オランダ靴の謎

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評判

オランダ靴の謎の評価:

4.45/5点 レビュー 58件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全87件 21〜40 2/5ページ
No.67
(4pt)

見事なロジック

国名シリーズは、「エジプト十字架の謎」に続いて、二作目に本作を読みました。論理に論理を重ねて事実にたどり着くエラリーの推理は読み応えがある。犯人の残した靴と着衣という二つの証拠から犯人像に迫っていくエラリーの推論、私は犯人こそ見抜けなかったが、ほぼ同じ結論に達した。エジプト十字架のアクロバティックな推論はため息が出るくらい見事だっただけに、作品としてはやや劣るように思う。もう一つ、登場人物が多すぎる、もう少し整理した方がスッキリする。その点で星一つ減点しました。
オランダ靴の謎 (1959年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の謎 (1959年) (創元推理文庫)より
B000JAROZK
No.66
(4pt)

見事なロジック

国名シリーズは、「エジプト十字架の謎」に続いて、二作目に本作を読みました。論理に論理を重ねて事実にたどり着くエラリーの推理は読み応えがある。犯人の残した靴と着衣という二つの証拠から犯人像に迫っていくエラリーの推論、私は犯人こそ見抜けなかったが、ほぼ同じ結論に達した。エジプト十字架のアクロバティックな推論はため息が出るくらい見事だっただけに、作品としてはやや劣るように思う。もう一つ、登場人物が多すぎる、もう少し整理した方がスッキリする。その点で星一つ減点しました。
オランダ靴の謎【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の謎【新版】 (創元推理文庫)より
4488104355
No.65
(4pt)

見事なロジック

国名シリーズは、「エジプト十字架の謎」に続いて、二作目に本作を読みました。論理に論理を重ねて事実にたどり着くエラリーの推理は読み応えがある。犯人の残した靴と着衣という二つの証拠から犯人像に迫っていくエラリーの推論、私は犯人こそ見抜けなかったが、ほぼ同じ結論に達した。エジプト十字架のアクロバティックな推論はため息が出るくらい見事だっただけに、作品としてはやや劣るように思う。もう一つ、登場人物が多すぎる、もう少し整理した方がスッキリする。その点で星一つ減点しました。
オランダ靴の謎 (創元推理文庫 (104-7)) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の謎 (創元推理文庫 (104-7))より
448810407X
No.64
(4pt)

バランス良い

国名シリーズの3冊目。前の2冊よりバランス良かったです。全2作も普通に面白かったですが、犯人の意外性(まぁ読んでいるうちに絞られてはきますが・・・)は、あったんじゃないかな、と思いました。面白いのには変わりありません。
オランダ靴の謎【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
448810438X
No.63
(5pt)

完璧なる推理小説。

本作品の特徴は、「人の心の機微」や「犯行動機」など、「刺身のツマ」程度の重要性しか持たず、唯一の証拠品である、一足のオランダ靴から、
論理的整合性に基づく、推理により、人物の絞り込みを行い、最後には、唯一の真相に辿り着く点にある。

シャーロック・ホームズも仰天し、いけ好かないヴァン・ダインも太鼓判を押さざるを得ない、「ヴァン・ダインの二十則」を全て満たした完璧な作品であり、
「読者への挑戦状」が届いた時点で、全ての読者が、真相を導き出しているという、フェア・プレイの見本のような作品でもある。

これから推理小説の門を叩こうという方に、絶対の自信を持ってお勧めする次第である。
エラリー・クイーン作品集〈第3巻〉オランダ靴の謎 (1957年) Amazon書評・レビュー: エラリー・クイーン作品集〈第3巻〉オランダ靴の謎 (1957年)より
B000JB5M7Q
No.62
(4pt)

国名シリーズ版『Yの悲劇』。

本格推理小説にはルールがあるというのが持論である。単純に書くと、論理(ロジック)とトリックに基礎があり、探偵がその推理を最後まで明かさないというのもそうである。

そういった意味では、本作も本格推理小説のルールに基本的に従ったものである。
例えば、最初の殺人の証拠として残された靴や服。第二の殺人では、死体の状態などなど。これらの証拠は、決定的な物証ではないが(現在の科学捜査なら決定的な証拠となりえる可能性はある)、エラリーの論理的な推理によって犯人を特定する前提になっており、その推理過程こそ、醍醐味だろう。だいたい、決定的な物証があればエラリーは不要である。物証を積み上げて犯人を特定するといった小説を読みたい人は、そういった小説を読めばいいだけである。

