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愛しすぎた男
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愛しすぎた男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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本書の解説で吉野仁さんが、「<ストーカー>という・・・きわめて今日的な問題が描かれている・・・」と述べている。また、裏表紙でも、「いま話題の『ストーカー』(追跡者)の世界を内側から描いた・・・」と記されている。 評者は、パトリシア・ハイスミス作品の、今日性や画期性を称賛するにやぶさかでないが、本書の主人公デイヴィッドは、今日の日本で話題になるようなストーカーでは決してない。 デイヴィッドとアナベル(<ストーカー>的行為の相手)はかって恋人同士だった。別の男と結婚してしまった彼女は幸せではないと、デイヴィッドは固く信じ込んでいる。しかし、デイヴィッドはアナベルにつきまとってはいない。彼が愛を伝える手段は手紙と電話で、その執拗さはあるにしても、正攻法で臨んでいるのだ。 夫ジェラルドが妻あての手紙を盗み読み、デイヴィッドの自宅まで抗議に押しかけてきた。二人が揉み合いになり、ジェラルドが死亡した。 これで障害はなくなったかと思いきや、新しい恋敵ブラントが現れた。デイヴィッドの一途な愛へのアナベルのあいまいな態度。そして、アナベルとブラントの結婚を告げられたデイヴィッドは、仮想現実の中で、アナベルとの二人きりの世界に閉じこもるようになり・・・ 結論。本書は純愛物語だ。 | ||||
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