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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全197件 1~20 1/10ページ
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倍返しで知られる池井戸さんの作品はドラマで見て楽しんでいたが、病院での時間つぶしに何冊か選んだ文庫の1つ。読みだしたら止まらない池井戸潤さんの本の面白さを体験した最初の本。面白過ぎて、遅れてやってきた池井戸潤マイブームの火付け役でした。 | ||||
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好きな作家です。 | ||||
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中堅銀行員、倉田太一が中小企業に出向する物語とその出向者の倉田太一の家族がストーカー被害にあう物語がパラレルに進む。 ナカノ電子部品会社では、営業部長の真瀬が我が物顔で会社を仕切っていた。そこに出向した倉田は総務部長だった。真瀬の怪しい伝票や、在庫があったりして、何かがおかしいとおもう倉田。西沢という経理のベテラン社員が、スジがいい。倉田をサポートする。 チェックをすることで、怪しいことが明らかになるが、真瀬営業部長は全く無視。「あんたは銀行員だから」といってのける。倉田は、社長に報告するも、社長は「波風立たせずに、仲良くしてください」と言って、真瀬の立場にたつ。倉田はやりきれない。2000万円の部品でのすったもんだ。その背景を倉田が、探り出す。真瀬営業部長は、過去の負債を抱えていた。 一方で、倉田は会社帰りに混雑している駅のホームで、割り込み乗車の男を注意した。その男が、根に持って、家に尾行し、ストーカーをする。また、様々なイタヅラがあるのだが、単にその男だけでなく、別の男も嫌がらせをするのだ。そして、家には盗聴器が仕掛けられていた。ストーカーたちに狙われる倉田家。ようこそ、わが家へという題名があまりにも皮肉である。 | ||||
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構成と文章にどんどんと引き込まれていく作品です 池井戸マジックなのでしょうね プライベートで起こる問題と、会社で起こる問題 そして時々に入ってくる子供の頃の回想。。。うまいなあ。。 何気ない暮らしの中で起きる事件 最近の電車での事件も同様に、だれがまきこまれるかわからないいやがらせ 昔のように、正義感をもって対峙していく大人が少なくなりましたね 巻き込まれないように、事なかれ主義的にいきてしまう いたしかたないのかもしれませんが、ちょっと残念な世の中になってきましたね 会社でも、不正疑惑が起き、次々とつじつまの合わない出来事がおきてくる 会社経営の要であるキャッシュが尽きていく恐怖感を感じていく主人公 ありがちな営業主導型の売上さえ上がっていればいいじゃないか経営 売上を落としたくないがための不正などへの妥協 問題を紐解く主人公はかっこいい が、結末はちょっと「あれ?」そうなるの。。という感じかな 引き込まれて読み進めました、最後がちょっと平和な解決でいいような、 残念なような。。。ハッピィエンド風ですね | ||||
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他の池井戸作品に出てくる主人公達とは違って、仕事も大して出来ず、風采も上がらず、気も弱いというマジメなだけが取り柄という冴えない中年が主人公。これがわかった時点で他の作品のようなワクワクドキドキ感溢れるドラマティックな展開は期待出来そうもないと思い、読むのを止めました。 知力・腕力・胆力何れもないという、取るに足らない人物である主人公には難事が降りかかっても到底自力では解決出来ないだろうし、最後まで読んでも時間のムダだと思えます。もっともこの「三無い主人公」と同じタイプの方は感情移入出来るかも知れません。 | ||||
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大手銀行から中野の電子部品中堅企業の総務部長に出向する、温厚で大人しいタイプの倉田太一52歳。横浜市港北にある戸建に、妻、大二の息子、高三の娘と、若干軽んじられながらも仲良く暮らす日々。 が、ある日、柄にもなく帰宅途中に列を無視した若目の男を注意したところ、「名無しさん」にストーキングされる様になり… 会社ではやり手の営業部長の不正疑惑を巡る確執に汲々としつつ、それでも平穏な生活を取り戻すため、内外に頑張ります。 皆、それぞれに名前があり、それぞれの尊い人生を生きている。 流石の池井戸さん、面白かったです。 | ||||
