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火の十字架



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火の十字架の評価: 4.83/5点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(5pt)

感動します

歴史として知っていたミッドウェーは、生き残った人間にとっては歴史ではなく生きる十字架だった。戦争を全く知らない世代の人にこそ読んでほしい森村誠一の渾身の作。親の世代から戦争の話を直に聞いている世代からのお願いです。
火の十字架 (角川文庫 緑 365-59)Amazon書評・レビュー:火の十字架 (角川文庫 緑 365-59)より
4041365597
No.5:
(5pt)

ミッドウェー海戦を発端にした、壮大な人間ドラマです!

昭和十七年に起こった、ミッドウェー海戦で戦い合った日本軍と米軍の兵士が、一人の人物を接点にして、三十年振りに再会する。発端は、昭和五十七年に、元日本海軍で零戦の搭乗員、綾瀬勝治が保険金を目当てに殺害された事件から始まる。ミッドウェーの空で、米軍雷撃気中隊のパイロット、ハーミスは、死を覚悟した。計器盤を撃ち砕かれ、よろめきながら、辛うじて飛んでいるところを、悪名高い零戦に追尾されてしまった。この状態では、止まっている物を、撃ち落とすのと何ら変わりは無い。飛行帽を脱ぎ、胸に十字を切りながら、敵に伏し拝んだ。すると、日本人パイロットは、頷くとニコリと笑って去って行った。こうして、ハーミスの命は助けられた。終戦になり母国へ帰ったハーミスは、事業を手掛け成功し、社会的にも高い地位を得た。そして、三十年後、その日本人パイロットと再会するために日本を訪れるのだ。残念ながら、そのパイロット折口中尉は亡くなっていたが、彼は、戦地へ出征する前に一粒の種を残していた。ハーミスは、その種である志麻枝を守るために、自分の名誉や財産を失う事も躊躇わなかったのであった。一貢~百貢くらいまでの、ミッドウェー海戦の描写は、圧巻です。登場人物の背景が奥深く書かれていて、最後は、胸が熱くなる様な人間ドラマでした。
(付)本書は1980年1月に角川書店から初出版されたものです。その後、飛天文庫、廣済堂文庫、中公文庫からも再出版されています。2010年8月には中公文庫でkindle化されました。
火の十字架 (角川文庫 緑 365-59)Amazon書評・レビュー:火の十字架 (角川文庫 緑 365-59)より
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No.4:
(5pt)

ミッドウェー海戦を発端にした、壮大な人間ドラマです!

昭和十七年に起こった、ミッドウェー海戦で戦い合った日本軍と米軍の兵士が、一人の人物を接点にして、三十年振りに再会する。発端は、昭和五十七年に、元日本海軍で零戦の搭乗員、綾瀬勝治が保険金を目当てに殺害された事件から始まる。ミッドウェーの空で、米軍雷撃気中隊のパイロット、ハーミスは、死を覚悟した。計器盤を撃ち砕かれ、よろめきながら、辛うじて飛んでいるところを、悪名高い零戦に追尾されてしまった。この状態では、止まっている物を、撃ち落とすのと何ら変わりは無い。飛行帽を脱ぎ、胸に十字を切りながら、敵に伏し拝んだ。すると、日本人パイロットは、頷くとニコリと笑って去って行った。こうして、ハーミスの命は助けられた。終戦になり母国へ帰ったハーミスは、事業を手掛け成功し、社会的にも高い地位を得た。そして、三十年後、その日本人パイロットと再会するために日本を訪れるのだ。残念ながら、そのパイロット折口中尉は亡くなっていたが、彼は、戦地へ出征する前に一粒の種を残していた。ハーミスは、その種である志麻枝を守るために、自分の名誉や財産を失う事も躊躇わなかったのであった。一貢~百貢くらいまでの、ミッドウェー海戦の描写は、圧巻です。登場人物の背景が奥深く書かれていて、最後は、胸が熱くなる様な人間ドラマでした。
(付)本書は1980年1月に角川書店から初出版されたものです。その後、飛天文庫、廣済堂文庫、中公文庫からも再出版されています。2010年8月には中公文庫でkindle化されました。
火の十字架 (1981年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:火の十字架 (1981年) (角川文庫)より
B000J7VAT4
No.3:
(5pt)

ミッドウェー海戦を発端にした、壮大な人間ドラマです!

