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鹿男あをによし
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鹿男あをによしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全179件 141~160 8/9ページ
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すごく楽しい!本当に奈良の鹿は、こんなこと(たとえば、鹿せんぺいに美味しいのとまずいのがあるとか、ポッキーはとても美味しいとか)思いながら、生きているのではないかと思ったら、もっともっと楽しくなりました。それに、何度も生きて繰り返して、何かを守り続けているもとたちはきっといるのではないかと思います。(魔物派です!)使い番とか、ともかく面白くてずんずん読んでしまいました。ホルモーは、あまり面白くなかったけれども、動物好きな私には、こたえられない一冊でした。つぼにはまったというか。 | ||||
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奇想天外な展開が面白い! 漫画あるいはドラマにぴったりな エンタ―テインメント性の高い小説。 非常に読みやすいです。 奈良の町並みや自然の風景などが丁寧に 描写されていて、奈良はまだ訪れたことのない土地だが 親近感を抱かせる。 | ||||
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読んでいると、どこか憎めない著者の姿が透けて見えてくるような気がする。二分法で行けば、東大系と京大系なら(当然?)京大系。正統と異端であえて分類すれば異端。自宅派と下宿派ということなら下宿派。 そうしてみると、世代は大いに異なるが、庄司薫がその補色として連想されてくる。読ませる力があるのが両者の共通項というべきか。 カバーの絵もとぼけていて好感が持てる。前著「鴨川ホルモー」ではカバーの絵が結末を予測させるようでちょっと面白くない面もあったが、今回のものはそういうこともない。 最近始まったテレビドラマの方は、原作の奇妙な味がよく出ている。 | ||||
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この冬の同名ドラマの原作。 奈良の鹿がお辞儀するのはそういうことだったのかぁ〜(笑) (勿論作り話だけど) ほんとによく作られた(練られた?)本だなって思いました。 本はよく買えど中途半端で別の本に移り、最後まで読めないのが多いけど、 これは読めちゃったなぁ? 道を歩きながら本を読むなんて人生初(笑) 著者の別の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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主人公は大学の研究室で働く28歳の男。 ひょんなことから奈良県の女子高に赴任することになる。 そしてある日突然、鹿に話しかけられ、1800年ほど前から続いている、 人類を救うために行われる儀式に不可欠な一人に選ばれてしまう…。 設定は摩訶不思議だが、文章は読みやすく、 物語の世界に、容易に入り込むことが出来る。 自分は高校の時以来、奈良には足を運んでいないが、 いつの日か、また奈良を訪れてみたい。ポッキーと共に。 | ||||
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この本は、小学五年生の私でも、楽しみながら最初から最後まで394ページを一気に読めました。時々吹き出してしまう歴史&学園ファンタジー・エンターテインメント小説です。他の四つ星レビューを信じちゃダメです。100星をあげたいくらい! なぜ直木賞を受賞できなかったか不思議です。 | ||||
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内容は分かりやすく飽きることもないと思いますが、小説というより漫画っぽいなあと思いました。活字ではなく漫画だったら満点だと思います。 | ||||
