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ランゴリアーズ
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【この小説が収録されている参考書籍】
ランゴリアーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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ランゴリアーズはキングらしい作品です。途方もない設定から、読者を引きずりこむ力量は見事です。 | ||||
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とても綺麗な本で感謝です。 安く買えて良かった。Kindle化されてないので単行本でチャレンジ。 | ||||
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相変わらず登場人物の描写がすごいです。今回の事件とは関係のない部分まで作りこまれており、強い読ませる力を感じます。 また本作はSFミステリーとしてもかなり論理派です。材料を集めて一歩一歩真実に迫っていく描写はパズルゲームとして説得力があります。また無人の空港の描写などSF的「絵」も非常に巧みです。 | ||||
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トワイライトゾーンの一編を思わせるスティーブン・キングの傑作ホラー。時空の裂け目を通り、異次元空間に迷い込んだアメリカン・プライド航空の旅客機。だが、眠っていた10名の乗客を残して、他の乗客は忽然と消えてしまった。一体何が起こったのか。やがてフライト中から精神に異常をきたしていたビジネスマンが脅えながら言うのだ。何でも喰らい尽くすランゴリアーズが来るぞ、と。 海外旅行のお供にどうぞ。何の変哲もない機内がアトラクションに早変わりします。視線をおとしても顔を上げても飛行機の中ですから、消灯した後の夜間業務の機内に、作中と同じ違和感と不審感を覚えるくらい、私は小説に没入できました。 スティーブン・キングの小説はデビュー当時から同じ概念と構造で書かれていますが、このランゴリアーズも例外ではありません。キャリーの頃から変わらぬキングらしさに溢れています。キングらしさはいろいろありますが、キングの宗教観から来ているもの、やはりそれが大きいのでしょうな。 | ||||
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若干汚れが目立つものの、鑑賞に十分耐える装丁です。十二分にO.K. で、すでに新刊では書店でも入手できないため、有難いサービスです。 | ||||
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昔この本を読んでとても感動して心に深く余韻が残った事を良く覚えていました。 もう一度読みたいと思いながらなかなか見つけられず、尚更読みたくてたまらなくなっている時、アマゾンで見付けて即刻購入しました。読み返すと昔の感動がよみがえり、やっぱり今読んでもスリリングでぐいぐい物語に引き込まれました。 沢山の作品を読んできましたが、この本は私にとって特別な一冊です。 | ||||
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小説など今まで読んだことありませんでしたが とても面白かったです。スティーブン・キングさんのファンになったので 頑張って他のスティーブ・キングさんの作品も読んでみたくなりました。 ランゴリアーズの後のお話もなかなか良かったです。寝る前にいつも少しずつ 読んでたのですが続き早く知りたくて結構寝るのが遅くなってしまいました。 | ||||
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今の所、暫定3位の作品です。DVDも出てます。 飛行機に乗り込み、寝て起きたら大半の乗客が消えていた。 体に付けていただろう時計、入れ歯、骨折のビスなど残して。 乗客1人1人個性があって掴みやすい作品です。 キング作品の中でも読み返す事が多い作品です。 | ||||
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「ランゴリアーズ」は、突然に異世界へ迷い込んでしまったジャンボ機の乗客の恐怖体験を描く。これと似たような題材を扱ったものに遥か昔の円谷プロのテレビドラマ「ウルトラQ」の1エピソード「206便消失する」があった。あのドラマでは巨大なセイウチのような怪獣が追いかけてきたが、キングのこの作品ではその異世界である空間自体を食い潰していく牙のみの怪物の群れが乗客たちに迫ってくる。まるでジェット・コースター・ムービーを観ているような迫力を持ったキングの筆力でグイグイと読ませる。 「秘密の窓、秘密の庭」は、キング自身がかつての作品「ダーク・ハーフ」と「ミザリー」を別な視点からアプローチして書かれたものだ。キングという人は、自分をモデルにして作家の苦悩というものにとことんこだわっているように見える。逆に言えば、自分さえもエンターテイメント作品の題材にしてしまうと言うことか。 ある日、有名作家の主人公の前にある男が現われて付きまとい始める。「俺の作品を盗んだな」とその男は言いがかりを付けてくる。