ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。

幹部行員の裏金工作を追及した恋窪商太郎は、謂れなき罪を着せられメガバンクを辞職。

「これは貸しだからな」。謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。

巨大スーパー・一風堂を襲った連続爆破事件。

池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。

女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻した―。

失業中の元銀行員・大原次郎は、再就職活動中に金融絡みの難題について相談を受けた。

都市銀行の中でも「負け組」といわれる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。

銀行には金と秘密と謎がある。

ベテラン女子行員はコストだよ―そう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手ホープの“狂咲”こと花咲舞。

通称“座敷牢”。関東シティ銀行・人事部付、黒部一石の現在の職場だ。

心を病んで入退院を繰り返し、妻に去られた大間木琢磨。父の遺品を手にすると、生まれる前・昭和三十年代の光景が脳内に蘇った。

帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平。

半沢直樹が帰ってきた! 今度の敵は政治家だ! 出向先から東京中央銀行本店に復帰した半沢直樹に頭取から大仕事が降ってきた。

会社がヤバい。彼女とヤバい。

子会社・東京セントラル証券に出向した半沢直樹に、ＩＴ企業買収の案件が転がり込んだ。

大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。

北から南へ、そして南から北へ。

ミステリ作家vs連続放火犯 のどかな集落を揺るがす闘い! 東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。

きっかけはパワハラだった!トップセールスマンのエリート課長を社内委員会に訴えたのは、歳上の部下だった。

走行中のトレーラーのタイヤが外れて歩行者の母子を直撃した。

零細工場の息子・山崎瑛(あきら)と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬(かいどうあきら)。

東京第一銀行の花咲舞は、今日も不正を許さない。別府支店が見送りの判断を下した、老舗温泉旅館への巨額融資。

池井戸潤最新作! 経営戦略室から左遷された男が挑む――。

時はさかのぼり、東京中央銀行大阪西支店・融資課長時代のこと。

ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。

混迷する政局の中、熾烈な総裁選を勝ち抜いて内閣総理大臣に就任した与党民政党の政治家・武藤泰山。

「新種のウイルスだそうです」第二次内閣を発足させた総理大臣・武藤泰山のもとに驚愕の報が飛び込んだ。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。

小さな喫茶店を営む女性が殺された。 加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。

大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。

大人気シリーズ、待望のシリーズ最新刊! 宇宙(そら)から大地へ。

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。

社長・佃航平の閃きにより、トランスミッションの開発に乗り出した佃製作所。果たしてその挑戦はうまくいくのか――。

「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。

遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。

その夏、信じられないことばかり起きた。「ラプラスの魔女」シリーズ! AIによる監視システムが強化された日本。

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。

二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。

いったい何歳になれば定年なんだーー人事部次長・加納英司、人生を見つめる 生命保険会社・永和生命では、70歳までの定年延長を目指している。

あなたの余命は半年です――ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。

それは、ただのレースではない。２年連続で本選出場を逃した崖っぷちチーム、古豪・明誠学院。

ロボットは人間に危害を加えてはならない。

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。

埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。

ペットの洋服作りの仕事が軌道に乗ってきた芭子と、パン職人の道を邁進する綾香。

「お母さん、殺されたのよ」―学校から帰ってきた美幸は、家で母が殺害されたことを知らされる。

「ご主人の欠点は浮気性」帰宅すると不倫相手が妻と談笑していた。

事故に遭って陸上競技をあきらめた圭祐は、ひょんなことから放送部に入部する。

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。

僕たちは「その日」に向かって生きてきた―。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。

深夜の交差点で衝突事故が発生。信号を無視したのはどちらの車か。

誰も知らなかった湯川(ガリレオ)の秘密 南房総沖に、男の銃殺死体が浮かんだ。

日本推理作家協会賞受賞!心に刺さる連作短篇集 島に生まれ育った人々の、島を愛し島を憎む複雑な心模様が生み出すさまざまな事件。