生、なお恐るべし



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    初公開日(参考)2011年07月
    分類

    長編小説

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    生、なお恐るべし (新潮文庫)

    2011年07月28日 生、なお恐るべし (新潮文庫)

    ベテランの運び屋ハントは、ある受け渡しの現場を保安官補ドレイクに発見され、逃亡する。彼はやむなく“償い”として仲介者から提示された仕事を受ける。だが、実はその成就を待ってハントを始末すべく、嗜虐的な“調理師”が放たれていた。死闘の末に3人の男を待ち受ける運命とは―?緊密なプロットと鮮烈な人物造型で全米を震わせた超弩級新人のデビュー作、いよいよ上陸。 (「BOOK」データベースより)




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    生、なお恐るべしの総合評価:6.86/10点レビュー 7件。Cランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.7:
    (4pt)

    鮮血の迸りに圧倒されるクライム・ノヴェルの力作

    麻薬の運び屋の男がそのブツの受け取りに失敗し・・・というお話。
    やたらと緊張感が感じられる、全編金縛り状態になるハイテンションのクライム・ノヴェルで、そのヴァイオレンスもリチャード・スタークやジム・トンプスンといった大御所すら想起させる壮絶な仕上がりで、これが処女作とは信じられない出来。ちょっと前にはやった。「シンプル・プラン」をも凌駕するのではないかという血の流れ方、鮮血の迸り方に圧倒されること請け合いの小説。キャラクター造形も巧みで麻薬の運び屋、それを追跡する殺し屋、巻き込まれた保安官補、それぞれに実在感があり、やはり小説はどういうものでも人間が描けてなければならないということを改めて認識しました。キング御大が絶賛したのも頷ける事実です。
    まだ若い著者のこれからが楽しみな力作。機会があったら是非ご一読を。
    生、なお恐るべし (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:生、なお恐るべし (新潮文庫)より
    4102179216
    No.6:
    (2pt)

    過激な暴力を克明に描写する作品がもてはやされるのはなぜ?

    人物、情景、暴力。これらの緻密な描写が魅力とされているけど、私は過剰に感じた。冒頭で登場する刑務所から出たばかりの若者。彼が刑務所に入った理由までこまごまと描写するので重要な登場人物かと思ったらすぐに死んでしまった。彼が刑務所に入った理由もその場限りで後々本筋に絡んでくるようなことも無い。

    途中、主人公がキッチンの流しで水を出しっぱなしにして出来た渦を見つめるくだりがある。やってみたらわかるが、流しにいくら勢い良く水を流しても渦はできない。著者はまだ若いようだが文章から著者の人生経験の薄さが透けて見える。想像力を働かすのは良いけど、全く事実の裏づけが無いとすべてがただの絵空事に思えて感情移入できない。

    私はこの作品の主題を、服役中の父と主人公のハントをダブらせることで自分と父との関係を見つめなおす若き保安官補の葛藤だと読んだのだが、訳者あとがきによると著者はハントという人物を描いてみたくてこの作品を書いたそうだ。ハントを描きたいのなら別のテーマを持ってきた方が良かったし、このテーマを書きたいのなら保安官補を主人公にしたほうが良かったと思う。
    生、なお恐るべし (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:生、なお恐るべし (新潮文庫)より
    4102179216
    No.5:
    (5pt)

    次作への期待と文庫のお得感

    作品のみの評価としては星三つが妥当かと思う。

    麻薬取引で下手を打った中年男を追う殺人鬼、中年男と殺人鬼を追う警察、さらには消えた麻薬を追う組織と、入り組んだ筋立てはかなり魅力的だが、いわゆるチェイス物にしては、物語が結末へ収斂していく緊迫感がやや乏しい。追う者と追われる者を多視点で描く手腕は見事だが、凄腕なのか間抜けなのかよく分からない殺人鬼を始め、登場人物の彫りが中途半端なのも惜しい。

    とはいえ、これらの不満は作者に力量があるからこそ生じるものであって、まだ若い新人にはハードルの高い要求かもしれない。才気走ったきらいはあるが、次作への期待を込めてプラス星一つ。

    また、本作が単行本を経ずに文庫として刊行されたことは意義深い。エンタメとして一定の水準には達しているので文庫なら買いだ。この方式での刊行が定着し作家と作品数が増えれば、いずれは名作も生まれるのではないか。そこでプラス星一つ。これで都合五つとなった。
    生、なお恐るべし (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:生、なお恐るべし (新潮文庫)より
    4102179216
    No.4:
    (4pt)

    だめなひと

    刑事でも探偵でもない人が主人公。
    ダメな人が主人公の本が好きです。
    追手が非常に怖いです。。
    また視点が主人公だけでなく変わるので、読んでいて飽きません。
    主人公の中途半端な人柄がまたリアルでいい感じです。
    地味ながら面白い作品でした。
    登場人物の話をもっと内容を濃くして、上下巻に分けてもいいんじゃないかと思いました。
    作者の今後の作品に期待したいです。
    生、なお恐るべし (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:生、なお恐るべし (新潮文庫)より
    4102179216
    No.3:
    (4pt)

    いや、面白かったですけど。

    読み終えて、最初に思ったこと。今の日本で、このレベルに達するミステリー小説(かな?)を書ける作家が何人いるだろうか。つい先日も、このAmazonレビューで、某日本人作家の作品を酷評したばかりである。

    主人公の過去との向き合い方、副主人公のまわりの人物描写などで、ちょっと甘いかなと感じる点はあったが、いやいや、このストーリーテラーぶりはたいしたものだ。息をもつかせぬテンポと緻密な構成力は読んでいて、全く飽きさせない。

    若干31歳か2歳で、よくもこんな小説が書けたものだ。54歳の男の悲しみを書いて、それが結構説得力がある。いや、これだけでも読む価値はある。ラストも結構おしゃれだ。

    スティーブン・キングが絶賛するだけのことはある。悪いことは言わないので、冒険小説好きの方には一読をお薦めしたい。
    生、なお恐るべし (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:生、なお恐るべし (新潮文庫)より
    4102179216



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