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池井戸潤さんの本です。 銀行からの出向社員の倉田が、ひょんなことから、ストーカー被害を受ける。 家に、いやがらせがはじまったのである。 時を同じくして、倉田の勤めるナカノ電子部品で、真瀬営業部長がらみの、帳簿とのつじつまがあわない、不可解なできごとがおこる。 社長の持川は、出向社員の倉田のアドバイスも従おうとしない。 ますますはげしくなるいやがらせ。 はたして、倉田はどうなるのか? というような話でした。 ストーカーの犯人は誰?とか、真瀬営業部長の不可解な動きだとか、 謎があって、それで物語を引っぱっていく感じです。 ただ、真瀬の話は、ありがちな話と言えば話で、ストーカー犯人も、捕まったかと思いきや、実は複数いたという二段オチで、なかなか一筋縄ではいかないかな、という気がします。 「ゲーム感覚で悪いことをする」ということに対して、 この物語では、倉田の息子の健太の言葉で、以下のように語っています。 「いまはもう、ムラ社会の常識は通用しないんだよ。それが通用したのはせいぜい昭和までだ」 健太の言葉は、倉田の価値観に罅を入れた。「ムラでは、お互いに顔を知っていて、それがどこの誰で、父親が誰で、仕事は何で――みんなが知ってるだろ。だから本当に悪い奴だって、簡単には悪いことができないわけだ。すぐに捕まるからね。つまり、素性がわかっていることが、抑止力になってたわけ。だけど、満員電車で背中をくっつけたって、相手はどこの誰だかわからないこの世の中で、そんな抑止力なんて期待できるわけがない。名前も住所もわからなきゃ、ましてや性格なんて知りようがない。つまりは匿名の世の中なんだ。コノヤローと思ったとき、ムラ社会なら世間体が先に立つから遠慮する。すみませんと謝罪するかも知れない。だけど、匿名が前提の世界では、たとえ顔を見られていたって、こっちの素性さえわからなければ仕返しできるんだ。徹底的に、ときにはゲーム感覚で。そして忙しい警察も、ある程度のところまでは見逃してくれる」(165~166㌻) ストーカーが、ゲーム感覚でやってる、ということなんですが、 とはいえ、この健太も、実は同じ穴の貉、ミイラ取りがミイラ、というオチなんですけどね。 倉田の生き方というのが、「正しい」というあり方なんですが、 そういう生き方について、次のように語られているのが印象的でした。 「必要かどうかは会社の事情によるだろう。だけどな、倉田。自信、持てよ。お前、正しいことしてるじゃないか」 「正しいことがいつも正しいとは限らないんだよ。だから世の中は難しいんじゃないか」(359㌻) 倉田の出向先から、倉田がお払い箱になるわけですが、会社の不正を糺して、それが原因だったりするわけで、どうして正しいことをしているのに報われないのか、ということが語られています。 そうですよね。僕も不正を糺しまくってきましたが、 清濁併せ呑むとかいうわけのわからん理屈によって、排撃されまして、 只今、絶賛左遷中でございますからね。 この倉田の言葉は、とても重かったりするわけです。 とはいえ、最後のほうに、 愚直で不器用だが、至極真っ当な人生を歩んできたとの自負だけはある。そのどこが悪い。(436㌻) と語られているのが、少し救いではあります。 でも、いささかテンプレなところもあって、 倉田の味方をしてくれる摂子が、「茶髪でシングルマザー。だけど、経理は凄腕」(436㌻)など、 悪そうに見えるけど、良いヤツだぜ、というような、 いささかテンプレっぽいところが、多少の難点ではあります。 やっぱり、正しい人間は、茶髪じゃあかんやろ、と思うのです。せめて、金髪だろ、と。(笑) とりあえず、正しいものが指弾されてしまうという、 そんな現代の矛盾を描いている、なかなか面白い小説でした。 | ||||
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うだつの上がらない出向銀行マンが巻き込まれる非日常の出来事にはらはらしながら一気に読みました。 ラストはきっちり一件落着となって良かった。 大変に面白く読ませていただきました。 | ||||
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良い状態でした。 | ||||
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原作ではお父さんが主人公で、会社でのエピソードはそのままですが、 ドラマでは息子が主人公。娘やお母さんまで嫌がらせや、ストーカーで 一家で大変な事に。ワクワク感が凄かったので少し物足りないかな。 ドラマ未視聴なら十分いいと思います。 | ||||
