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切断
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切断の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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| 先に短編集(カウント・プラン)を読み 黒川博行という作家を知った。 そして、長編も読んでみたくなり 手に取った一冊。 冒頭から、いきなり「男」が殺人を犯すシーンから始まる。 そして殺人者は、被害者の耳を切り取り 代わりに殺害した男の耳穴に、取り出した「小指」を差す。 こうして、物語は猟奇的な色を醸し出して進む。 犯人が一体誰なのか? その部分は、途中で何となく匂ってくるのだが 最後まで飽きさせずに進む、引っ張り具合が巧い。 なぜ、こんな猟奇的な連続殺人を犯すのか? その意味が、ちゃんと繋がっている。 犯人の男の、無機質さが怖い。 感情が表に出ず、淡々と「殺す」という目的だけを持つ。 女を買った時にだけ、ふと”人間らしさ”というものが 垣間見えるだけ。 この無機質な男に味方出来ないまでも、目的を果たさせてやりたい などという感情が湧き出てくるのが不思議だった。 事件の全貌が見えた時、得体の知れない、表現の出来ない 「気持ちの悪さ」というものが残った。 それを言葉にすると、ネタばれになるので伏せておくとして…。 読み終えた時、素直に「面白かった」と人に薦められる本だと思った。 そして、もっと他の作品も読みたいとも思えた。 | ||||
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| 東野圭吾の「たぶん最後のご挨拶」を読んだ。東野ファンとしてはとても楽しい本だが、彼の作家としての自叙伝なので一般向きではない。 その本の中で、彼が絶賛していたのが、黒川博行の切断。東野作品で言えば、「白夜行」に近いノワール(ミステリ小説の一分野。犯罪者の視点に立ったものや、過激な暴力を盛り込んだリアルな作品をさす。)趣向の作品。今日、読み終えたが、とても良かった!◎ 単行本と文庫本とではラストが書き換えられている。もちろん、スウィングは文庫本のラストを支持したい。 | ||||
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| 最初にのめり込むまでは状態が分かりづらいが、緊張感あふれる文脈に、ぐいぐい引っ張りこまれる感覚が心地よい。トリックは途中で気付いてしまったが、それでも最後まで展開が読めず、とても興奮した。 そして迎えるラスト。これには絶句するしかない。 オススメ。 | ||||
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