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鹿男あをによし
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鹿男あをによしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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最近の小説は こういうのが多いんだろうな、 直接な映像的というか。 役に立つ?小ネタや 民俗学的知識を散りばめるあたりも、 今の気分に合っているのだろう。 なるほど、ドラマ化されたのも頷ける。 しかし読み返さないのは何故かと言えば、 心を掻き毟る何かがないからだ。 淋しい…。 | ||||
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夏目漱石の「坊っちゃん」の構成を意図的に取り込み、薄い古代ロマンを加えた学校モノ話。出版当時はまだアナログからデジタルへの転換期で、その面白さがもしかしたらあったのかもしれませんが、今読むとキーには弱いですね。 その時代の売れっ子女優をヒロインにして、予算かけずにパパッと作った邦画にありそうな内容です。「あなたにおススメ」と出されたんだけどなぁ・・ | ||||
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正確に言うと★3.5といったところです。 ずーーっと、気になっていたのでやっと読めて良かったです。数年前にドラマ化していましたが、これを映像化するのって、想像がつかない。なかなか、ユニークでキテレツな展開の内容でした。 ただ、読み始めたら止まらないとか、物語にどっぷり浸る、というところまでは行き着きませんでした。登場人物が多くて1人1人のキャラがいまいちつかみきれず、感情移入できなかったせいかも・・・ でも、読みやすいしページ数も結構あるので、リラックスして読書でもしたい気分な時には丁度いいと思います。終わりもなかなかよかったかなぁ。 | ||||
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なかなか面白かったです! 万城目さんの作品を気に入ったので、他にも読んでみようと思います。 | ||||
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DVDは本書をかなり忠実に再現しています。 なんといってもイトちゃん!もう多部ちゃんはこの役をするために存在したかのようです。 けどこの本を読了直後にあの東北大震災。ちょっとシャレにならなかったです。 鼠狐鹿でなんとか鯰を押さえてほしい。 | ||||
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大学の研究室で、あるミスを犯して同僚の実験データを消してしまった為に、とても居心地の悪い状況にいる「おれ」に、主任教授は「キミは神経衰弱になっているから、是非気分を変えるためにも2学期の間だけ、奈良の女子高の先生をやってくれ」と言ってきます。渋々従って奈良にやってきた「おれ」の周りに奇妙なことが起こって、生徒の指導、剣道の大会、ある宝の存在、そして日本を救う話に広がっていくのですが・・・ というのが冒頭です。人物描写もなかなかですし、なによりテンポよく進む展開が素晴らしいです。ある意味ファンタジーな作品なんですが、ファンタジーの要素を序盤では抑えつつ、物語の中に読み手が分け入って全身が入ってしまうと、なかなか強烈な仕掛けが動き出し、その頃には奇想天外な物語の仕掛けに対する批評性よりも、物語のチカラに、世界観に埋没していて気にならなくなっています。そのタイミングが絶妙に上手いです、もう少し前だとどうしても受け入れがたくなってしまう、とってつけた感じになりますし、遅いと今度はテンポが崩れます。 また、変に恋だの愛だのが入ってこないところが良かったです、生徒は生徒、先生は先生、獣は獣、という立ち位置は変わらずにそれぞれに干渉があり、立場をわきまえた部分がとても良かったと思います。個人的には藤原先生のキャラクターがいそうでいないのが良かったです。 時々挟まれるギャグも、良い意味でテンポの強弱をつけてくれて、割合素直な世界に躍動感が出ます。またちょっとしたトリビアルな知識を知る楽しさもあって、そこも気に入りました。そしてなにより舞台である奈良に行ってみたくなります。この行ってみたくなるような部分が、この作家さんの上手さの特徴だと思います。 奈良が好きな方、鹿が好きな方に、剣道が好きな方に、オススメ致します。 | ||||
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男の人が好きそう。 解りやすいし、面白いし、素っ頓狂だし、テンポはいいし。 イワユル、対人的にあんまり上手につきあえない僕が、大学で問題おこしちゃって、奈良の女子高に講師して勤務する事になり、そっからはなしが膨らんでいくかんじ。 うーーん。 確かに。思いも付かない展開で、え???そこで鹿??みたいな、そこでリチャード??みたいな。 あおによしねぇ、、、、って、あったまいいわ。この人。 純文学系が好きな人は、しっくり来ないっつーか、そういう私のつれは、この人のもう一つの鴨川ホルモーをよんで、「面白かったけど、読む意味があるのかが、わからん」と、いってのけたが、これも、まさにそのトウリ。 ただ、読む事で楽しい思いをしたい人は満足できるはず。 今回直木賞候補にもなった作品でした←逃しちゃったけど。 | ||||
