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凍
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凍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全103件 101~103 6/6ページ
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ヒマラヤを舞台にした高峰登攀の日々を縦軸に、登山家夫婦の半生を横軸に展開される骨太劇的沢木流ノンフィクション。沢木が完全に黒子に徹するのは、ある作家の妻の生涯を描いた「檀」(新潮社)と同様である。登場人物たちの内面が深く掘り下げられており、登攀の描写は沢木が傍観者としてすぐそばにいたかのような迫力があり、たちまち物語の奔流に呑み込まれてしまう。登山の専門用語がいたるところに出てくるが、その解説もさりげなく丁寧でわかりやすく、門外漢でも心配無用である。読んでいて「凍える」場面が何度も出てきた。からだがブルブルふるえてきて、一服置きたくなったが、文章を這う目線は容赦なくそれを拒む。よじ登るように貪欲に先へ先へと進みつづけるのだ。 | ||||
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山は怖いもんだ。 それでも「死ぬまでに一度は・・・」と想う場所や経験がある。 運よくその想いを実現すると大概は納得して、 大きなリスクを背負ってまでの挑戦はあまり考えなくなる。 まして、自分の価値観に妥協せず、 忠実に生き続けるための挑戦ほど難しいことはない。山野井夫妻の想いが文章から透けて見える。 自分がリスクを怖れずに突き進んでいた頃と重ね合わせると、 こんな生き方を続けられる人がいるんだ・・と心苦しくなった。最後まで手の汗を握りしめながら読んでいた。 もう少しだけ自分の価値観を大切にして生きることにした。 | ||||
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登山ほどでもないがハイキング、トレッキングが好きで登山を題材にした小説は色々読むが、登山の場面は高所登山に付きものの恐怖、困難、挑戦、失敗と成功が描かれていて、目新しさはなかったが、主人公の二人の生き方は素敵だと思う。 山はおまけをくれなかったけど、人生の神様は一生懸命生きる人には、十分なおまけをくれるね | ||||
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