チャイナ橙の謎
評判
チャイナ橙の謎の評価:
3.33/5点 レビュー 15件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1〜9 1/1ページ
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チャイナ橙の謎の評価:
3.33/5点 レビュー 15件。 D ランク
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日本名の入った番外編を含めても、あと2冊で、終わりとは、感慨深いものがあります。
本作品は、数十年前の中高生の頃に読んだものの再読。
その醍醐味は、殺人現場内で動かせるものは、全て逆になっていたという、「あべこべの殺人」の奇抜な設定と、「密室トリック」の絶妙な掛け合わせでしょう。
【あべこべの殺人】
なぜ全てが逆なのか?
初読が遥かな昔のため、解決へ向けてのロジックもうろ覚え。
しかし、「読者への挑戦状」の後、エラリーの推理が始まると、記憶が甦ってきて、これはこれで、推理の楽しさを味わえました。
思えば、ミステリが好きになるきっかけの一つが、このロジックでした。
そういう意味で、大変に懐かしく、初読時を思い出しました。
【密室トリック】
これに対し、悔いの残っていたのが、このトリック。
初読時、エラリーの推理を読んでも、情景が頭に入って来なかったのです。
そんなわけで、自分の理解力に自信喪失した作品でした。
ところが、本書の巻末解説に、一度読んだくらいでは理解できない、という趣旨のことが書かれていて、自分だけではなかったと、安心しました。
ですから、これから読まれる方については、解決編を読んで、よく分からなくても、落胆しないでください。
なお、巻末解説のネタバレ部分(既読者向け)には、イラストで分かりやすい説明があり、長年の疑問が氷解しました。
巻末解説に力を入れている角川文庫新訳版ならではのものだと思います。
大変に助かりました。
ありがとうございます。
「ローマ帽子」や「ギリシャ棺」に比べると、ロジックがシンプルで、比較的低年齢の方でも、読みこなせる作品だと思います。
本作品で本格ミステリ好きが増えたなら、これほど嬉しいことはありません。