作家には自分が書いた作品だとはっきり証明する事が出来るのであったが、その男の常軌を逸した脅迫の連続によって自分が心の奥底に封印していた過去の苦悩がだんだんと浮かび上がってくるのだった。 「図書館警察」世にも恐ろしい図書館警官。灰色のフェルト帽をかぶりトレンチコートを着た身長2メートル以上もある大男。散弾で撃ち抜かれたような小さな瞳を持ち邪悪な声で怒る。返却が遅くなった本を持つ子供を脅かす存在の架空であるはずの人物が本当に現われてしまったら? こんな荒唐無稽なアイデアでホラー小説を書いてしまうキング。なかなかスリリングで面白い話だった。恐怖の図書館警官と闘う羽目になってしまう主人公の男は、少年の頃にトレンチコートの大男に図書館の裏庭でレイプされたというトラウマを背負った人物で、図書館警官と闘うことによってトラウマを克服出来るのかというテーマも描かれている。 「サン・ドック」は、異世界を写し出すポラロイド・カメラを手に入れてしまった少年の恐怖体験を描く。写し出されたフィルムには常に牙を剥いた凶暴な犬がいて、写すごとにだんだんとこちら側に近付いてくるのであった。クライマックスは現世の世界へ出現しようとする凶悪犬と少年との闘いになり、その迫力はまるでホラー・ムービーの超SFXシーンを観ているような錯覚に陥るほどにキングの描写力は映像的だ。ラストのオチがいかにもハリウッド製ホラー映画のようで面白い。 | ||||
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図書館警察: 講演の参考にするため、図書館に本を借りに行ったサムは、あんまり肌のあわない図書館司書から2冊の本をすすめられ貸し出しをうける。 講演が大成功して有頂天になった週末、返却すべき本を紛失しているのに気がつく。 「図書館警察のことをお忘れなく」留守番電話にふきこまれたメッセージが現実のものとして立ち上がる。 子ども達が恐怖を感じるように図書館を変えていく司書。 過去の恐怖体験を忘れることによって生活してきていた主人公。 アルコール中毒を克服することを成し遂げようとする禁酒会の人たち。 登場人物がそれぞれ、「近所にちょっと居そうな人」と身近に感じる描写で書かれていて面白いです。 このお話では、「看板屋のデイヴが、親友の息子にしたプレゼント」の挿話で泣かされました。 サン・ドッグ: ケヴィンの15歳の誕生日プレゼントはポラロイドカメラ。 喜んで撮影したけれど、写真にうつっているのは 「犬と柵」 どこを撮影してもそれ以外のものは写らない。 ケヴィンの父親が、修理屋のポップとの関係について説明する件と ポップが手に入れたカメラをうりつけようと<マッドハッター>達を訪問する件が 面白いです。 | ||||
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恐怖小説として名高いスティーブン・キング。 この本は恐怖小説家としての彼の真骨頂といってもいいのではないでしょうか。 二つの中編小説(といってもほとんど長編小説の長さですが)が入っていますが、後半の「秘密の窓、秘密の庭」は「シークレットウインドウ」という名で映画化されているのでかなり知っている方もいるのだと思います。 こちらもすばらしい作品ですが、ここではあえて前半の「ランゴリアーズ」のほうをお勧めしたいと思います。 飛行機の中で寝てしまい、起きたら他の乗客があらかたいなくなっていた、というのがいかにもキングらしい異常な状況です。 また、残った皆で力を合わせて事態を解決しようというのも「スタンド」や「デスペレーション」といった他のキングの有名な作品でもよく見られる、作者の十八番です。 つまり、ある意味ではキングの“らしさ”が作品というわけですが、それがじつによくまとまっていて初めてキングの作品を読む人にこそお勧めです。 作者独特の心理描写を遺憾なく楽しめる、本当にすばらしい作品です。 | ||||
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個性的な登場人物たちの、異次元世界からの緊迫の脱出劇。ゆっくりと着実に迫り来る怪物「ランゴリアーズ」たち。もちろんキングのことですから、ちゃんと魔物に心を食われてしまった裏切り者も登場し、主人公たちを苦しめていきます。そして最後の最後までドラマチックに物語は展開し、清涼感溢れるラストまで雪崩れ込んでいく! 面白かったです。映画もビデオで出てましたね。原作に忠実なのもあって、2本組みにするには少し冗長な感じもしたけどこれもよかった。ランゴリアーズが襲ってくる場面など「来るぞ来るぞ、ほら来た!」という感じ。 劇場公開もされていないようですし、あまり頻繁にビデオレンタルで見かける作品ではないけど、渋谷駅のそばのツタヤには置いてありました。「秘密の窓、秘密の庭」はあまりピンと来なかったです。日本のサスペンス小説などで結構よく見かける筋書きのような気も。これも最近、映画が公開されたんですね。見てみます。 | ||||
