■スポンサードリンク
舟を編む
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
舟を編むの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全487件 461~480 24/25ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 内容は出版社の辞書編集部が舞台。 『大渡海』という辞書を編集する過程での登場人物の感情模様をちりばめた作品。 文体は現代的なのだけれど、作者の施策で敢えて、耳慣れない言葉や、 俗に使われるのとは異なる使い方の言葉が頻出している。 言葉への敏感さを持つ者なら、自然と家にある国語辞典を片手に読むことになるだろう。 その時、気付く知る言葉の持つ寛容さと鋭さを感じてほしい。 作者が選んだ言葉の意味をひとつひとつ確かめることで、 ひとつひとつの言葉に左右される登場人物の想いを、一層共有できるでしょう。 たとえば「編集」と「編纂」の違い、分かりますか? 本文内でも描き(書き)分けられてたりします。 見送る人、見送られる人、待つ人、進む人、共に歩む人、 編む人、紡ぐ人、繋ぐ人…と、まぁ日本語は豊穣ですね。 読み終わってから、表紙、裏表紙を見返す。 「なるほど、そうなってるのか!」と、装丁まで味わえる良質な本です。 では、本文より引用させてもらいます。 言葉と本気で向き合うようになって、私は少し変わった気がする。 <言葉の持つ力> 傷つけるためではなく、だれかを守り、だれかに伝え、 だれかとつながりあうための力に自覚的になってから、 自分の心を探り、周囲の人の気持ちや考えを注意深く汲み取ろうとするようになった。 言葉という武器を、真実の意味で手に入れようとしているところだった。(本編203p) 何も言わず、震える肩を優しく撫でた。(本編259p) (無言も一つの言葉の使い方です) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 「風が強く吹いている」で注目されているかたですが、 そちらはまだ読んだ事がなく、この作品で初めて彼女の文章を読みました。 この作品に出会えてよかった!と、素直に思える作品です。 辞書編纂という、あまり表立って知る事のなかった仕事を通して、 言葉の大切さが、その丁寧な文章から伝わってきますし、 登場人物の心情の描写も繊細だと思いました。 本屋で手に取った時、なにか感じるものがあり、 読んでみたい気持ちに駆られて読んだ本です。 装丁のセンスがきっと好きなんでしょう。 それがまた、作品の中で編纂する辞書の装丁に似せている訳ですから 嬉しい演出です。 文章はとても読みやすく、くせはありませんでした。 気になっている方には是非おすすめします! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 「仕事は情熱だ!」とは理解するし、そういう風に真に思えたらなあ〜、と年中迷ってしまっている方、 また、「辞書を熟読したら頭よくなりそうだなあ〜、でもなかなかできないよな〜」と思っている人、ぜひ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 面白かったです。 辞書をつくる過程に添えて、携わるキャラクタの心情も盛りだくさんでした。 それらが器用に重なって、面白みが出される。さすが三浦女史! 「あがる」と「のぼる」の言葉の違いの場面で、 マジメがカグヤに恋している気持ちに当てはめて独白するシーン。爆笑ものです。 舞い上がってしまったり、天にものぼる気分になってしまったり。 巧いなーと思いつつ、笑いが止まらなかった一押しの場面です。 チャラけっ放しニシオカさん、ニホンゴに長けたキャラではないものの、 実に的確な例え話で、単語の用法をマジメに伝える。 カッコいいなと。秘密ファイルをつくる抜かりのなさもマジメのことを思ってこそ。 十三年後の設定で新しく始まる章では、ミドリがニシオカ枠を担うような印象です。 辞書とはなんぞやと考える新キャラ、ミドリ。 「下駄箱」と「靴箱」の違いを指摘する場面では、読んでいる側も改めて驚くとこでした。 もちろん「下駄箱」派ですが。ナイキのシューズが盗難に遭う時代でした。 単語ひとつとっても多くの解釈があることを思い知らされる一冊でした。 今は新しい造語がどんどん出てきますが、一種のブームのように来年には誰も言わなくなっている。 日本語の流行り廃りがめまぐるしいと思いました。 