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小説のイメージからドラマをあそこまで面白くしたのはなかなかすごいとおもいました。ドラマの作者はさすがと思います。小説よりもドラマの方が個人的には面白かったです。 | ||||
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漱石の「坊ちゃん」を換骨奪胎し、舞台を現代の奈良に置き換えたエンターテインメント小説(ファンタジーも少し入ってます)。 私は現在奈良に住んでいるので、自分の暮らす土地が作中でどのように生かされているのかに興味があって購入したが、町の雰囲気がなかなかうまく描かれていて感心した。 地理的に正確さを欠く記述もいくつかあったが、作者は奈良で暮らしたことはない人のようだから、ある程度は仕方ないと思う(まあフィクションだから目くじらを立てる必要もないが)。全体としては、よく取材してある。 自分がよく知っている場所で不思議なストーリーが展開していく点には独特の興趣を覚えた。 さまざまな仕掛けもよく考え抜かれていて巧み。剣道の試合のシーンでのたたみかけるような勢いある表現にも引き込まれた。 惜しむらくは、言葉の誤用が疑われる表現が散見されること。若い作家さんですから、担当編集者さんはもっときちんとチェックしてあげてください。 あと、「人類の危機」の設定がちょっと子どもっぽい感じがしましたね。おじさんの私にはいまひとつついていけなかった。表紙や挿画も少女漫画風だし、ジュブナイル路線を意識しているのかな。 それと、下宿のおばあちゃんをはじめ古くから奈良で暮らしているはずの登場人物たちが、みーんなきれいな東京弁をしゃべっているのには驚いた。地元の人間としてはヒジョーに気持ち悪かったです(フィクションですから目くじらを立てる必要もないですけど)。 念のため申し上げておきますが、奈良の人間は基本的に奈良弁(関西弁の一種)で日常生活を送っております。他地域のみなさん、本書を読んで、奈良では東京弁が普通に使われていると誤解しないでくださいませ。 | ||||
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2008年1月に玉木宏主演でドラマ化されるらしいので、評判も良さそうだし、読みたいと思ってます。私の本籍は奈良だし、幼少を奈良で過ごし、奈良公園の鹿に弁当を食べられた苦い経験を持ってるので(笑)、奈良という身近な舞台での話、楽しみです。 文庫はありませんかね。ドラマになったら出るんでしょうか??? まだ読んでないのにレビューなんて張っ倒されそうですが、ドラマきっかけに読む人増えるんじゃないでしょうか、期待を込めて☆3つ! | ||||
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この力の抜けるような、それでいて先を読ませる面白さ。 神話に歴史にと、大きな背景を持っていながら、結局は主人公とその周りで話が完結する分かりやすさ。 物語の場面場面が目の前に浮かんで来ます。 教頭について、少々・・・な点もありますが。 イトちゃんのキャラクターも魅力的。 まさしくエンターテインメントだと思います。 ただ、鴨川ホルモー、鹿男と、不思議なものたちに翻弄(?)される主人公(男)の話が2冊続いたので、次は違う作品が読みたいですね。 | ||||
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大学の教授の勧めに従い、期限付きで奈良の女子高の先生を することになったのだが、そこで経験したことは摩訶不思議な ことだった。人間の言葉をしゃべる鹿が現れたとき、そこから すべてが始まった・・・。 これほど面白さを徹底的に追求した作品は、ほかにはあまり ないのではないだろうか。奈良の女子高で繰り広げられる物語。 時には、はるか昔の神の話まで飛び出して、事態は思わぬ方向に・・。 よくぞここまで話を練ったと、ただただ感心するばかりである。 奈良、京都、大阪の3校で争われる大和杯。そのなかの剣道の 試合の描写は迫力があり、読んでいてハラハラさせられた。 これで決着か!と思わせておいて、読者をあらぬ方向へ引っ張って いく作者。「えっ!?この先何があるの?」「これからどうなるの?」 そう思いながらあっという間にラストへ。読後さわやか♪ 気分が スカッとする作品だった。 | ||||
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突然奈良の女子校の臨時教員をするはめになった、神経室な研究者。生徒とのイザコザ、教員の怪しげな生態、母親からの手紙など漱石の『坊ちゃん』を本歌どりした出だしがおかしい。突然、シカから「人間の危機を救え」と告げられて、行方不明になった、神器(これがこの作品の最大のカギ、ここだけは「なるほど」と思った)探索に乗り出すが....。 古代ミステリー、盛り上がるスポーツ大会など、作品世界に引きずり込むテクニックはオーソドックスながらうまい。文明批判のワサビをちょびっと利かせるのも今風。最後まで飽きさせずに読ませてもらったが、「想定内」をはみ出さない落としどころと言い、人間描写の軽さなといい、あっさりした印象です。暇つぶしに最適、中高生の読み物としておすすめです。 | ||||
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