    期待し過ぎたか、でも良い(原題:The Carrion birds)

    前作「生、なお恐るべし」とはちょっと趣の異なる本作。

    「血と暴力の国」を彷彿させる激しい銃撃戦を織り交ぜながら、殺し屋家業から足を洗おうと必死に足掻く男レイ・ラマーの姿を描く。

    前作はほぼ3に人間を軸に話が進む。今回も軸になる人間はいるが登場人物が多くなってしまった結果、やや冗長になってしまい中だるみ感が出てしまった。

    中盤戦のレイが敵対組織と衝突する場面は凄まじい。原題の「腐臭を漁る鳥」という名に相応しい、ダークな小説である。

    是非、同著者の新作が上梓された場合は読みたいです。
    訣別のトリガー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:訣別のトリガー (新潮文庫)より
    4102179224
    No.1:
    (4pt)

    熱風と渇きを肌に感じるノワール小説

    熱風と渇きを肌に感じるようなノワール小説。家族との暮らしの望むヒットマン、レイ・ラマーの最後の仕事は相棒のミスにより失敗に終わり、窮地に立たされる。かつて、石油採掘で栄華を極め、今は凋落したアメリカの地方都市を舞台に裏切りと復讐、暴力の嵐が吹き荒れる。

    ドン・ウインズロウの『犬の力』『フランキー・マシーンの冬』といったノワール小説を彷彿とさせる秀作。

    アーバン・ウェイトのデビュー作である『生、なお恐るべし』にも驚かされたが、この作品に漂う独特の雰囲気にも驚かされた。
    訣別のトリガー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:訣別のトリガー (新潮文庫)より
    4102179224



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