名詞の語尾を動詞にかえて、動作に転じるような造語が学生時代にけっこう流行ってました。 外国語をもじった造語もありますよね。コラボでしょうか。 コラボレーションも多くの場面で使われる単語ですね。 言葉の解釈について考えさせられる小説です。 キャラクタには三浦節がうねりを上げています(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 三浦しをんは、物語の題材を選ぶのがとてもうまい作家だと思う。 あえて誰も取り上げないような世界を書くのは、実はすごく難しいことではないか。 だって、実際「辞書作り」なんて誰も考えたこともないでしょう、実際。 これで内容がついてかなかったら、あえて読むまでもない作品になってしまうかもしれない。 でも、三浦しをんはそれをやってのける。 魅力的なキャラクターと、ユーモアと、その骨をなす堅実なストーリーで。 辞書は、パッと引いてパッと閉じるもので、あまり「読み込む」類のものではないが、 良く考えれば何万語という言葉を載せるためには、すさまじい労力と時間がかかっている。 編集者の苦労は想像を絶する。 作中、心ならずも去っていく人たちの思いを残された者がしっかりと受け止めていく様子に感動した。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 知り合いの方が、辞書部系の方で確かに変わっている人が多いかも・・・。 本作りのやりとりが仕事柄とても胸にせまります。地獄の合宿とか涙が出そうだ。 1Fが全部書庫な下宿なんてうっとりですね。 辞書にも好き嫌いがあるって、確か新井素子の小説でも素子さんが言ってたなあ。 ライターの方とか「広辞苑」の○版でないとだめだ!とか結構こだわりますよね。 ボロボロでガムテープ貼って使ってらっしゃいました。 装丁とか震災の時期で大変だったらしいとの話もききますが、とても素敵です。カバーをとってもおいしいし。 内容をよんで仕掛けにニヤリとしてしまいます。 厚めな割に軽いし面白いのであっという間に読み終えてしまいました。 これから布教?しようと思っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 辞書に関する蘊蓄本は多く,かなり読んだつもりである. この本もそのような内容かと思って買った,が違った. 三浦しをんを初めて読んだのは「風が強くふいている」 である.これも箱根駅伝がおもしろいというのではなく たまたま飛行機の中で見た映画がおもしろかったから 原作を読んだのである. 構成は「風が強くふいている」と同じだと思った. 多くの「いい」人達が集まって目的を成し遂げていく, その「いい話」の集まりである. この意味では高田宏の「言葉の海へ」と共通点がある. 「大渡海」も「大言海」のもじりであろう. 今ある多くの辞書も「まじめ」君のような編集者の 努力によって成し遂げられたのであろう.このような 編集者に,本書のような魅力的な和料理人が惚れて 嫁ぐというのもいいご褒美だろう. 一気によんでおもしろかったので星5つ. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 日常使えば使うほど深く考えない物の一つ、言葉。 一つの言葉がれほど枝分かれしたり、 例えに使われたりと、感心することしきり。 日本語の辞書を作るなんてまさに大海を小舟で 漂うような、気の遠くなる作業です。 三浦さんにしては主人公同様飄々とした 作品で静かで清楚な作品でした。 辞書を愛する風変わりな人物達の中で やはり普通(俗物)な西岡が一番身近で親しみを 持てます。ですが彼が一番崇高な精神の 持ち主ではないかと思っています。 辞書の世界を知ることが出来て 新しい知的好奇心をくすぐられました。 ただ、私は本に載っている(裏表紙?)や 帯のイラストが不必要だと考えます。 私は読みながら自分で配役を決めるのが好きで 想像しながら読むのが好きなのです。 ですから読者に想像の隙を与えないイラストは かえって邪魔になるのです(私限定ですが・・・汗) せっかくシンプルな装丁なのだから その点が気になりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 恥ずかしながら、三浦しをん作品は初めて読みましたが、流石ですね。 言葉好きの僕には、荒木さんが主人公の「まじめ」と出会うまでの最初の十頁弱で、完全に、この作品の魅力にのめり込んでいた。 その魅力こそ、タイトルの「豊饒なる言葉の海」である。 