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小説帝銀事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
小説帝銀事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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大変良かったです | ||||
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これを読み終わった今でも、本は紙でなきゃ、と思っているジジイです。 いい経験になりました。イッキに読みながらもバッテリーの減りが気になってしまう。単に貧乏性なのか、時代遅れなだけなのかは分かりませんw 本について言うと、清張さんってこんなんだったっけ、、、と思いつつ読み終えました。もっと粘っこくて重い人だと思っていたので。文体も今風で随分と前の執筆だと思うのですが、途中で作者を確認したほどです。逆の意味での力作なんでしょうか。紙の本でもう一度読みたくなりました^^/ | ||||
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帝銀事件に関心のある方はおすすめの一冊です。作者松本清張氏の取材力や文章力には圧倒されます。 | ||||
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あるTVで特集していたのを見て、こちらも購入してみました。TVによると清張はノンフィクションを望んでいたが、編集長が色々な影響(米軍など)を考慮し、小説という形にしたようです。清張自身は旧軍関係者が犯人と思っていたようです。これは、本からも感じられますが、情報が少ないためか、あまり多くは書かれていません。せっかく小説にしたのだから、推定でも、もう少し掘り下げてもよかったのではないかと思いました。 逆に平沢が犯人ではないという点が多く書かれていると感じました。しかし平沢という怪しい人がよくいたもんだと思いました。実際の証拠は不十分だが、合致する面もある。警察、検察の威信(迷宮入りを避ける)、世間の関心や懲罰を望む声、米軍の壁等、様々な面で平沢を犯人にしたほうが都合がよかったように感じられます。 | ||||
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帝銀事件死刑囚の名前は知っていましたが 内容は毒殺であるということくらいで 殆ど分かっていませんでした。 筆者は色んな角度で疑問を投げています。 物的証拠もなく、自白によって死刑宣告された 当人の気持ちは如何はかりであったか 薬剤の 専門知識がない画家が死刑囚とは それだけでも 冤罪の気配が漂ってきます。 中々読み応えのある作品でした。 | ||||
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有難うございました。 | ||||
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小説の形を取っているが、帝銀事件の流れ、時代背景がよく分かった。 終戦直後、旧刑訴法といった不運では片付けられない。 一方で、平沢自身にもいくつか問題があり、果たして、これだけ用意周到な緻密な事件を起こせる人物だったのだろうかという疑問には十分頷けると思った。 | ||||
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予定通り安全に届きました | ||||
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流石に巨匠の小説。読みごたえあり! | ||||
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【読書のきっかけ】 終戦直後の1948年に起きた「帝銀事件」は、その犯行の残忍さとともに、死刑囚となった平沢貞通の冤罪説が根強く残っています。 本作品は、その「帝銀事件」を小説形式で、真相解明に迫る新聞記者の推理を綴ったものとして興味深く感じており、今回の読書に至りました。 【率直な感想】 冒頭で、本作品の主人公である、R新聞論説委員の仁科俊太郎は、元警察官の知り合いと出会い、彼の口から、GHQの特務機関の重鎮であるアンダースンという人物が、帝銀事件に関わりがあったことを知ります。 この時点では、既に平沢貞通は、警察に逮捕され、裁判で死刑が確定していました。 しかし、仁科は、知り合いを通じて、事件関係の膨大な資料を手に入れ、事件の真相を探っていきます。 この「事件関係の膨大な資料」を検討したという部分は、正に、本作品の著者、松本清張が行ったことであり、本作品は著者の努力の賜物と言えます。 本作品の執筆は、1959年ですが、発表から60年を経てなお、新装版が出版されるということは、いかに本作品が、綿密な調査の結果生み出された著者の代表作であるか、ということが分かります。 著者は断定そのものを避けているものの、旧陸軍関係者が真犯人なのでは、と主張しています。 【全体評価】 上記の「帝銀事件」冤罪説は、多くの人に支持されていると思います。 この松本清張の偉大な業績である冤罪説の内容が分かる好著として、21世紀の現代でも十分に読む価値のある作品であると感じています。 | ||||
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電子bookは本より安く購入出来、本を持参しなくても読めるので便利です。やはり重厚な情報、知識は薄っぺらいスマホからの情報より本から得るほうがはるかに良い事が解ります。 電子ブックこれからも利用します。 | ||||
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先日、NHKの未解決事件という番組でこの小説を知り、読みました。これは、まさに小説ではないと確信しました。松本清張が、どれほど事件を調べただろうかと、感心しかりでした。とても興味深い出来事で、小説でしか書けなかった松本清張の悔しさが、伝わって来ました。 | ||||
