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(短編集)
青い鳥
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青い鳥の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全149件 81~100 5/8ページ
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ちくちく、ちくちく。読んでいくごとに苦しくなっていきます。重松作品は何冊か読んでいて、 展開、表現も慣れているつもりだったのに、この1冊、厳しかったです。 どのお話も孤独やいじめを軸に書いているため、どこを言えば人は傷つくか、何を言えば苦しくなるか、 それを一文字単位で書き分けができる筆者だからこそ、容赦なく、言葉が襲ってきます。 もちろん、そんな言葉の後には、やんわりとした優しい時間の展開もあるにはあるけど、、、 狙いは分かる。その展開テクニックも分かる。対比も分かる。分かるけど、、、分かるけど、、、 重松作品は大好きですが、この本は、ちょっと厳しかったです。 | ||||
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「青い鳥」のDVDも購入してみました。映画は映画としてとてもまとまっており、書籍よりも説得力がありました。しかし、書籍の方は「青い鳥」以外の作品もたくさん入っており、私は一つ一つの作品に感動しました。 私は教育現場で働いて42年目を迎えますが、物語としてやや誇張されている部分を感じる反面、そのようにして語られている普遍的な真実を感じます。 自分の立場からではなく、違う立場に立って物事を見ることを教えてくれたと思います。 | ||||
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重松清が初めて描いたヒーローは中学の国語の非常勤講師 しかも、そのヒーローは吃音だった。 悩める学生の元にヒーローはやってくる。 ただし、言葉が上手く喋れないヒーローは明確な答えを教えてはくれない。本人にきづかせるのだ。 オムニバス形式で完結していく話は決してハッピーエンドではない。 ただし、生徒に未来を見つめる精気を与えて去っていくヒーロー村内先生の言葉は読み手にも心の奥深くに突き刺さる。 読んだ後には清々しさと生徒の将来を祝わんとする自分がいた。 | ||||
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重松さんの本については高い評判を聞いていたので、一度読んでみたいと思って購入しました。 本の説明やタイトルからは中学校でのいじめなどで心を痛めている子供たちの物語だということはわからず読み始めたので、ちょっと意外でした。一つ一つはいいお話だと思いますが、予想していなかったのでちょっとびっくり。何かそういうジャンルだということが見て取れるような副題または一言、説明があったらよかったと思います。 | ||||
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思わず笑いがこみ上げてくるとともに涙もこぼれる、そんな本です。 | ||||
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重松清さんのビギナーですが、「とんび」といい、この「青い鳥」といい、泣かせる物語なのですが、心にじわぁーっと広がる感動の余韻が、心を洗ってくれます。 吃音の国語教師という異色の設定の「ヒーロー」が、どこからともなく現れて一人の子どもに寄り添っては、何処へと去って行く。 思春期の子供たちの心の葛藤とおごり、嘘、虚勢、そして渇望をすべて丸呑みして「そばにいる」ことに徹する村内先生、今の若い教師たちにもこの感動を味わえるだろうか?できると信じたい。 どのエピソードもすばらしいが、ラストの「カッコウの卵」は、名作「とんび」のシチュエーションのもとになったものか。ヤスと美佐子がダブって映るのだった。 | ||||
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全て秀作揃いですが、「静かな楽隊」「カッコウの卵」はくりかえし、くりかえし何回も読みました。 先生っていいもんだなとしみじみ思いました。 | ||||
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重松センセイの作品は、読みやすいので好きです。 よく他の人にも薦めます。 | ||||
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初出は『小説新潮』に掲載された8つのお話を一冊の本にまとめたも ので、阿部寛主演で映画化もされた本です。 この本には、表題作の「青い鳥」の他、「ハンカチ」「ひむりーる独唱」 「おまもり」「静かな楽隊」「拝啓ねずみ大王さま」「進路は北へ」「カッコ ウの卵」が収録されています。どの作品も1編読み切りとしても読め ますが、どの作品にも吃音の国語の中学教師・村内先生が登場する ことで一冊のまとまりとしても楽しめる本の構成になっています。 学校には、「学校の価値観」や「学校の基準」というものがあって、それに どうしても馴染めない生徒がいることは、おそらく、みんなが知っている。 そして、そういった生徒の方が少ないので、悲痛な心があまり理解され ていないことも。重松清さんは、本当にこういった生徒たちにスポットライト を当てるのが上手い。そして、こういった大変な生徒たちをえがく時には 特に、非常に丁寧に描写する。 この本の中の8つのお話には、共通点がある。それは、こういった「大変 な中学生」の心に優しく寄り添う村内先生という構図である。 親を自殺で亡くしたり、親から捨てられたりした家庭環境を持つ子ども、 交通事故で人の命を奪ってしまった親を持つ子ども、学校の息苦しさを 感じる子ども、いじめの加害者になってしまった子ども、先生を刺してしま った子ども…。こういった子どもたちに、寄り添う村内先生は、決して流暢 に話をするわけではない。口数も多くない。でも、そばにいる。一人ぼっち にさせない。温かく、凛とした教師がそこにはいる。 8つのお話を通して読むことで、村内先生の人柄が8つの場面からより 鮮明に浮き彫りになってきます。自分の持っている価値観の小ささ、自分 の生き方、人との接し方…。様々なことを考えさせてくれる物語です。 | ||||