敢えてなのだけれど、本作品では、日頃耳慣れない あるいは 俗に使われるのとは異なる形の 単語や慣用句や言い回しが頻出する。 本作品の登場人物同様の言葉への敏感さを持つものなら、自然と国語辞典片手に読むことになるだろう。 作者がベストセレクトした言葉の意味を確かめることで、一つ一つの言葉に辛苦する登場人物の思いを、一層共有できるだろう。 一方で、そうした言葉の魅力を一切無視したとしても、本作品は十二分に楽しめる群像劇となっている。 一人一人が、フツーに成長していく展開。そして、成長とか出会いという言葉が、若者の特権ではなく、何歳になっても、その気があればいくらでも得られることを知る終盤で、僕は強い衝撃を受けたし、涙を禁じえなかった。 ふと思うと、これだけ様々な言葉を使いながら「舟を編む」というタイトルにしてメインテーマだけは、作者のオリジナルな表現は、本書の装丁を終盤でシッカリ見返すことと並んで、決して見落としてはならない本書の楽しみ方と思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 一冊の辞書を作り上げる人々の物語。 辞書を使わなくなって久しい。 が、小学生で国語辞典を、中学生で英和辞典を初めて持った 誇らしい気分を思い出しながら読み進んだ。 辞書作りだけではない、言葉に対する情熱をもった人たちが まっすぐに生きている姿に感動を覚える。 主人公は、その中の誰でもいいくらいに魅力的な人物達。 ひとりひとりの物語で、この1冊くらいになってもいいくらい。 でも、辞書の言葉を選ぶように、そぎ落として これだけの長さになったのかな。 簡単な表現なのに、覚えておきたい言葉がたくさんある。 読み終わってから、表紙、裏表紙、 すべてもう一度味わえる良質な本だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 三浦しをんさんは本当に人物描写に長けていると思います。 きっとこの本を読んだ人は、登場する辞書編集部の面々を好きになってしまうでしょうし。 内容は少し中途半端な群像劇のような構成で、 その中途半端さ、また結末に至るまでの急いで詰め込んだ感が、☆一つ減らした理由なのですけど、 それでも十分に登場人物それぞれの魅力が際立っているんです。 西岡なんて最後まで読者の気持ちを揺さぶってくれますよね。ですよね?(共感を期待して…) それと三浦さんの著作にもある、いわゆる「青春小説」重要なファクターの一つに、 「到達点の設定」というものがあると思うのです。 それはたとえばインターハイ出場かもしれないし、場合によってはコンサートの成功かもしれません。 その点、今回の「辞書編集」という到達点の高さと奥深さといったら!! 気の遠くなるほどの年月と作業、さらに完成直後から改訂という次の山が待っている。 こんな青春小説に一見ミスマッチそうで実はジャストフィットな舞台を見い出した、 三浦しをんさんの物語を紡ぎ出す感覚と能力に感激しました。 ぜひ、働くことを考え始める中学生や高校生のみなさんにも読んでほしいなあ。 とくに若い人たちにお勧めしたい良質の物語です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| かつて杉田玄白は辞書なしで「ターヘルアナトミア」の翻訳に挑み、その苦難を舵のない舟で大洋に出ることに例えたが、辞書はことばの海をわたる舟であるらしい。本書は現代において、国語辞書の編纂にあたったひと癖、ふたくせある人たちの群像劇である。 てんでばらばらの御しがたいキャラクターたちが不思議な縁で集まり、くっついたり微妙な関係を演じながらも、一つに収斂していく。次から次と予想を裏切る展開が続き、果たしてからまった伏線が回収されるのか?、最後までハラハラドキドキだ。 三浦しをんの作品は初めて読んだのだが、軽妙洒脱な文体で悲喜こもごも、人の心のひだを巧みに描くことに深い印象を受けた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 楽しんで読みました。けっこう地味なジャンルにスポットを当てた作品でしたけど、軽めの文章とノリは初出のせい? ものをつくる事の情熱や地道な作業、こだわり。 もろもろの事を感じるには本当に良い作品です。学生の皆さんにぜひとも読んで頂きたい。 あと、やっぱり紙の本がいいと改めて思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 辞書編纂に没頭する人生を描く。 なにかを作り出そうと没頭する人たちの、 人生が面白くないはずがない、、。 