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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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池井戸潤さんの本です。 銀行からの出向社員の倉田が、ひょんなことから、ストーカー被害を受ける。 家に、いやがらせがはじまったのである。 時を同じくして、倉田の勤めるナカノ電子部品で、真瀬営業部長がらみの、帳簿とのつじつまがあわない、不可解なできごとがおこる。 社長の持川は、出向社員の倉田のアドバイスも従おうとしない。 ますますはげしくなるいやがらせ。 はたして、倉田はどうなるのか? というような話でした。 ストーカーの犯人は誰?とか、真瀬営業部長の不可解な動きだとか、 謎があって、それで物語を引っぱっていく感じです。 ただ、真瀬の話は、ありがちな話と言えば話で、ストーカー犯人も、捕まったかと思いきや、実は複数いたという二段オチで、なかなか一筋縄ではいかないかな、という気がします。 「ゲーム感覚で悪いことをする」ということに対して、 この物語では、倉田の息子の健太の言葉で、以下のように語っています。 「いまはもう、ムラ社会の常識は通用しないんだよ。それが通用したのはせいぜい昭和までだ」 健太の言葉は、倉田の価値観に罅を入れた。「ムラでは、お互いに顔を知っていて、それがどこの誰で、父親が誰で、仕事は何で――みんなが知ってるだろ。だから本当に悪い奴だって、簡単には悪いことができないわけだ。すぐに捕まるからね。つまり、素性がわかっていることが、抑止力になってたわけ。だけど、満員電車で背中をくっつけたって、相手はどこの誰だかわからないこの世の中で、そんな抑止力なんて期待できるわけがない。名前も住所もわからなきゃ、ましてや性格なんて知りようがない。つまりは匿名の世の中なんだ。コノヤローと思ったとき、ムラ社会なら世間体が先に立つから遠慮する。すみませんと謝罪するかも知れない。だけど、匿名が前提の世界では、たとえ顔を見られていたって、こっちの素性さえわからなければ仕返しできるんだ。徹底的に、ときにはゲーム感覚で。そして忙しい警察も、ある程度のところまでは見逃してくれる」(165~166㌻) ストーカーが、ゲーム感覚でやってる、ということなんですが、 とはいえ、この健太も、実は同じ穴の貉、ミイラ取りがミイラ、というオチなんですけどね。 倉田の生き方というのが、「正しい」というあり方なんですが、 そういう生き方について、次のように語られているのが印象的でした。 「必要かどうかは会社の事情によるだろう。だけどな、倉田。自信、持てよ。お前、正しいことしてるじゃないか」 「正しいことがいつも正しいとは限らないんだよ。だから世の中は難しいんじゃないか」(359㌻) 倉田の出向先から、倉田がお払い箱になるわけですが、会社の不正を糺して、それが原因だったりするわけで、どうして正しいことをしているのに報われないのか、ということが語られています。 そうですよね。僕も不正を糺しまくってきましたが、 清濁併せ呑むとかいうわけのわからん理屈によって、排撃されまして、 只今、絶賛左遷中でございますからね。 この倉田の言葉は、とても重かったりするわけです。 とはいえ、最後のほうに、 愚直で不器用だが、至極真っ当な人生を歩んできたとの自負だけはある。そのどこが悪い。(436㌻) と語られているのが、少し救いではあります。 でも、いささかテンプレなところもあって、 倉田の味方をしてくれる摂子が、「茶髪でシングルマザー。だけど、経理は凄腕」(436㌻)など、 悪そうに見えるけど、良いヤツだぜ、というような、 いささかテンプレっぽいところが、多少の難点ではあります。 やっぱり、正しい人間は、茶髪じゃあかんやろ、と思うのです。せめて、金髪だろ、と。(笑) とりあえず、正しいものが指弾されてしまうという、 そんな現代の矛盾を描いている、なかなか面白い小説でした。 | ||||
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原作ではお父さんが主人公で、会社でのエピソードはそのままですが、 ドラマでは息子が主人公。娘やお母さんまで嫌がらせや、ストーカーで 一家で大変な事に。ワクワク感が凄かったので少し物足りないかな。 ドラマ未視聴なら十分いいと思います。 | ||||
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池井戸先生のファンです。 | ||||
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下町ロケットや半沢シリーズみたいな力はない。ただ、ふつうに悪くはない本。 | ||||
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駅で割り込みを注意してから,自宅に次々と起きる嫌がらせ. 一方,出向先の会社では不可思議な在庫が発覚する. 些細な割込みの注意に始まる不審な出来事から受ける主人公と家族の不安や 理不尽に対する怒りはなかなかよく書けている. 徐々にエスカレートする感じや警察の無力もリアリティがある. とはいえ,ストーカー被害を扱ったストーリーのような売り文句のわりには 内容的にはそれほど”濃ゆい”話にはなっておらず適切に対処し決着できている. オチには少しどんでん返しがあるが,眼を見張るようなものではない. 会社での一連の話は池井戸氏らしいストーリーではあるがワンパターンな印象. ストーカー事件との関連もなく,この2つの話を1つの小説に盛り込んで意図がよくわからない. | ||||
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非常に印象が薄く、内容もうろ覚えである。 池井戸氏の作品の中では凡作であったような気がした。 | ||||
