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海賊とよばれた男
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海賊とよばれた男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1156件 1041~1060 53/58ページ
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戦前の創設初期から戦中、戦後の混乱期までは、痛快でいっきに読めてしまいます。あの難しい時代に、体制におもねることなく自らの信念に沿って戦う姿はまさに英雄です。 ただ、戦後、講和条約も締結し、日本が形の上では「独立」した後については、少々「勧善懲悪」の物語を読んでいるようで、素直に入り込めませんでした。 現在、化石燃料は枯渇し、原子力エネルギーの危険性が声高に叫ばれ、新たなエネルギーをどう創出するのかが世界の課題になっています。もし、主人公が今の時代に生きて たら、東北震災後のエネルギー問題について、どう考え、どう行動したのか。気になるところです。 | ||||
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次々と積極果敢に新たな仕事に取組み、国家のことを考え、二つの大戦を乗り越えてもなお再生して事業を拡大行く姿は夢を与えてくれる。読み進むのが楽しみ。 | ||||
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志と情と徳、そして強靭な肉体と精神。それらを兼ね備えた国岡鐵造(出光佐三、1885〜1981)の一代記。「プロジェクトX」が何回分も作れるほどの波乱万丈のビジネス戦記だ。官にぶらさがる同業者、敗戦国日本にたかる国際石油資本、頭でっかちで大局観のない官僚たちを相手に、筋の通らないこと、日本や消費者のためにならないことには採算度外視で徹底的に戦った気骨の経営者、国岡。彼が築いた会社は戦後、日本経済が壊滅的な打撃を受けるなかでもタイムカードなし、定年なし、馘首なしの経営方針を貫いた。戦後、船もなく、設備もなく、金もなく、食い詰めてラジオの修理店を始めるほどの困窮を極めながらも、生死もわからない社員の家族に仕送りを続けた。ほとんど狂気である。経営をつきつめれば、科学でも哲学でも工学でもなく、経営者の人格そのものに至るのだと思う。 いま時代が大きく変化しているとか変わり目だとか言うけれども、300万人の日本人が亡くなり、国土が焦土と化し、アメリカの占領下に置かれた「敗戦」とは、その比ではなかっただろう。人間をとことん大事にする経営者に社員は絶大な信頼を寄せていただろうが、幹部たちのなかには会社の利益よりも国益や社員の利益を優先させる経営者に対して複雑な気持ちもあったに違いない。しかしその信念は誰よりも強く、反論を許さないほどの迫力だったのだと思う。人間を大事にし、国を思い、社会に役立つ仕事をする、その点で国岡(出光)という人はどんなことがあってもブレなかった。そんな国岡の精神的支柱となっていたのが日田重太郎という、破格の器の資産家の存在だった。家を売り、故郷を捨ててまで国岡を支えた。いまでいえばエンジェル投資家なのだろうが、金銭的リターンではなく精神的なリターンへ投資しているという点においてこの人は特異である。 それにしても天然資源の争いには仁義も人道もあったものではないというのがよくわかる。イランの石油を国有化したモサデク政権を、アメリカがCIAの工作によるクーデターで転覆させ、これとひきかえにイギリスからイラン石油の40%の利権を譲渡される。クーデター後、イタリアに亡命中だったパーレビ国王はイランに戻り、以後25年間にわたって親米政権が続くが、1979年にイラン革命がおこり、ホメイニ師が政権の座に就くと反米路線が復活、アメリカは隣国イラクに武器を提供、1980年代にはイラン・イラク戦争が起こる。イスラエル建国と資源をめぐり、中東は現在に至るまで続くテロと地域紛争の温床となってきた。こうした複雑な国際情勢のなかで、石油元売、商社、プラントといった企業は、命をかけてビジネスをやっている。 出光佐三の話は、四輪車参入をめぐり通産省に真正面から反抗した本田技研の本田宗一郎(1906〜1991)、運輸省、郵政省を再三敵に回しながら宅配サービスを日本に根付かせたヤマト運輸の小倉昌男(1924〜2005)などとも重なる。戦後しばらく、日本が焼野原から経済大国に復興を遂げる途上にはスケールの大きな経営者がいたものだ。重量級の政治家もいた。それに比べて今は……という気持ちはあるけれども、時代が人をつくるということもまた言えると思う。本田宗一郎は「私が汗まみれになって働いていたから、本田技研は成功したというのは、私にだけ通用する事であって、ほかの人には通用しない。その人、その人によって、社長のやり方が違うのは当然である」と述べている。 その時代時代によって通用するやり方というものもあり、戦後昭和の経営者のやり方といまの経営者のやり方を比較して原点に戻ろうなどというのは懐古主義かもしれないが、それにしてもすごい人物がいたものである。 | ||||
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不屈の精神とはよくいうが、ここまで実践してきた人を知らない。本人がずっとつらかったことを述懐するところがある。破天荒な人生でもずっと精神的にきつい、そんな中でも、道義を重んじ、自分を決して甘やかさず律していく。人生ここにきてこの書出会えたことで、救われた気がする。至誠天に通ず、何をなすべきか深く考えさせられる。 | ||||
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実話にもとづいた話だからだろう、文体が少々硬い気がした。 エンターテインメントだと思ってこの本を手に取った人は、少しとまどうかもしれない。 だが、この物語の主人公は芯の通った大人物である。 本当にこのようにまっすぐな人間が実在したのだろうか。 すくなくとも、現代の日本にはこの類の人種は見受けられないように思われる。 古き良き時代の日本人像がこの本には描かれている。 そのせいだろうか。 実話にもとづいた物語のはずなのに、どこかフィクションのように見えてしまう。 | ||||
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ごく普通に見ていた出光のイメージが変わりました。苦境にあるときに思いだし、励みにしたいです。 日本人としての誇りを感じる小説です。 | ||||