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いよいよ日本でも映画公開!私も先日観にいってきました。ジョニー・ディップもかっこよかったし、パンフレットも買って帰ってきました。映画公開に先駆けて原作である本書を読んだのですが、とてもおもしろかったです。「シークレット・ウィンドウ」の原作になった「秘密の窓、秘密の庭」は、本を読んでから映画を観ても、映画を観てから本を読んでも楽しめます。原作は映画と一味違ったおもしろさ。主人公モーティーの心理状態がリアルに描かれていて、まるで自分に乗り移ったかのような気分にさせられます。表題の「ランゴリアーズ」。これが意外とおもしろかった!SFものですが、宇宙戦争とかそういうものとは一線を画しています。もしかしたらこんなこと、実際にあるかもな・・・。と、飛行機に乗ったとき思わず考えてしまいました。目が覚めたら乗客のほとんどがいなかった。空港に着いたら、人がいなかった。全てのものが、無機質。食べ物にまで味がない。そんな状況想像したことがありますか? ランゴリアーズを読んでいる間はこの状況を体験することができます。 おすすめ。是非夜中飛行機に乗っているときに読んでみてください。ねむれなくなっちゃうから(笑)。 | ||||
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「秘密の庭秘密の窓」が良かったです。 偶然の一致?狂気?現実か否かが。。。。。 映画化されアメリカでは公開されたそうですが、日本にはいつ来るのか今から楽しみです。 | ||||
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中編小説が2本入ってます。(でも長編並みの読み応え!)表題作は、キング得意のホラー風味SF。独特の発想の面白さや、徐々に謎を解く楽しみを損なうので、私のように先に映画の方を見たりしないこと(涙)!もう一つは、先日ジョニーデップ主演で全米公開された映画「シークレットウインドウ」の原作「秘密の窓、秘密の庭」。愛する妻の浮気が原因で離婚した失意の作家のもとに見知らぬ男が現れ「おいらの小説を盗んだな!」といいがかりをつけ、つきまとうというもの。内容はそれほど新鮮ではなかったけど、かなり怖いです!!圧倒的緊張感で一気に読ませます。「結末が途中でわかる」っていうのは普通、駄作じゃないですか。でもこれは、結末が見えてきて初めて面白さを増したように思えるなあ。星4つのうち、2.5個は「秘密の窓~」への評価です。 | ||||
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ランゴリアーズも時間のとらえ方等なかなかおもしろい作品ですが、 私は「秘密の庭、秘密の窓」の方が面白いと思います。 「おれの小説を盗んだな」とある日突然現れた男、ジョン・シューター 彼はいったい何者なのか?その目的は? 徐々に明らかになっていく狂気がかなり怖いです。 | ||||
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タイム・リープもの。 人間が狂っていく様の表現は確かにうまい。 目が覚めると、飛行機に乗っていた乗客が消えていた。 どこを飛んでいるのかも皆目わからない。 不思議なことに消えた人間の身に着けていた金属類、鬘、ペースメーカーは座席に残されている。 飛行機に残った人間は何かが起こったときに眠っていた者だけ。タイム・リープした先は過去だという。 人々の狂気は伝わるが、ランゴリアーズは何なのか、消えた人間はどこへいったのか、 未来にあるものが全て新品な物ばかりなのか、問いが多く残る作品でした。 キングは、『ニードフル・シングス』と『グリーン・マイル』が好きです。 | ||||
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キングが描く、閉じた世界が大好きな人に特におすすめ。時間と空間の両方から圧迫される感じが味わえます。 もしこれから飛行機に乗る予定のある人、うらやましいヮ 私も飛行機の中で読みたかった、、、そしたらもっともっと恐いおもいができたのに、、、。 | ||||
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ランゴリアーズと言う名のモンスター。それは誰もが心に抱える「恐怖」の代名詞だ。 真夜中に飛行中のジャンボ機から、数人を残してほとんどの乗客が忽然と姿を消すところから物語は始まる。 しかしほんとうの恐怖はその先にあった。だれかの妄想が、時空のハザマで現実のモンスター化し、残された人々に襲いかかるのである。 その「恐怖」を余すところなく描写した上で、人々が犠牲を払いながらも、そこから解放されるさまを描く。 その恐怖とひきかえに、人々が手にしたものは? 名作「IT」と通づるテーマを感じる。ストーリーは破綻がなく、完成度の高い作品だ。 | ||||
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キングの小説は何冊も読んだが、いつも途中で挫折して飛ばし読みして、終わっていた・・・だがこれは違った。退屈なところが無い・・・ストーリーが破綻せず一気に読ませてくれる。なぜだろうと、考えてみるとこれはキングの作品にしては短い、普通の作家ならこれぐらいの長さで、長編一本にするんだけど、これの3倍とか4倍くらいの長さがキングの長編である。もちろん、話の面白さというのがあるから、読めたのだと思うが、それだけではないように思う・・・。トミーノッカーズにしてもミザリーも、前半面白いんだけど、どうも中盤あたりからだれてくる。無駄なシーンが多い映画のようなものか・・・、そういう意味で、ランゴリアーズは巧くアレンジされた作品だと思う。 | ||||
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