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1,2話目を読み終わった時、目頭がつんと熱くなりました。 でも、読み進めていくうちに、登場人物(中学生)たちが直面する現実が、 あまりにも残酷で少ししんどくなってしまいました。 確かに中学生・高校生の頃って友達1人と上手くいかないだけで、 胸に大きなしこりのようなものができてしまうほど、 狭い世界で生きていて、その世界で上手に生きれなければ、 この世の終わりのような絶望的な気持ちになってしまう。 今思えば、当時のしこりなんてちっぽけで、大人になればなくなるようなものなのに、 誰一人として大丈夫だって教えてくれなかった。 そんな時、村内先生のように、 一生懸命、たいせつな事だけを教えてくれる大人がいたら、 どれだけ救われた事でしょう。 最後のお話と、重松清氏によるあとがきが胸に染みました。 『きよしこ』も読んでみようと思います。 これは、中学生を題材にしていますが、 実は人生とはそういう物で、今直面している問題なんて 何十年後かの自分が思い返してみればちっぽけなものなのかもしれません。 甥っ子や姪っ子など、自分の大切な人間が、はたまた、 自分に子供ができて、その子が中学生ぐらいの年齢になったら、 もう一度読み返したいと思います。 村内先生のように静かにそばにいてあげられる大人でありたいと思いました。 | ||||
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ただただそばにいるだけ。それだけのことが、本当になかなかできないんだよなぁと。思います。 教職員以外にも、子どもたちにかかわるすべての人に読んでもらいたい一冊 | ||||
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状態が悪すぎる。 次からは新品を注文することにしました。 以前安くても良い状態の本がゲットできたので まさか破れた本が売られているとは! | ||||
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重松清さんの本は必ず1冊の中で、自分に突き刺さるフレーズがありとても勉強になります。 | ||||
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どこからともなく現れて、役目が終わると帰っていく... ヒーローというにはあまりにかっこ悪い、村内先生。 8つのエピソードそれぞれに、 村内先生がどう向き合って、受け止めていくのか... 重松さんらしく、丁寧に丁寧に描いていってくれます。 なんなんでしょうね? どのエピソードも...こころの深いところにじーんと響くんです。 とんでもないことをやるのではなく、 自分ができることを、自分ができることだけを... 少しずつ少しずつ積み重ねていくこと、積み重ねていけること ...これが、これだけが、きっと相手の心に届くんでしょうね。 また、重松さんに泣かされてしまいました。 | ||||
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面白い本でした。 半日ぐらいでスラスラ読めました。 続編をだしてほしいです。 | ||||
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重松清の学校物です。 彼の作品は学校物じゃない方が好きなんで、星四つ。 最後の「カッコウの卵」は良かったです。 優しくありたい。 優しくあるためには強くなければいけない。 でも優しくあるためには弱さも知っていなければいけない。 難しいなぁ。 | ||||
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映画の『青い鳥』を見て、この本を読んだ。 阿部寛主役の映画も良かった。けど小説はもっと良かった。全部の物語が良かった。一気に読んで、また読んだ。平易な文章なので、中学生や高校生が読んでほしい。 | ||||
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映画を見てから読んだが、本作の評する言葉の第一声には「素晴らしい」以外の言葉が思いつかない。 収録されている作品はどれも素晴らしいが、『ハンカチ』『おまもり』『進路は北へ』の3篇。 中でも、「先生は正しいことを教えるために先生になったんじゃないんだ。先生はたいせつなことを教えたいんだ」という言葉は強く印象に残っている。 「正しいこと」ではなく、「たいせつなこと」を教えようとする村内先生が近くにいたならば、あの子もこの子も、きっと自分で命を絶つという道を選ばなかっただろう。 村内先生は残念ながらフィクションの人物である。 だから本作を読んだ人は少しでもその教えを活かさなければいけない。 それが、自分で命を絶つ道を選んでしまった人間に報いることになるのではないだろうか。 | ||||
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短編集です。 村内先生に何度も助けられました。 辛い時にふと手に取り読み直してます。。温かい本です。 こんな先生がいらっしゃったら子供たちの逃げ場ができていじめも無くなるのに。。 | ||||
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高校生の頃の国語の先生が 吃音のある先生でした。 取り立てて進学校でもなく、頭の良い学校でもなかったので PTAに叩かれるなんて事もなく、教壇に立っておられました。 当然ですが 現実にはこんな風に生徒の立場になってくれるような ヒーロー的な先生ではなく むしろ、自ら弱者としてふるまうような先生だったため 生徒からも無視はされていませんでした。 ただ、小ばかにはされており 私もそんな生徒の一人でした。 だから、当時の自分の残酷さを思い出して胸が痛みながら読みました。 子供の立場で、大人に対しての残酷さに気付いていなかった自分に 何年もたってから、気付かされた一冊。 この本を読んでいなければ、気付かずに記憶にうっすらと残る程度で済ませてしまっていただろうなと 苦く思います。 そういう自分の体験は別として、この話自体は とてもいい本でした。 こういう先生が身近にいたら、救われるお子さんもいるのかな。 いて欲しいな。 吃音があって、だからこそ大事な事しか話さない。 先生の「大事な話」学生時代に聞いてみたかったな。 | ||||
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