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五分後の世界



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【この小説が収録されている参考書籍】
五分後の世界
五分後の世界 (幻冬舎文庫)

五分後の世界の評価: 3.96/5点 レビュー 128件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全128件 121~128 7/7ページ
No.8:
(5pt)

時計を五分進めてみるという行為

読む前は、村上龍が「歴史のイフ」あるいは「パラレルワールド」に挑戦したのかなぁ、などと漠然と感じていた。ノベルス系で有象無象あふれている「仮想戦記」の龍バージョン? と。 しかしもちろん、そこは村上龍である。本土決戦決行後の日本を描くとは……。本土壊滅後もゲリラ戦を技術力、そして勇気とプライドでサバイブしていく(もう一つの)日本人たちの姿は、爽快にして鮮烈に印象に残る。颯爽とした兵士たち、カッコいいんだな、コレが。 だけど、現代日本というか、戦後民主主義へのイラ立ち、絶望は、決して「ぷちナショナリズム的」じゃぁ、ない。小説家の矜持を持ってスマートに描かれているのだ(主人公・小田桐がのぞく「五分後の世界」の歴史教科書をご覧あれ!)。 執拗な戦闘シーンの描写には意見が分かれるところだろうが、私は是。あの迫力、リアリティこそが、読者の時計を「五分進め」るスイッチなのではないだろうか?
五分後の世界Amazon書評・レビュー:五分後の世界より
4877280049
No.7:
(4pt)

作者の実験に付き合えるか

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五分後の世界Amazon書評・レビュー:五分後の世界より
4877280049
No.6:
(5pt)

戦うことが当たり前の世界

1945年に降伏しなかった日本は、地下大本営がきっかけで作られたアンダーグラウンド(UG)で国連軍と戦い続ける。26万の精鋭日本国民と、一部の認められた準国民、退廃した非国民と各国の移民政策により生まれた混血児。
生き残るために戦うことが当たり前のUG兵士と、アメリカ文化の下で従属的な「平和」を謳歌する現代人の対比が強烈です。
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No.5:
(5pt)

グローバルワイドな共時性

村上龍の小説の中で最も好きな作品に数えています。
暴力描写や日本的体質への批判より何よりも、この平和ボケの世界に住んでいるのに実になぜだか世界の「最前線にいる」「命の危機に瀕している」「命の是非をも問わない程重要な意志目的を抱いている」「ゲリラ活動をしている」人々と同じだと感じる私の奇妙な共時性をくすぐる貴重な一冊だからです。ここまで文章に表現できるものなのかと、感服しました。
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No.4:
(3pt)

強烈なイメージを喚起させる

とにかく凄まじい暴力描写に度肝を抜かれる。
著者が現代日本に感じている嫌悪感や苛立ちが行間からいやというほど伝わってくる。ただ村上龍の場合、彼の日本に対する思いが強すぎるために作品としての完成度をそいでしまう傾向がある。この作品もそうで、政治性や思想がダイレクトに伝わる半面それ以外の場面、例えば登場人物の会話や舞台設定についての説得力という点で急激にモチベーションが下がるのだ。現代日本が隠蔽しているものを露にしたいという欲求は理解できるが、それをそのまま表現するのであればエッセイで十分で、何も小説というスタイルを取る必要はないはずだ。
あえて小説という表現形態を取るのであれば、著者の個人的思想だけではなく、緻密な小説世界を構築することが不可欠と思う。
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No.3:
(5pt)

戦う国家

主人公、小田桐は気がつくと森を歩いていた。そこは、この世界より5分進んだ世界であった。
はじめは戸惑いながらも生きていく小田桐が、もとの世界に戻るためにUG軍と行動を共にする。自分の生活を根底から覆す「5分後の世界」。小田桐と自分を重ね合わせる事によって今の自分への甘えをつくづく感じさせられ、『生きる』ということも考えさせられる。
一度は読んでみる価値あり。
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No.2:
(4pt)

地下の理想郷

主人公小田桐は、パラレルワールドに迷い込む。 その世界では、日本は第2次大戦で降伏せず、日本全土が占領されている世界であった。その世界では、日本人は世界最高の科学技術を有し、地下に「アンダーグラウンド」と呼ばれる広大なトンネル網を張り巡らせ、地上を占領している軍に対してゲリラ戦を挑んでいる。とにかく圧倒的な戦闘場面の描写に圧倒されました。まるで本から血のにおいが漂ってきそうなほどです。 この本を読むと、自分が甘えていることを自覚させられます。
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4877280049
No.1:
(5pt)

ドラゴンの最高傑作

私にとってはこれが村上龍の最高傑作である.特に地下世界で使われる教科書を主人公が読むシーンが一番好きだ.続編の『ヒュウガウィルス』も面白い.
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4877280049

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