30年以上前に読んだことがあり、犯人を含め細かいことは忘れていたものの、第一の殺人による証拠の解釈について記憶があったため、犯人については途中で分かった(思い出した)。ただ、それだけにゆとりを持って読むことができ、ある意味『Yの悲劇』との類似を強く感じた(法月綸太郎は「解説」で、本作のドールン家と『Yの悲劇』のハッター家、『生者と死者と』のポッツ一族との類似を指摘している)。それは、老女が一族を支配するということだけでなく、ある証拠が極めて大きな意味を持つと言うことでもある。
オランダ靴の謎 (1959年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の謎 (1959年) (創元推理文庫)より
B000JAROZK
No.61
(4pt)

国名シリーズ版『Yの悲劇』。

本格推理小説にはルールがあるというのが持論である。単純に書くと、論理(ロジック)とトリックに基礎があり、探偵がその推理を最後まで明かさないというのもそうである。

そういった意味では、本作も本格推理小説のルールに基本的に従ったものである。
例えば、最初の殺人の証拠として残された靴や服。第二の殺人では、死体の状態などなど。これらの証拠は、決定的な物証ではないが(現在の科学捜査なら決定的な証拠となりえる可能性はある)、エラリーの論理的な推理によって犯人を特定する前提になっており、その推理過程こそ、醍醐味だろう。だいたい、決定的な物証があればエラリーは不要である。物証を積み上げて犯人を特定するといった小説を読みたい人は、そういった小説を読めばいいだけである。

30年以上前に読んだことがあり、犯人を含め細かいことは忘れていたものの、第一の殺人による証拠の解釈について記憶があったため、犯人については途中で分かった(思い出した)。ただ、それだけにゆとりを持って読むことができ、ある意味『Yの悲劇』との類似を強く感じた(法月綸太郎は「解説」で、本作のドールン家と『Yの悲劇』のハッター家、『生者と死者と』のポッツ一族との類似を指摘している)。それは、老女が一族を支配するということだけでなく、ある証拠が極めて大きな意味を持つと言うことでもある。
オランダ靴の謎【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の謎【新版】 (創元推理文庫)より
4488104355
No.60
(4pt)

国名シリーズ版『Yの悲劇』。

本格推理小説にはルールがあるというのが持論である。単純に書くと、論理(ロジック)とトリックに基礎があり、探偵がその推理を最後まで明かさないというのもそうである。

そういった意味では、本作も本格推理小説のルールに基本的に従ったものである。
例えば、最初の殺人の証拠として残された靴や服。第二の殺人では、死体の状態などなど。これらの証拠は、決定的な物証ではないが(現在の科学捜査なら決定的な証拠となりえる可能性はある)、エラリーの論理的な推理によって犯人を特定する前提になっており、その推理過程こそ、醍醐味だろう。だいたい、決定的な物証があればエラリーは不要である。物証を積み上げて犯人を特定するといった小説を読みたい人は、そういった小説を読めばいいだけである。

30年以上前に読んだことがあり、犯人を含め細かいことは忘れていたものの、第一の殺人による証拠の解釈について記憶があったため、犯人については途中で分かった(思い出した)。ただ、それだけにゆとりを持って読むことができ、ある意味『Yの悲劇』との類似を強く感じた(法月綸太郎は「解説」で、本作のドールン家と『Yの悲劇』のハッター家、『生者と死者と』のポッツ一族との類似を指摘している)。それは、老女が一族を支配するということだけでなく、ある証拠が極めて大きな意味を持つと言うことでもある。
オランダ靴の謎 (創元推理文庫 (104-7)) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の謎 (創元推理文庫 (104-7))より
448810407X
No.59
(3pt)

GOOD

GOODGOODGOODGOODGOODGOODGOODGOOD
オランダ靴の秘密 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の秘密 (角川文庫)より
4041007097
No.58
(5pt)