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この作品を読んだ後、連ドラが始まりました。私なりの人物を想定して読み進むので、また、作品と筋が違うので、ドラマが先行する人は、ちょっと戸惑うかもしれませんね。 | ||||
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最後にオチとして、一つに集約されると思ったら、複数箇所で別々にオチていて、軽く辟易しました。 | ||||
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池井戸作品らしく、企業モノの香りもするし、逆転劇にもなっています。伏線がいくつか張られているので、ひっかかる楽しさもあります。とにかく気楽に気楽に読める一冊でしょう。 | ||||
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ドラマを見て購入しました。 ドラマよりあっさりしている感じでした。 | ||||
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話題のドラマの原作本ということで読んでみましたが、私はドラマの設定の方が好きです。 特に原作の健太はかなりブラックで、彼の性格や行動にかなりモヤモヤしました。 | ||||
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読み進めやすい作品ですが、読み終えてもあまり印象に残りにくい終わり方でした。 もっと伏線があれば良かったなと思います。 | ||||
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月9ドラマ化の帯につられて購入、TVが進む前に一気読みしました。 前半は謎解き、息づまる展開、なかなかの緊張感が突き上げてきます。 登場人物の性格も容易に読み取れ、入りやすい小説だと思います。 気になる展開を追いかけるとやがて、ちょっと残念なことに いつもの池井戸作品のにおいが立ち込めてしまう。 それが好き、そうこなくっちゃ、という人には☆5つもありますね。 わたしは鼻についたので☆ひとつ減点。 テレビドラマは主演俳優ありきで改ざんされた筋立てなので 楽しむ趣旨が異なるように思います。 キャラ設定に無理があって、誇張しすぎ。 あれはあれ、これはこれ でそれぞれ夢中になれる要素はあります でもわたしは断然、「空飛ぶタイヤ」だなあ | ||||
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池井戸さんの作品を初めて読む方なら楽しめるのでは。 何作か読んだ自分には新鮮に感じられませんでした。 可もなく、不可もなくというところでした。 | ||||
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途中までいい感じでしたが、後半急に話しを終わらせたようでガッカリ。スタート面白かっただけに残念でした。 | ||||
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自分も人との諍いや争いが苦手な平和主義で、自己主張するくらいなら我慢してしまおうという性質なので、主人公の気持ちがよくわかり親近感さえ覚えていて、設定も誰しもが同じ目に遭いそうな内容なのもあり、最後の最後まで楽しく読めたのに、最後でここで終わり!?になりました。 最後がもう少しあれば、面白いで済んだだけに残念です。 終盤までは、楽しめます。 最後には、期待しないでください。 | ||||
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自宅の問題、会社内の問題 その2つを主人公は同時に解決していくのですが、てっきり最後にそれら2つがつながって とっておきのカタルシスが得られるものと勘違いしておりました。。 結果、別々の物語が同時に語られていただけなのですね。。残念・・。 なぜこれらを同時に語る必要があるかよく分かりませんでした。 会社内の問題の方が読み応えがあり、おもしろいが、自宅の問題は正直退屈・・。 差し込まれる度に、読み飛ばしたくなりました。。 でも最後でつながると思って、我慢して読んでいたのに・・何もない・・。 実は長男が犯人だったくらいのインパクトがあれば、まだ楽しめたのかも・・。 | ||||
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ぐいぐい読み進んでしまうのは上手いんだけど読後に残らない・・・ 家庭に忍び寄るストーカーと会社での理不尽な出来事 本当にお気の毒様としか思えない境遇の中で家族の仲が良いのが 唯一の救いだわね~と思った。ドラマ化ということですがドラマでは お父さんじゃなくて息子が主役?この本がどんな映像になるのか 楽しみです | ||||
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さすが池井戸作品だけあって、会社員の心理描写は抜群で、困難の設定配置もうまい。序盤からぐいぐい展開に引っ張られる。ただし、中盤以降、先が読める展開になり、いつものパターンとなり、物足りなくなってまうのがとても残念。 | ||||
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日曜夜のNHKラジオドラマにこちらの作品が登場されました。2回3回とシリーズが進むと早く結末が知りたくなりネットで購入してイッキに読みました。意外と長編でしたが、半沢直樹風の演出が頭を巡り様々なエンディングを想像しながら読み進めました。 ・・・なにをかいわん、☆3つの作品でしたね。 | ||||
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