主人公のまじめなどの登場人物も、個性的だし、 袖カバーなどの、小道具の使い方も上手、 脇役も、個性的で、ペットの猫すら、目で見えるよう。 少女漫画の、書き割りというのか、画面の区切りも、効果音も、 全部、目で見えるような感じの小説である。 ”へ”の人なんかも、どこかの出版社には、 こういうエピソードもあるのだろう。 いやー、面白かった。 広辞苑の紙を触りに、行きましたよ、、。 本屋に。ほんとに。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 辞書編集部の話なんだけど、笑いあり、涙ありで最後まで一気に読んでしまった。 読み進めると出てくる辞書と同じ装丁でびっくり!! こうゆうの凝ってあるのっていいな。 私個人としては今辞書を沢山使っている学生に読んで欲しいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 辞書の編集なんて地味そう…と思ったら、どっこい情熱的な仕事だった。 何年もかけて編纂を進め、一語一語をとても大切に扱っているのに感動した。 何より「夜の海のような藍色〜」と続く作中の辞書『大渡海』の描写が素敵過ぎる…。 最近WEB上の辞書で済ますことが多いが、思わず書籍の辞書が欲しくなってしまった。 大変読みやすい文体で、漫画向きだと思う。 ぜひ挿絵の雲田はるこさんの絵で読んでみたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 以前、風を強く感じてをよんだから、今回も早速に購入。 大きな事件があるわけではないけれど、こつこつと積み上げていく物語は、読んでいても、気持ちが良かった。 秋の夜長に、お勧めです。 今、妹が読んでいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 登場人物ひとりひとりが精いっぱい何かに取り組んでいる姿を読んでなんだかとてもほんわかとした気持ちになりました。そして私が一番気に入ったのは、この本の装丁。学生の頃使っていた辞書を思い出す表紙の文字とマーク。電子書籍では味わえない趣向ですよね、これ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 夢中になってできることが話の芯になっている小説は,どう転んだって面白いです。 スポーツ,芸術,冒険,血涌き肉踊る物語の真ん中には,自分をかけられる事が居座っています。 その夢中になれることが辞書編纂だったら,その普段の生活やメディアの興奮との遠さからどうしたって興味深々です。 手練の小説家三浦しをんの新作は,言葉と格闘する人たちの熱い物語でした。 何気なく使っている母国語の捕まえがたさを縦軸に,色とりどりの個性的な人物群が人生を展開します。 読み始めてから読了まで,この本から手を離すことが出来る人はよっぽどの意志の強さがあるか,日本語読解能力の無い人のどちらかでしょう。 やっぱり読者を裏切りません。三浦しをん。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 日本語の広く深い海にこぎ出すための舟…それが辞書だ。 「大渡海」という辞書を編集するために集まった人々の物語はドラマティックであり、 日本語うんちくもたくさん盛り込まれているし、そして感動的でもある。 と書くと、なんかインテリジェンス!な小説を連想しちゃうかもしれないが。 辞書は賢い人のためだけのものじゃないから、大丈夫!(たぶん) かつて、授業に飽きると辞書でエロい単語を引いていたアホな学生だったのは私だけではないはずだ。 そんな人にほど、よりお勧めしたい「辞書と日本語を愛さずにはいられない」三浦しをんの最新作。 チーム小説としてもとても秀逸だと思う。 言葉オタクという直接辞書作りに活きる才能を持つ者もいれば、お調子者で大ざっぱで一見 辞書向きじゃないなーという人にも大切な役割があり。そういう異なる個性の人たちが集まって 同じ目的のために突き進む様子って、やっぱりとても爽快で。 三浦さんの代表作「風が強く吹いている」の駅伝メンバー同様、ともに強くなっていく登場人物たちの姿に 勇気をもらい、ひたむきすぎるがゆえに時々出てくるおかしな言動にクスリと笑い…そんな 良質なエンタテイメントです。 そして読み終わると、ちょっと手元の辞書を久々に引いてみたくなります。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!