前二作も越えて初期最高傑作かもしれない名作

近代設備を誇る病院でその出資者にあたる女性が殺され・・・というお話。
瀬戸川猛資氏が生前、本格ミステリの条件として、1・発端の謎、2・中段のサスペンス、3・結末の意外性、4・謎解きの論理性と喝破してましたが、この作品ではそれら全てをクリアして、更には小説としても何十年も前に発表されたにもかかわらず全く古びていないところは驚異的ですらあります。前二作も傑作でしたが、今作はそれらも越えてこの時点での本格ミステリの最高峰だったとさえ思います。特に最後にクィーンが謎解きをしていくところでは、すがすがしささえ感じました、連続殺人を扱った小説であるにもかかわらず。故に本格ミステリとしも傑作ですが、小説としても十分傑作だと思いました。
読者への挑戦も人によっては傲慢で傲岸不遜、大胆不敵に思われるかもしれませんが、私的には読者の存在を認める=読者の理性や明晰な思考や合理性で解ける謎ですよと、読者に敬意を払った謙虚さの裏返しに思えましたが、どうでしょうか。
ともあれ、これから推理小説を書こうという人、読もうという人はマストの小説。
蛇足ですが、新版を買わせといて新訳も買わせる版元の見識を疑います。それと、国名シリーズの新訳と平行してドルリー・レーン4部作の新訳もお願いしたいところです。あと、序文を書いているJ・J・マックという人は実在の人物なんですかね?
オランダ靴の謎【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
448810438X
No.57
(5pt)

国名シリーズ新訳第3弾も◎

推理小説の世界三大巨匠のひとり、エラリー・クイーンがデビュー作を含め、1920年代から、1930年代にかけて発表した「国名シリーズ」。
ミステリ好きなら知らない人はいない、このシリーズの新訳の角川文庫版。

シリーズ第3作目の本作品は、これまでと同様、大都会、ニューヨークを舞台にしながら、「クローズドサークル」的な舞台として、第1作の「大劇場」、第2作の「巨大デパート」に引き続き、「オランダ記念病院」なる「大病院」での殺人事件を描いています。

昭和の時代に学生だった私は、当時としては、当然のごとく、「ミステリ事始め」は、エラリー・クイーンでしたが、国名シリーズについては、全作品読破はしておらず、本作品は未読でした。

今回、読むにあたり、調べてみると、いわゆる「犯人あて小説」としては、かなり好評であるということが分かりました。

奇抜なトリックやどんでん返しはないけれど、「読者への挑戦状」が示すように、解決へのヒントが事前に読者に提示され、解決編を読むと、そのロジックについては、納得させられます。
整合性の出来栄えは、他のミステリ作品を読んで、気軽に「この作品は本格だ」などという言葉が使えないほど、精緻に構築されたものです。

このシリーズ、心憎いのは、第1作が「帽子」、第2作が「白粉」、そして第3作の本作品が「靴」と、作品の重要な手がかりになる小道具が、はっきりと題名に示されているにも関わらず、恐らくほとんどの読者が、そこから正確な犯人を導き出すことができないように、物語が組まれているところでしょう。

だから、このシリーズに触発された後続の作家が跡を絶たず、著者に敬意を表した作品が現在も生まれ続けているのではないでしょうか。

そして、私がオススメなのは、この角川文庫版の「巻末解説」の充実度です。
しっかりと、エラリー・クイーン研究を行っている方の筆によるもので、読後、これを読むと、「大変に参考になった」と◎になることは、請合いです。

(ただ、私は、紙の本を読んだのですが、キンドル本では、このシリーズは巻末解説が省略されているようですので、要注意。角川文庫版の本シリーズの真価は、詳細な巻末解説にあると思えるのですが…)
オランダ靴の秘密 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の秘密 (角川文庫)より
4041007097
No.56
(5pt)

国名シリーズの頂点

原題The Dutch Shoe Mystery 1931年発表。

ただ一足の靴から導き出される推論のプロセスの面白さ、そして明かされる意外な犯人。
新訳を機に20年以上ぶりに再読したが終盤の謎解きは迫力満点で都筑道夫云う所の[論理のアクロバット]の快感がたっぷりと味わえる。
本書におけるクイーンのフェアプレイと論理性へのこだわりは呆れるほどで、恒例の[読者への挑戦]も作中に読者用メモスペースを用意する念の入り用である。シンプルな犯人当てミステリとしては本作はまさに究極形。

いよいよ次作『ギリシャ棺の謎』では失敗し試行錯誤する名探偵という新境地が描かれる。今から創元推理文庫版新訳が楽しみだ。
オランダ靴の謎【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
448810438X
No.55
(4pt)

とても、わかりやすかったです!