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漱石の「坊ちゃん」を換骨奪胎し、舞台を現代の奈良に置き換えたエンターテインメント小説(ファンタジーも少し入ってます)。 私は現在奈良に住んでいるので、自分の暮らす土地が作中でどのように生かされているのかに興味があって購入したが、町の雰囲気がなかなかうまく描かれていて感心した。 地理的に正確さを欠く記述もいくつかあったが、作者は奈良で暮らしたことはない人のようだから、ある程度は仕方ないと思う(まあフィクションだから目くじらを立てる必要もないが)。全体としては、よく取材してある。 自分がよく知っている場所で不思議なストーリーが展開していく点には独特の興趣を覚えた。 さまざまな仕掛けもよく考え抜かれていて巧み。剣道の試合のシーンでのたたみかけるような勢いある表現にも引き込まれた。 惜しむらくは、言葉の誤用が疑われる表現が散見されること。若い作家さんですから、担当編集者さんはもっときちんとチェックしてあげてください。 あと、「人類の危機」の設定がちょっと子どもっぽい感じがしましたね。おじさんの私にはいまひとつついていけなかった。表紙や挿画も少女漫画風だし、ジュブナイル路線を意識しているのかな。 それと、下宿のおばあちゃんをはじめ古くから奈良で暮らしているはずの登場人物たちが、みーんなきれいな東京弁をしゃべっているのには驚いた。地元の人間としてはヒジョーに気持ち悪かったです(フィクションですから目くじらを立てる必要もないですけど)。 念のため申し上げておきますが、奈良の人間は基本的に奈良弁(関西弁の一種)で日常生活を送っております。他地域のみなさん、本書を読んで、奈良では東京弁が普通に使われていると誤解しないでくださいませ。 | ||||
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面白いね。フィクションでここまでかけるのって。 若い作者らしい本だった。 50ページくらい読まないと、話の本筋が見えてこない… いきなり著者の世界に入ることは無いかな。だから★ひとつ減。 でも、後半にすすめばすすむ程話が面白くなってくし。 話の展開が読めないところが面白いです。 この話が気に入ったのは、実際の奈良の町が奇麗に書かれているところ。 徒歩で何分とか、朱雀門前の広場とか…。 途中まで、本を読んで、実際に奈良の町を歩いてみると、 あら。本の描写とおりで、いろいろこの町に思い入れがあるんだなぁ… って感じることができます。 | ||||
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マドンナ先生や熱血教師、ひょろっとしたダンディーな教頭が出てくるあたり、坊ちゃんをペースにしてるのかなと思いきや、気づけば作者のスピード感に釣り込まれ、笑いあり、感動あり、あっという間に読破してしまいました。 途中たるいなーと思う部分も正直ありましたが、ドラマや映画を見てるみたいな口当たりのよい読みやすさで、玉木宏さんでドラマ化決定と聞き、アーなるほどと思いました。 最近は漫画や小説原作のドラマがほんとに多いですね。 当方20年間奈良で生まれ育ちましたので、奈良公園や近鉄線の電車、駅や通りのちょっとした描写にも高校時代が思い出されて懐かしかったです。 京都、奈良、ときて次回はどこが舞台の小説を書いてくれるのだろう・・・新作を期待しています。 | ||||
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2008年1月に玉木宏主演でドラマ化されるらしいので、評判も良さそうだし、読みたいと思ってます。私の本籍は奈良だし、幼少を奈良で過ごし、奈良公園の鹿に弁当を食べられた苦い経験を持ってるので(笑)、奈良という身近な舞台での話、楽しみです。 文庫はありませんかね。ドラマになったら出るんでしょうか??? まだ読んでないのにレビューなんて張っ倒されそうですが、ドラマきっかけに読む人増えるんじゃないでしょうか、期待を込めて☆3つ! | ||||
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鴨川ホルモーが面白かったので、こちらも楽しみにしていました。 私にとっては期待通りの非現実的な内容で面白かったです。 | ||||
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京都の大学サークルを舞台とした前作「鴨川ホルモー」に対し, 奈良の高校を舞台とした作品で,古都を舞台とした神秘的な「対抗戦」 を中心に話が展開していくところが共通点です. 発想のとっぴさと妖艶な古都の魅力の引き出しという点では前作の方が 上ですが,三角縁神獣鏡や剣道場後継娘をめぐるストーリーの構成や 文学としての完成度はこちらの方が上だと思います. | ||||
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地震を起こす「ナマズを鎮める」ための宝物「サンカク」をめぐる物語。 その構想の規模は壮大で、出てくる人物はボッチャン。うん、なかなか、受ける設定である。が、しかし、ボッチャン的な雰囲気をつくるために紙面をつかいすぎた。それぞれの人物に深みや現実味を持たせるべきだ。いろいろなアイディアがいっぱい詰め込まれているが、詰め込みすぎである。 | ||||
