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ガーデン殺人事件
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ガーデン殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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ヴァン・ダイン作品は高校時代に前作読みましたが、その時点での自分の評価は、「『グリーン家殺人事件』に次ぐ傑作」でした。ただ1か所引っかかっているのが、ルーフガーデンで射殺された被害者が警察を呼べないように犯人が細工した電話線の切断でした。目の前に銃を突きつけられているときに、電話で警察を呼ぶことができるのか、という疑問からです。いまでも犯人の無駄な事前工作に見えてしょうがありません。 しかしそれ以外は、(作者としては)スピーディーな筋運び、ドラマティックな仕掛け、競馬をめぐる楽しい薀蓄、ニューヨークの摩天楼からの景色など、実に私の波長にぴったり合ってしまったのでしょう。欲を言えば、初期作品のように、ヴァンスとマーカムの論戦場面をふんだんに入れてほしかった。 絶版にならないよう、未読の方はぜひ買って読んで戴きたい作品です。 | ||||
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ヴァン・ダインの名作です。 蛇足のように扱われてしまう後半6作品の中にあって、ひときわ輝くのが本作です。 往時の派手さはないものの、登場人物たちの性格造形ややりとりを、競馬に興じる当時のアメリカのセレブ達として印象的に描写しています。(でも放射性ナトリウムの説明は怪しいですが) この作品でも特異な犯人像を造形しているのですが、動機が釈然としません。想像を逞しくすると犯人に殺人の教唆をした人物が浮かび上がってきて、実は名探偵は大敗北を喫していたのではなどという裏のストーリーまで妄想してしまいます。 戯言はさておき、世評にとらわれることなく、ご一読をお薦めします。 | ||||
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