ミステリー、推理小説好き、それにA・クリスティーが苦手なこともあって、E・クイーンの作品はかなり読んでます。この国名シリーズもすべて読破しました。でも、ミステリーって、結末が気になって一気に読んでしまったりしますが、読み終わった後、果たしておもしろかったかと問われると、首を傾げることってありませんか?クイーンもそんな感じでした。それが、新訳ということと、オシャレな表紙に魅かれてつい手にしてしまったのですが、・・・。読んでよかったです。クイーンを読むのは久しぶりだったのですが、とにかく、わかりやすくて読みやすく、おもしろかったです。翻訳しだいでこんなにも変わるのかと驚かされました。他のかたも書いておられますが、これからクイーンを読み始めようという人が、とてもうらやましいです。できましたら、ヴァン・ダインの新訳もぜひお願いしたいしだいです。
オランダ靴の秘密 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の秘密 (角川文庫)より
4041007097
No.54
(5pt)

新訳が良い

角川の新訳から出たクイーン作品は全部目を通しましたが、〇〇勇氏のよりはるかに読みやすい(字がでかくなったのもありますが)ので良いです。今からクイーン作品を読む人は幸せですね。
神の灯も是非訳して欲しいところ。

内容は4、訳に5です。
オランダ靴の秘密 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の秘密 (角川文庫)より
4041007097
No.53
(4pt)

「入門書」としては高く評価できる

病院内で起こる連続殺人事件を描いた作品で、エラリー・クイーンの代表作の一つ。

それにしても、閉ざされた建物内で起こる連続殺人であるため、前回レビューを書いた完全なロジカル系ミステリーの『悪魔の家系図』とついつい比べてしまったのですが、
『悪魔の家系図』に比べると、こちらは幾分緻密さに劣るなと感じました。
何故なら、主な理由として

・主人公が犯人を最終的に確定したとする根拠が弱い。

・謎を解明する際、作者の論法に対して反証が可能であり、その可能性に従えば、ある人物が容疑者になり得るのですが…この点を無視していることが不十分。
但し、その新たな容疑者の設定をある特定の条件にすれば、それだけで犯人ではあり得なくなるため、作者がこの点に気付いていれば、この人物は容疑者から排除する
ことができたのですがね。

と、以上ですが…そんなわけですから、本格慣れした読者には、ちょっと物足りないというのが正直なところです。
作品の解説には、「有名作家達によってフー・ダニットの最高峰と言われている」と書かれていますが、上に挙げた点を考えても、それはちょっと過大評価し過ぎですし。

しかし、本格ミステリーの歴史的名作として、また、本格らしい本格に取り組む際のオーソドックスな「入門書」として、前述の反証可能という欠点を含めましても、
初心者が自分でしっかりと考えて読める本として、高く評価して良いかと思います。ですから、星4つ位が妥当かなと。

但し、クイーン作品に関して言えば、以前にレビューを書いた『エジプト十字架の謎』も、同様にミステリとしての出来を客観的に評価した結果、星4にしたわけですが、
個人的な好みで言うと、あちらの方が面白くて好きですね。

ちなみに、この度は新訳が出たので新たに買い、久しぶり読んだのですが、やはり旧訳に比べ堅さが取れた親しみ易い表現になっている気がしますし、
何より文字が大きくて読み易いのがいいです。

それにしても、前回レビューを書いた『悪魔の家系図』があまりにも緻密でしたし、更にその前にレビューを書いた『悪魔と警視庁』も実に洗練されていましたので、
この度のクイーンの代表作でさえ物足りなさをつくづく感じてしまい…今後何を読めば良いのやら。
『悪魔と警視庁』に関してはこの作品同様に星4にしたわけですが、あちらは限りなく5に近い4、こちらはちょっと3よりの4というのが正直なところですから。
しかし恐らく次のクイーン国名シリーズの新訳は『ギリシャ棺』でしょうから、特に、旧訳が読み難かった記憶のあるこの作品に関しては、読み易くなっている事を期待し、
楽しみにしたいですね。
オランダ靴の秘密 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の秘密 (角川文庫)より
4041007097
No.52
(4pt)