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新刊文庫と思っていませんでしたので開封してビックリしました。解説文の保坂氏の文章も印象深く読みました。 | ||||
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「平沢は真犯人ではない」とする松本清張 の主張が伝わってくる。 きっと何かの圧力があったのだろう。 真犯人と真相もわからずじまいである。 永遠になぞのままなのだろう。 | ||||
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戦後生まれの我々世代にとって、この時代の闇について知ることは、今の日本が抱える闇についても改めて知る機会となりました。 | ||||
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帝銀事件、松本清張さんが、書き上げてるとは知らなかった。読みかけ中ですが、何処で切り上げて食事にしようか、切りがないほど引き込まれます。松本清張さんの作品は、本を読んでも、映像化されても、退屈する時間が無い。 | ||||
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早速読み終えました。ありがとうございました。 | ||||
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平沢が大金を持っていた、銀行から大金が盗まれた、 たったこれだけで平沢を犯人だと心の中で確信する人がいる。 当時、大金を持っていた人間は大勢いたはずだが、では彼らは全員帝銀事件の 真犯人か??これは証拠にはならないんだよ。 一枚でもいいから、盗まれた紙幣の「番号」と平沢の持っていた札の「番号」が一致すれば これは話が別である。有力な証拠になりうる (ただし、犯人が平沢に絵の代金として支払った可能性は残る) 証拠と、証拠ではない「なんとなくあやふやな一致みたいなもの」を 混同したまま「こいつが犯人だ」と頭の中で決定する人物が 裁判員になったら世の中は恐ろしいことになるし、実際、そのような 短絡的な考えの人間が警察官や裁判官をやっているからこそ 冤罪で死刑になる人が後を絶たないのだ。 拷問に耐えきれず「わたしがやりました」と言って死刑になる人もいる。 小学校の時にこんな問題が出た。 「下の推論で絶対正しいと言えるものはどれか」 問題「小川くんの家に自転車が止められていて、K・Oという文字が書かれていた。 推論1「この自転車は、この家の小川幸太郎くんのものである」 どうですか? このいい加減な推論を「正しい」と言い張る子がいて小学校5年生の私は驚愕した。 K・Oはその家のお父さんの「小川和馬」さんのものかもしれないし、 遊びに来た「岡本恵子」さんのものかもしれない。 K・Oだけで「絶対に小川幸太郎くんの自転車だ」などとは言えないのである。 しかし同級生のある子は「うまく言えないけど、ぜったいこれは小川幸太郎くんの ものなんだよ!」と言い張って意見を曲げなかった。 彼は裁判員になるべきではない。 帝銀事件では決定的な証拠はついに得られず、裁判官が最後に死刑の根拠として 採用したのは平沢の「自白」であった。しかし、、、 のちにわかったのは、この自白があったとされる日はなんと平沢の「移動日」で、 尋問は行われていなかったのである。つまり刑事が嘘の「自白調書」を でっち上げて「犯人が自白しました」と言い、それをそのまま 裁判官が採用して「死刑判決」を下したのだ。 日本の民度は低い。いい加減な、「こいつの顔が凶悪そうだから」で犯人と 決めつけるレベルの人が圧倒的多数なのだ。冤罪の可能性がどれほど高いかを 知ったら、怖くて死刑なんかできないだろうが、「私は正義だ」 「遺族の無念を晴らすのだ」と(実は自分自身の憂さ晴らしに)死刑制度を 推し進める人がいる、これは簡単には変えられない。 民度が上がる迄には100年はかかる、その間にも冤罪で死刑になる人は 出るだろう。 | ||||
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最近の事件でも、足利事件やパソコン遠隔操作事件など冤罪が明らかになったものがいくつもあります。帝銀事件は旧刑訴法下での冤罪が疑われる事件として問題になっていますが、取り調べの過程や裁判での検察や弁護側の弁論、裁判所の判断などのくだりは、まさに現代でも全く変わらないことが行われ続けているのではないかと、考えさせられます。 | ||||
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私は、数多くの名作を残された松本清張先生のファンである。 この事件について、私的な憶測だが、当時のA級戦犯、B級戦犯…と存在した中で、 この石井が率いた731部隊の中にも、それに相当する連中が数多くいたと思われる。 私の憶測は次の通りである。 GHQがこの薬物による毒殺の完全なデータ(書類)をソ連に持っていかれてしまった結果、 戦後吊るし上げた731部隊のある人間に、 「お前が、培った知識(薬物による人体実験)を命令通り実行すれば、お前の身柄、家族は責任を持って我々GHQが保証する… さもなければ…」という恐喝に遭遇したのではないか? という中で、731部隊のある人物は、軍人教育を受けている (人体実験を行ない、人を薬物で殺すことが任務であり、洗脳されている)ことから、 全く無関係の銀行員たち(帝国銀行の人たち)を、いとも簡単に騙し、薬物による人体実験を成功させたのである。 無論、GHQがこのデータをファイルに収集していたことだろう。 その後のアメリカが現代に至るまで実行してきた細菌、薬物による兵器の伏線がこの事件。 まあ、戦前の日本軍も国内のいろいろな地域で既に実行していたわけだが… 例えば常套手段として、ある川の上流、中流、あるいは井戸。 その水を生活必需品としていた時代であり、その水を飲用、川魚を食したその地域の被害者はモルモット。 このデータをもとに旧満州国で731部隊は見事に成功を遂げたのである。 画家である平沢は典型的な嘘つきであり、支離滅裂であったことを想像すると、とてもこんな玄人じみたことは到底出来ないはず。 真犯人は731部隊のある人物!! 黒幕はアメリカ! GHQ!! | ||||
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