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首斬り人の娘
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首斬り人の娘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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ミステリーとしては見るべきものは特にありません。他のレビュアーの方も指摘されている通り、登場人物が多過ぎで各々うまく描ききれていません。無駄に長い未整理の原稿を読んでいるような感すらあります。魔女に関わる集団ヒステリーが事件の中心で、終始バタバタ感はあるものの事件そのものも面白くはありません。 中世ドイツの生活習慣を描いた世俗ノベルとして読むのであれば、その時代に興味があれば面白く読めるかもしれません。ただ拷問や処刑の血なまぐさい描写が少なからずありますので、万民向けとは言い難いものがあります。少なくとも自分は面白い小説だとは思いませんでした。 | ||||
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ネタはよかったんだけど、なにぶん登場人物が多すぎた。必要のないキャラクターが何人もいて、彼らの描写にページを割きすぎたせいでストーリーの速度が落ちた、という感じ。 | ||||
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ドイツの小さな町の首斬り人が主人公の中世推理物。子供殺しの発生から,犯人,そして魔女の疑いをかけられた産婆の無実を晴らすため,首斬り処刑人が智恵と力をふるって活躍する。 ストーリー的にはあまりどんでん返しもなく,謎解きと大団円にいたるのだが,場所も時代も違えども「薔薇の名前」の雰囲気で描かれる中世ヨーロッパとそこに重くのしかかる宗教,魔女狩り,人間のエゴなど,映像化に向いたストーリーだ。拷問や処刑シーンが結構あるからだめかしら? | ||||
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これ、タイトル買いした読者は少なくないでしょう。 かく言う私もそのひとり。 おもいっきりアン・ブーリンな展開を期待しちゃいました(笑)。 が、「女のドロドロ」がぜんぜんなくってつまんねぇ〜、が感想。 だまされた、とまでは言いませんが、このあと「首斬り人の娘と○○」のカタチで続くとかいうシリーズ作には興味半減です。 もうだまされないぞっ! 中盤のもたつき、冗漫なクライマックスにミステリとして「どーよ?」というオチがつきますが、エンタメとしては楽しく読めます。 「あとがき」がいちばんおもしろかったような気もしますが・・・。 「女」描きの名手サラ・ウォーターズやミネット・ウォルターズが、 「首斬り人の娘から王妃にまでのぼりつめる美貌の策士の陰謀と愛像に満ちた一大歴史絵巻!」 みたいな、チャングムもびっくり、みたいなお話を書いてくれたらうれしいですね。 | ||||
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この時代ならではの問題や、事件解決への弊害が自然と読み込めて楽しいです。翻訳本は、訳される方のセンスに一任する部分がありますが、この本では妙な野暮ったさも感じませんでしたが、ただ、現代では使わない表現(=読みにくい)があったりと、読者層を特定してしまうかなというきらいはありました。そういったことを含めても作品自体にいっさいの問題はなく、どんどん読んでいけるのは原作が素晴らしいからだと思います。欧州の暗い雰囲気が好きな方にはぜひ読んでいただきたい作品ですね。意外と映像を思い浮かべながら読み進めていけますし。 | ||||
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無実の容疑者が魔女裁判で処刑される前に救い出さなければ、という緊迫感のある筋立てが良かった。 中だるみもなく、飽きずに読み通せました。 全体を通して若干雑な感じも受けましたが、シリーズ物だということなので今後の作者の成長も楽しみ。 冒頭から最後まで、かなりはっきりした拷問描写が結構あります。 歴史ミステリにはありがちな当時の不潔さの詳細な再現もあるので、その手の描写が苦手な方はやめた方が。 「アセルスタン修道士」がダメだった人は無理じゃないかな。ドハティよりはおとなしめだけど。 | ||||
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17世紀のドイツを舞台にした歴史アクション小説である。1659年ドイツ南部の街ショーンガウで、産婆マルタが子供を殺した“魔女”として投獄された。彼女の無実を信じて、大男の処刑吏クィズルが、その嫌疑を晴らそうとする物語である。本書の記述は、スピーディでアクションもサスペンスも豊富で、さらに意外性も忘れてはいない。それに、忘れてはいけないことは、登場人物のキャラクターが皆イキイキとしてることで、これは読者にも楽しい。とくに医術に長けた大男・処刑吏クィズルの活躍には胸がすくし、かれの利発な娘マクダレーナはお転婆で、ユーモラスで、作者は彼女を窮地に陥れ、読者をハラハラさせるサービスも忘れない。それでいて、歴史ミステリーとして読み応えのある作品である。事件は?それは読んでお楽しみください。ところで、作者は、ドイツの処刑人の家系の末裔であるとか。本書は期待の新シリーズといえよう。 何しろ面白く楽しめます。 | ||||
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ショーンガウで代々首斬り務めるクィズルは、首斬りとごみ処理を任としているが、生計は医療で賄っていた。その為、大した医療技術も無いまま街で医者を営んでいたフロンウィーザーから恨まれていた。だが、まともな医者を目指していたフロンウィーザーの息子とクィズルの娘はいつの間にか恋仲になっていた。そんな矢先、子供が殺され悪魔の仕業と想われる。その子と最後に逢ったのが、魔女の噂のある産婆だった事から人々は彼女を捕らえ、拷問してでも自白させようとするが、クィズルは真犯人は別に居ると考えて行動を開始する。 迷信がまだ支配している一方、近代合理的な考えを持ち魔法や悪魔の存在を否定する者も居る黎明期を舞台にしているのが魅力、又、脇役に至る迄、曲者揃いなのも面白い。 なお、クィズルとその娘は作者の祖母方の祖先に当たる実在の人物らしいが、事件そのものは完全に創作だとの事。 | ||||
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