読む前にひと言…

ずっと昔に創元文庫で読んだまま,この新訳は未読です(したがって点数は旧訳によるもの→便宜的でスミマセン)。ただ同じ角川版のレーンものは全て読み,越前氏の訳は非常に優れたものだと思っています。リズムもあってキャラクターの訳し分けもわかりやすく,読みながら混乱することもありません。ただ驚くべき偶然で前述の創元版もクイーンの新訳化が同時進行しており,読む側としてはどちらを手に取るかという悩みが生まれてしまいました。で,ここで本当に言いたいことを…なんでこんなカバーイラスト?創元版がクラシカルな味わいの洒落たものなのに,どうして今風のアニメっぽくてそぐわないものにしたんですか。あえて差別化をねらったとも思えないし,担当者のセンスを疑います。角川って,以前も漱石とかにこうした手法を使いましたよね。若い読者層を取り込む意図なら,もっと別なアイデア出してくださいよ。ハヤカワ文庫新版のクリスティーも安直なカバーがあるけど,ほんとイメージ壊すからやめてほしい。これが最後の「ニッポン樫鳥」まで続くかと思うと憂鬱です。というわけで,装丁だけに限るとさすが老舗・創元版の圧勝。角川さん,今からでも考え直してね。
オランダ靴の秘密 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の秘密 (角川文庫)より
4041007097
No.51
(4pt)

凝りすぎてない長編本格推理というところが今読めば新鮮

動機など関係なく、誰に犯行が可能だったか、ただひたすらに物理的な手がかりを基に論理的に犯人を絞り込む、という無駄のないパズル。最後に出てくる手がかりがなくても充分犯人が当てられそうな気もするし、今の基準に照らせば物語的な書き込みが足りないとも思うが、本格推理の古典として楽しめた。
オランダ靴の秘密 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の秘密 (角川文庫)より
4041007097
No.50
(5pt)

犯人当ての最高峰!

「解説」によれば、本書は「フー・ダニット!(Who done it?)」(誰が犯人か)の犯人当て推理小説の分野において最高峰に位置するらしい。確かにこいつが犯人だとは、いくら本書が「フェア・プレイ」に富んでいるにしても、まず気づかなかった(少なくとも、私には・・・・・)。

 クイーンの一連のミステリーはいわゆる「本格的推理小説」の分野に属し、犯行の動機はあまり重視されない。いかにして、犯人が犯行を行い、なぜ、彼(または彼女が)犯人だと断定できたのかの推理に重点が置かれる。日本の推理小説が犯行の動機に重きを置くのとはちょっと違う。この「オランダ靴」において、その動機が最後の最後、この翻訳においても最後の一行に集約されているのが、実に、実に、実に面白いのだ。

 「解説」を読めば、本新訳が現時点でのクイーン「国名シリーズ」の日本語訳の決定版であることがよく分かる。
オランダ靴の秘密 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の秘密 (角川文庫)より
4041007097
No.49
(4pt)

好い加減・・・

現代語訳を出して欲しい。折角面白い作品なのに訳が戦前モノか?って言う感じで現代社会から懸け離れている。可成り理解に苦しむ部分も有ると思う。確かに原文(英語)も未だに昔のままのヤツが出回っていて読みにくかったが、改訂版も出回っている。翻訳する時点で新しく現代に合わせた改訂版をそろそろ出して欲しい。もっとエラリークィーンの良さを普及させて欲しい。
オランダ靴の謎 (1959年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の謎 (1959年) (創元推理文庫)より
B000JAROZK
No.48
(4pt)

好い加減・・・

現代語訳を出して欲しい。折角面白い作品なのに訳が戦前モノか?って言う感じで現代社会から懸け離れている。可成り理解に苦しむ部分も有ると思う。確かに原文(英語)も未だに昔のままのヤツが出回っていて読みにくかったが、改訂版も出回っている。翻訳する時点で新しく現代に合わせた改訂版をそろそろ出して欲しい。もっとエラリークィーンの良さを普及させて欲しい。
オランダ靴の謎【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: オランダ靴の謎【新版】 (創元推理文庫)より
4488104355