誘拐殺人事件



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初公開日(参考)1961年02月
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長編小説

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誘拐殺人事件 (創元推理文庫 103-10)

1961年02月03日 誘拐殺人事件 (創元推理文庫 103-10)

ガーデン殺人事件を解決して一息ついたファイロ・ヴァンスのもとへ、奇怪な誘事件の知らせがとどく。旧家の道楽息子が誘され、現金五万ドルの身代金を要求した紙が残されていたというのだ。現場を検証したヴァンスは「彼はもう死んでいる」とつぶやく。巨匠ヴァン・ダインの後期を飾る力作長編。付録として著者唯一の自伝を収録する。 (「BOOK」データベースより)




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誘拐殺人事件の総合評価:6.50/10点レビュー 4件。-ランク


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No.4:
(3pt)

当時の批評家共には、本当に読んだのかと問い詰めたい。

ヴァン・ダインは自分で書いた通りに初期6作以上は傑作は書けなかった。
これが自称専門家達の定説である。彼らには本当に全ての作品を読んだのかと問い詰めたい。
まず初期の2作、カナリヤ・ベンスン。まずこれが駄作である。
ミステリーの発展した今日に至っては、このような作品は溢れるほどある。また、ヴァンス物の特徴であるぺダンティック性やサスペンス性も薄く印象に残らない。
次に、僧正・グリーン家。傑作である。
ぺダンティック性は後期の作品と比べると薄いが、サスペンス性は十分であり、物語はスリリングである。
(ただし、何分昔の作品であるため、現代の読者受けはすこぶる悪いと思われる)。
そして今作ではあるが私的な評価としては本格物として見れば僧正・グリーン家より上である。
ただ、今作はギャング団による誘拐・銃撃戦等のメロドラマ要素により著しくサスペンス性が下がっており、これを許容できるかどうかで評価が随分と変わる。
また実際に殺人の実行はギャング団の犯行(悪魔で実行犯であり、計画犯は別にいる)であり、その事実が謎解きパートに突入してからでないと判明しないというアンフェアさも評価に影響するだろう。
しかし意外な犯人を突き詰めていくと推理小説のお約束(ルール)を破る事に繋がるのは大家の作品を見ても分かる事であり作品評価への直接的影響は少ないものだと愚考する。
(ぱっと上げられるものとしてはオリエント急行、そし誰、Yの悲劇、モルグ街。どれも現在は古典的名作とされる作品ばかりである)
誘拐殺人事件 (創元推理文庫 103-10)Amazon書評・レビュー:誘拐殺人事件 (創元推理文庫 103-10)より
4488103103
No.3:
(3pt)

ネタ切れだけれど丁寧な仕事

流行の最先端のアイテムを小説に取り込んできたヴァン・ダインも、そろそろネタ切れに直面か、あまりインパクトはありません。軽業師みたいな中国人が登場したり、禁酒法時代なのでギャングが絡んできたり、自身の提唱した20則も無視という荒行の割には、辻褄の合わせ方などは過去の作と変わらず丁寧だと感じました。ヴァンスがギャングと撃ち合いするなど、デビューの頃は想像もできなかった展開あり。いろんな意味で、殻を破っていく人だったんですね~。
誘拐殺人事件 (創元推理文庫 103-10)Amazon書評・レビュー:誘拐殺人事件 (創元推理文庫 103-10)より
4488103103
No.2:
(4pt)

思っていたよりは

よくヴァン・ダインのファイロ物は最初の4作まで、と聞いていたので、期待はせずに購入して読んでみましたが、そんなに面白くないというほどではなく、珍しくファイロ・ヴァンスのアクション?シーンもあったりして私としては楽しく読ませてもらいました。とりあえず、ファイロ・ヴァンス物の1作目から、この誘拐殺人事件まで読み終わり、あと残すは2作♪
誘拐殺人事件 (創元推理文庫 103-10)Amazon書評・レビュー:誘拐殺人事件 (創元推理文庫 103-10)より
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No.1:
(3pt)

新たな境地への試み

ファイロ・ヴァンスシリーズの第10作目。
旧家の道楽息子が誘拐され、5万ドルの身代金が要求されます。そして遂には被害者の妻までもが誘拐されるというお話です。
既に人気に陰りが見えていたヴァン・ダイン。このままではいけないと思ったのでしょうか、この作品では彼なりのハードボイルドを描こうとしてかヴァンスに銃撃戦をやらせています。
結果ははっきり言ってしまえば芳しくなく、全体的にキレがありません。
とはいえ次作は映画化が目的だけの作品になり、最終作は未完のようなものですから筆者が新しい境地を模索して推理小説として生き残ろうとした最後の作品だと思えば興味深い作品です。
誘拐殺人事件 (創元推理文庫 103-10)Amazon書評・レビュー:誘拐殺人事件 (創元推理文庫 103-10)より
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