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訣別のトリガー



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【この小説が収録されている参考書籍】
訣別のトリガー (新潮文庫)

訣別のトリガーの評価: 3.33/5点 レビュー 3件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

冗漫&散漫&退屈

かなり退屈な作品。

表紙が安っぽいハードボイルドものを連想させたが、
少なくともそれなりの出来でなければ翻訳まではしないと思いつつ…
見事に失敗でした。

スティーブンキングが絶賛だの、トムフランクリンが激賞しただの
全く関係なしに、「面白くない」小説。

4日間の出来事と、10年前の出来事を織り交ぜようとしたその努力は
あろうが、実際の作品では見事にミスマッチ。

実験的な作なのか、4日間の出来事も、視線を換えて登場人物の動きを
描こうとしたのだろうが、同じような文体で描かれては、混乱するだけ。
なぜこうまでして混乱した物語を語ろうと試みたのか不思議。
何か勘違いしたのだろうか。

また、登場人物にリアリティがなく、どの登場人物もお決まりの台詞しか
吐くことがない。
より正確には心理描写がお粗末すぎて、感情移入が非常に困難。

唯一主人公だけは、心理描写もマッチしているが、肝心のバイプレーヤーが
ここまで魅力がないと、「空回りするランボー」としか印象を残さない。

救いがあるとすれば、最後の80ページ。
この部分はは、スピーディに物語が展開し、ハードボイルドとしても
さほど出来は悪くない。
特に10年前の出来事と繋がっていく筋立ては面白いと思う。

ただし、主人公と深く関わる登場人物がなぜここまでして、主人公を
追跡するのかが不可解。
第2の主人公と言ってもいい人物だけに、いきなり主人公に執着を
見せるが今ひとつピンとこないことばかり。
敵なのか味方なのか、単なる追跡趣味(そんな趣味ないか?)なのか。
ネタバレになるのでここまでにしておきます。

冗漫で散漫な中間部分をなくせば、それなりの作品にはなったかと思う。
よって☆は2つ。
訣別のトリガー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:訣別のトリガー (新潮文庫)より
4102179224

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