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この力の抜けるような、それでいて先を読ませる面白さ。 神話に歴史にと、大きな背景を持っていながら、結局は主人公とその周りで話が完結する分かりやすさ。 物語の場面場面が目の前に浮かんで来ます。 教頭について、少々・・・な点もありますが。 イトちゃんのキャラクターも魅力的。 まさしくエンターテインメントだと思います。 ただ、鴨川ホルモー、鹿男と、不思議なものたちに翻弄(?)される主人公(男)の話が2冊続いたので、次は違う作品が読みたいですね。 | ||||
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鴨川ホルモーを読んですぐ、立て続けに読んだ。 面白い。鴨川より、いっそう面白い。 近鉄沿線の景色を思い浮かべながら、読んだ。 この人のこれからの作品がますます楽しみ。 | ||||
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大学の教授の勧めに従い、期限付きで奈良の女子高の先生を することになったのだが、そこで経験したことは摩訶不思議な ことだった。人間の言葉をしゃべる鹿が現れたとき、そこから すべてが始まった・・・。 これほど面白さを徹底的に追求した作品は、ほかにはあまり ないのではないだろうか。奈良の女子高で繰り広げられる物語。 時には、はるか昔の神の話まで飛び出して、事態は思わぬ方向に・・。 よくぞここまで話を練ったと、ただただ感心するばかりである。 奈良、京都、大阪の3校で争われる大和杯。そのなかの剣道の 試合の描写は迫力があり、読んでいてハラハラさせられた。 これで決着か!と思わせておいて、読者をあらぬ方向へ引っ張って いく作者。「えっ!?この先何があるの?」「これからどうなるの?」 そう思いながらあっという間にラストへ。読後さわやか♪ 気分が スカッとする作品だった。 | ||||
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剣道の大会、歴史ロマン、日本の危機救済。 スケールが大きいようで、実は小さい長編ですが、読後感は爽快でした。 若い人が書いた小説だな〜、と言う感じです。 ドラマ化しても、面白いと思います。 主人公の気持ちが饒舌に綴られている中で、多くを話さない寡黙な堀田イト。 彼女の気持ちが、手に取るように行間に溢れていて、好感が持てました。 子供が剣道を習っているせいか、堀田や主将が、一生懸命に頑張る剣道の大会のシーンに、 目頭が熱くなりました。 剣道を知っている人に、読んで欲しいです^^。 | ||||
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この作者の作品は初めて読みました。面白い脱力感ですね。 『坊ちゃん』現代版が始まるのかと思ったら、ナンだナンだ? って感じで、変な方向に話が進んでいき、引っ張られてしまいました。 情景が目に浮かびやすく、そういう筆力がとてもある作者ではないでしょうか? 良い意味で漫画を読んでいるような感覚もあり、読後感もとてもよいのが不思議。 | ||||
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女子高の臨時教員として初めてやって来た奈良でいきなりしゃべる鹿に「運び番」 を押し付けられ、厭々ながらも役目を果たすことになった主人公。 しゃべる鹿だけではなく、校章の鹿・狐・鼠、姉妹校との三校対抗戦、鏡に映る 自分の姿など、ぶっ飛んだ設定と言ってしまえばそれまでだが、それにもかかわ らず、平城京・平安京・難波宮(なみわのみや)そしてそれ以前の古の史実が絡んで いたり、近鉄電車を含んだ奈良県内と京都市内の街のディテールがしっかり書き 込まれているおかげで、何故か「ああ、こんなことがあっても可笑しくないな」と いったある一定のアクチュアリティを感じながら読むことが出来た。 主人公の視点だと一部しか見えず、ストーリーと全く関係無いと思っていた様々 な事が繋がっていくさまは、まるで理数系な感じの推理小説を思わせ、ストーリー 作りの巧さを感じた。そして、もし映像化するとしたら実写ではなくアニメー ション映画が妥当だろうなと思いながら、自分の脳内でその画を描き続けていた。 また、「堀田イト」という名前の女子高生や、1,800年間この世界を見続け、高い プライドを持つ鹿の好物がポッキーであるという人物(?)設定もなかなか巧い。 ちなみに、ネタバレになってしまうので詳しい事は書かないが、本書を読む時に 難波宮の所在地が分かったのは1961年であることを頭に入れておこう。 | ||||
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