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君の名残を
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【この小説が収録されている参考書籍】
君の名残をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全63件 61~63 4/4ページ
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前作が良かったでけに嫌でも期待が高まるデビュー2作目。 どんなお話かというと、現代に生きる高校生にして幼馴染の武蔵と友恵(剣道が凄く強い)、そして友恵の友達である由紀の弟の3人が突如平安末期にタイムスリップ! 平清盛だとか後白河上皇だとかが生きてる世界を必死に生き抜くっていうわけなんです。平家物語なんて大まかな内容くらいしか知らないし、ましてやきちんと読んだことなんかないわけで…。 だいたいあの手の本は実に堅く難解で、歴史小説慣れしていてもなかなか読めたものではないですからね。 でも、この小説を読むことによって、恋愛小説を読むように感動し、ついでに平家物語を解できるという実に美味しい話なのであります。だからといって、どこかで手を抜いているわけでもなく、恋愛小説としても歴史小説としても優れた作品だといえます。だからこそお勧めしたい一冊なのですけども。 是非多くの方に読んでみて頂きたい。 | ||||
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時は、平安時代末期。平氏と源氏の戦いが繰り広げられようとしていた前夜。平清盛がいて、木曾義仲がいて、源義経、武蔵坊弁慶、源頼朝といった人物がいる。本書は、歴史が大きく動いたその時代に、ある日突然、現代から放り込まれた男女の生きる姿を描いていった物語です。「わたしは(俺は)、どうしてこの時代にタイムスリップさせられたのか?」「歴史は、もはや変えられないものなのか。なんとか出来ないものなのか」との思いを抱えながら、やがてこの時代に生きる人間として、決死の覚悟で行動していく友恵と武蔵。時の大河がうねり、逆巻く激動の平安時代の末にあって、滅びることが定められた人のために、それぞれが必死になって生きていく姿に、強く心を揺さぶられました。作者のデビュー作『四日間の奇蹟』もいい味わいの小説でしたが、それとはまた趣の異なる本書には、前作以上に物語の中に引っ張り込まれる力がありました。平安末期の時代が立ち上がってきて、登場人物たちと行動をともにしているような気持ちにさせられました。 | ||||
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久々にすごい大作を読んだという気分です。おもしろかったというか、それ以上にすごかった。単なるミステリーにとどまらず、戦国絵巻を追体験しているようなすばらしい作品でした。かつてこれほど平安時代や鎌倉時代をリアルに感じたことはなかったし、自分自身がタイムスリップしてしまった感じで、時間や運命について考えさせられました。また愛する人への思いがこみ上げてきて、どうにも止まらない感動を覚えました。 | ||||
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