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正直、日章丸事件は詳しくしらず、タンカーで石油を持ってきただけだろうと思っていた。 しかし、この本を通して当時の社会背景を交えてその事件を追体験するにつれ、 とんでもない覚悟と実行力が必要で、社会に与えたインパクトの大きさに ただただ感心し、感動してしまいました。 老若男女問わず、日本人皆に読んでもらいたいが、春先のこの時期には、 特に新社会人になる人に読んでもらい、新しい一歩を踏み出して欲しいと思いました。 | ||||
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永遠の0を読んで、この作者の他の作品を読んでみたいと思い、この本を取ってみましたが、やはりこの本も圧倒的に面白いです。 出光興産の創業者をモデルにした歴史経済小説ですが、常に体制側を批判し、自分の利益より公益を重視してビジネスを進める姿勢には、学ぶところが多いです。 下巻は、戦後の話となり、メージャーとの対決、イランからの石油輸入を通して、経営とは何か、真のリーダーシップとは何かを教えてくれます。 こんな、経営者が日本にもいたんだ!ということを教えてくれ、またそれを誇りに思える本です。 | ||||
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私は永遠のゼロを読んだ後に読みました。 日本がなぜ戦争をしたのか、今現在、石油とは・・・と問いかけるような内容でした。 世界を変えるほどの力を手に入れる男。 実際、これほどの人物が日本にいたとは驚きです。 | ||||
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戦後の混乱期に全てを失いながらも、 大企業、出光興産を一から作り上げた男、出光佐三の物語。 本書では、国岡鐵造と名前を変えて描かれている。 国岡鐵造。 その志は高く、自分の事業を拡大すること以上に日本の未来の為に尽力する。 そのひたむきで真っ直ぐで、妥協を許さない生き方が周りを巻き込んでいく。 日米の政府高官や大企業トップ、さらにはイラン国王にもその存在に一目置かせる存在感。 一つ一つの言動に貫かれる人生哲学は、そのへんの自己啓発本に書かれている言葉よりも遥かに重みを感じる。 リーダーシップや仕事のやり方にも通ずるものが感じられる。 昨今グローバル、グローバルと言われてTOEIC等が一種のブームのようになっているが、国岡鐵造のあり方を見ていると、そういった世間の雰囲気に違和感を覚えてしまう。 国岡鐵造自身が英語を使った場面は出てこないにもかかわらず、圧倒的な存在感を世界に示しているのだ。 経営方針も一貫している。 社員は家族。家族だから、少々出来が悪くても面倒を見る。 リストラはしない。仕事がなければ、仕事を作る。 戦後すぐの仕事が一切ない時期は、ラジオ事業部を立ち上げた。 このいかにもという感じの日本臭さ。 大好きです。 | ||||
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永遠の0を読んで、この作者の他の作品を読んでみたいと思い、この本を取ってみましたが、やはりこの本も圧倒的に面白いです。 出光興産の創業者をモデルにした歴史経済小説ですが、常に体制側を批判し、自分の利益より公益を重視してビジネスを進める姿勢には、学ぶところが多いです。 ただ官僚組織をこれでもかという程、批判的に描いているので、ちょっと辟易する部分があるのが、マイナス点ですが、本当にそうだったかもしれないと思うと暗澹としてしまいます。 | ||||
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男の生き様を感じる本でした。オススメの本です。こういう経営者になりたい。 | ||||
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周囲に流されず自分の信念を貫き通す、まさに「男」を感じさせる本でした。 この人の人生の勢いそのままに一気に読みきってしまいました。 | ||||
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知人の紹介でこちらの本を購入しました。 とても為になりました。 | ||||
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「永遠のゼロ」もそうでしたが真の男の生きざまに心を打たれました。 言い訳をする人の多い世の中で1本の芯を通す凄みを感じました。 男性ばかりではなく子供を持つ女性にも是非読んでいただきたい作品ですね。 | ||||
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男の生き様を感じる本でした。オススメの本です。こういう経営者になりたい。 | ||||
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はやく続編が読みたくてしょうがなかった。 いい作品です。 よかった。 | ||||
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とても敏速に処理して頂き、本も良好な品でした。有難う御座いました。 | ||||
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敗戦直後、アメリカをはじめとした諸外国の圧力が日本を揺るがす時代に自らの信念を貫き通した出光佐三という男の生き様を鮮明に描き出した傑作です。 目先の利より信用や国益を最優先し一歩も引かない真っ直ぐな姿勢、信頼できる相手と見れば委細構わず契約を決めてしまう思い切りの良さ、従業員を家族同然として面倒を見る情の厚さ等、単に物語としての痛快さを超越して、利に聡い欧米資本主義が拔扈し、又、新たな脅威として中国が台頭する世界の中で、日本人が日本人らしく生き抜くための示唆に富み、人と人、国と国との信頼とは何かを問い掛ける、奥深い良書です。 百田氏の膨大にして細やかな下調べと爽やかな筆さばきに敬意を表します。 | ||||
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とても敏速に処理して頂き、本も良好な品でした。有難う御座いました。 | ||||
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