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いつもの池井戸作品のつもりで気楽に読み始めたのですが、すぐにそれが大きな誤りだと気が付きました。タイトルに騙されて(勝手に誤解しているのですが)、購入してしまいました。ちょっとしたことで切れる今の若者?に執拗にストーカーされ、迷惑行為をされ続けた時点で読むのを中断しております。果たして続けて読むのがいいのか、迷い中です。結論が出るまではほかの作品を読んでおきます。 | ||||
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TV番組ドラマを先に見てしまったので、本を読むのがおそくなりました。 やっと読んだら、主人公が父だったので違う方向から見直せて違った面白さが味わえました。 | ||||
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池井戸先生のファンです。 | ||||
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ありがとうございます❗綺麗でした | ||||
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弱気な52歳のサラリーマンの倉田が、家庭と仕事でトラブルに見舞われるも、と一緒にそれらを解決していくストーリーです。 一つ残念だったのは、ネタバレになるのであまり書きませんが、結局は企業内部の不祥事とストーカー事件が同時に発生し、それを乗り越えていく倉田の成長は一応感じられるのですが、それほど深い話ではありません。そして倉田の息子や前職場の同僚も優秀すぎるだけという見方もあります。 また標題の「ようこそ、わが家へ」は内容とは無関係です。 | ||||
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ほとんどのサラリーマンは電車通勤をしている。そして、その電車通勤のなかに危機は潜んでいる。会社からの帰路で、列を無視して電車に乗り込んできた男を叱りつけた。しかし、その叱った行為に憤慨した男にわが家は恨みを買うことになり、仕返しを受けることになっていく・・・と問題提起されストーリーが始まっていく。興味をそそるスタートに期待が高まる。 このまま、この男とのバトルが展開されていくのかと思いきや。その後、勤め先や、息子や妻の諸問題がシンクロしてくる。わが家の嫌がらせは一つではなかった。嫌がらせは一人ではなく複数。でも、その関連性がないのは疑問?複数のストーリーを組み合わせた感じになっています。 何故、電車の男だけに絞って描いていかなかったのか?疑問に残る。その事を踏まえて読んでもらいたい。池井戸潤の力量は感じられます。 | ||||
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乱歩賞受賞作家ということで期待したが、数ページで挫折した。 平凡な男性の、平凡な主観記述ばかり。 小説の描写とは、キャラクターの主観ではなく客観的なことだよ。 技術的に低レベルすぎて、内容云々まで入ってこない。 | ||||
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池江戸潤の作品はどれを読んでも面白く今回もスリルとサスペンスを楽しみながら読ませて頂きました。 | ||||
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安直な週刊誌の漫画を見ているようです。 満足感がありませんでした。 | ||||
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池井戸潤の最近の作品は、下町ロケットなどで零細企業が大企業相手に戦い完膚なきまでに叩き落す様な作品で、スケールも大きい。その点、この作品は、やはり池井戸潤の主人公は銀行勤めのサラリーマン。どこにでもいそうな平凡な家庭を持つ、下町ロケットの様な熱い志を持った人物ではない。それがひょんなことから、普段は見て見ぬ振りをするのだが、電車の乗り方を注意した事から、ストーキングされて家族を脅かし始める。ただ、この見て見ぬ振りは、日常に転がっている。ただ、昔の様に、人が人を注意しない、事なかれ主義そのものになっている。理由は、面倒な事に巻き込まれたくない!それが普通になっている時代。主人公は気の良いが、物腰も弱い人物。下町ロケットの社長の様な人が、少ない時代。そう、どこにでもいそうな人が、巻き込まれていくのだが、家が大変なだけでなく、職場も大変な事になっていく。ネタバレしてはいけないので詳細は記載しないが、この作品は、一冊で二度美味しい作品。サスペンスでありながら、銀行員としての事件があり、家庭と会社の2つのトラブルがある。多くの伏線が張られておりサスペンスとしてもひと筋縄ではいかない。一気に読破できる。感動的な大きなものはないが、そこがかえってこの作品の魅力だと思う。 | ||||
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