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リライト
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リライトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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作者の作品はホラーとミステリーをそれぞれ設定と仕掛けに組み合わせてきたが、 本作では趣を変えてSFミステリーに挑戦している。例えて言うならば筒井康孝の「時をかける少女」をかなりダークな味わいのパロディーに上書きした印象の作品と言えようか。 三百年先の未来から来た少年と出会った少女は、彼を救うために十年先の未来へ五秒だけタイムスリップする。そして十年後、彼女は過去からやってくる自分自身を待つのだが・・・。 過去と現在をカット-バックで描きつつ、その間に生じた矛盾の原因を解明していくのだが、真相の込み入り具合と衝撃度の記述が非常に巧く、関心してしまった! | ||||
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本のキャッチコピーがあまりに格好良くて買ってしまったのですが、良い意味で期待を裏切られました。 物語は「未来の私の部屋を過去の私が訪れる」という予定されていた未来が崩れる場面から始まります。 それから、未来・過去の場面を交互に描いていきながら物語が進行していくのですが、 物語が進行するにつれて、さらに世界は崩れています。 気づく人はすぐに気づくと思うのですが、この小説は「時をかける少女」(作:筒井康孝)のオマージュ作品です。 時間SFの古典作品なので、ご存じの方も多いかと思いますが、この「リライト」という作品は、その「時をかける少女」の爽やかな世界観を逆手に取っています。 一見して爽やかな世界に見えるからこそ、よけいに世界が崩壊していく様子が不気味で、収束していく結末が怖い。 結末にいたるまでの、良い意味で読み手の予想を裏切りながら進む展開も面白く、最後まで一気に読み切ることができました。 時間SFとしても楽しめますし、毒のある青春ものとしても十分に面白い作品ではないかと思います。 | ||||
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タイムリープです。わくわくしますね。 1992年、中二の美雪の前に現れた未来人 保彦。事故から彼を救うために2002年に一瞬飛んだ彼女。 ところがそれから10年たった2002年の運命の日、作家になって結婚していた彼女の家に10年前の彼女は来なかった。 はい、タイムパラドックスの発生ですね。当時クラスメイトとの同窓会を前にタイムパラドックスの発生に頭を悩まします。 ラノベスタイルのキャラ勝負ではなく普通の登場人物達です。 1992年の過去の出来事と2002年の現在の出来事を章ごとに切り替え、読者を幻惑しながら話がすすんでいきます。意図的に分かりにくく書いてあるところもあって、章末までその章を読むと読み返さないといけない気分になってついつい読み直してしまいますが、これが楽しい。 少々高い本ですが、このテーマが好きなら読んで損は無いかと。満足できました。 | ||||
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