昭和十七年に起こった、ミッドウェー海戦で戦い合った日本軍と米軍の兵士が、一人の人物を接点にして、三十年振りに再会する。発端は、昭和五十七年に、元日本海軍で零戦の搭乗員、綾瀬勝治が保険金を目当てに殺害された事件から始まる。ミッドウェーの空で、米軍雷撃気中隊のパイロット、ハーミスは、死を覚悟した。計器盤を撃ち砕かれ、よろめきながら、辛うじて飛んでいるところを、悪名高い零戦に追尾されてしまった。この状態では、止まっている物を、撃ち落とすのと何ら変わりは無い。飛行帽を脱ぎ、胸に十字を切りながら、敵に伏し拝んだ。すると、日本人パイロットは、頷くとニコリと笑って去って行った。こうして、ハーミスの命は助けられた。終戦になり母国へ帰ったハーミスは、事業を手掛け成功し、社会的にも高い地位を得た。そして、三十年後、その日本人パイロットと再会するために日本を訪れるのだ。残念ながら、そのパイロット折口中尉は亡くなっていたが、彼は、戦地へ出征する前に一粒の種を残していた。ハーミスは、その種である志麻枝を守るために、自分の名誉や財産を失う事も躊躇わなかったのであった。一貢~百貢くらいまでの、ミッドウェー海戦の描写は、圧巻です。登場人物の背景が奥深く書かれていて、最後は、胸が熱くなる様な人間ドラマでした。
(付)本書は1980年1月に角川書店から初出版されたものです。その後、飛天文庫、廣済堂文庫、中公文庫からも再出版されています。2010年8月には中公文庫でkindle化されました。
火の十字架―長編推理小説 (1981年) (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:火の十字架―長編推理小説 (1981年) (カッパ・ノベルス)より
B000J80OPO
No.2:
(5pt)

ミッドウェー海戦を発端にした、壮大な人間ドラマです!

昭和十七年に起こった、ミッドウェー海戦で戦い合った日本軍と米軍の兵士が、一人の人物を接点にして、三十年振りに再会する。発端は、昭和五十七年に、元日本海軍で零戦の搭乗員、綾瀬勝治が保険金を目当てに殺害された事件から始まる。ミッドウェーの空で、米軍雷撃気中隊のパイロット、ハーミスは、死を覚悟した。計器盤を撃ち砕かれ、よろめきながら、辛うじて飛んでいるところを、悪名高い零戦に追尾されてしまった。この状態では、止まっている物を、撃ち落とすのと何ら変わりは無い。飛行帽を脱ぎ、胸に十字を切りながら、敵に伏し拝んだ。すると、日本人パイロットは、頷くとニコリと笑って去って行った。こうして、ハーミスの命は助けられた。終戦になり母国へ帰ったハーミスは、事業を手掛け成功し、社会的にも高い地位を得た。そして、三十年後、その日本人パイロットと再会するために日本を訪れるのだ。残念ながら、そのパイロット折口中尉は亡くなっていたが、彼は、戦地へ出征する前に一粒の種を残していた。ハーミスは、その種である志麻枝を守るために、自分の名誉や財産を失う事も躊躇わなかったのであった。一貢~百貢くらいまでの、ミッドウェー海戦の描写は、圧巻です。登場人物の背景が奥深く書かれていて、最後は、胸が熱くなる様な人間ドラマでした。
(付)本書は1980年1月に角川書店から初出版されたものです。その後、飛天文庫、廣済堂文庫、中公文庫からも再出版されています。2010年8月には中公文庫でkindle化されました。
火の十字架 (1980年)Amazon書評・レビュー:火の十字架 (1980年)より
B000J8BMKK
No.1:
(4pt)

ミッドウェイ海戦と詩

物語の前の方の部分で、ミッドウェイ海戦の様子が、生々しく描かれる。
この闘いの当事者のうち数人が、戦後に数々の人間模様を繰り広げる。
その中には、アメリカ兵のパイロットも含まれている。

事件の根幹は、この海戦の当事者間の、複雑な関係から成り立っている。
本書では、こんな形での幕引きが行われるとは、とても思わなかった。

この作品では、太平洋戦争の陰の部分が色濃いのに加えて、詩の香りが目立つ。
戦争という過酷な現実と、詩の甘美な響きとの対比が面白い。

本書はスケールが大きく、男のロマンを強く感じさせられる。
火の十字架 (角川文庫 緑 365-59)Amazon書評・レビュー:火の十字架 (角川文庫 緑 365-59)より
4041365597

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