■スポンサードリンク
リライト
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
リライトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画と売り文句に興味がわいたので先に原作をと思ったけど、そんなにおもしろいものでもなかった 文章は拙く読みづらい印象 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ライトノベルと知らずに高評価でおすすめだったので買いました。 一言で言えば「やりたいこと」「物語の核心」に対して作者の描写力、演出力、構成力が追いついていないのかなと思います。 小説の構造を最後に登場人物の一人に託して一気に説明させる、つまりミステリーで言うところの探偵による種明かしのパートがあるのですが、それがとにかくスマートじゃない。物語の壮大な背景を語りたかったのだと思いますが、カタルシスがない。 「ぼくのかんがえたさいきょうのタイムパラドックス」どう?どう?と仕掛けの出来栄えに固執している感じ。 オマージュ元の「時かけ」のように、本当に面白い話なら少しくらいの破綻なんて気にならないのだが、この作者は破綻(文字通りパラドックスと言ってもいいですが)を緻密に避けようとしてディテールの描写に嵌まり込んでしまって、結果として小説としての爽快感みたいなものをみすみす捨ててしまった。 もっと言うと別にオチだけが分かりにくいのではなく、登場人物の個性も描ききれていないので、読んでいても誰が誰だか分かりにくい。義務感でクライマックスまで付き合わされてしまった感じ。 作者はおそらく人間が好きではないのだと思う。登場人物は「さいきょうのタイムパラドックス」の添え物でしかなく、どこにも感情移入のしようがない。 星新一だったら同じテーマで3ページの短編を書くんじゃないでしょうかね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイムリープものにはタイムパラドックスが付き物ですが… いわゆる、「未来からやって来て過去を改変すると、因果関係に矛盾が生じる」というやつ。 これ、ちょっとおかしいと思うんです。 未来から誰かがやってくること、それ自体がパラドックスだという事を、この説明は理解していません。 本作に限らず、大体タイムリープ物はそうですが。 バタフライ効果ってご存知ですかね? 蝶の羽ばたきが、世界の裏側で天変地異を引き起こすというやつ。 未来人がそこに存在しているというだけで、もう過去は決定的に改変されてしまってるんですよ。 誰かが過去にやって来て、草木一本踏むだけで。いや、そこで呼吸をするだけでも、過去は改変されてしまうんです。 どんなに些細であっても、必ず未来の何らかの出来事に影響を与えてしまう。 そして、それがどんな影響を及ぼすかは決して予見出来ない。 過去の自分に会うとアウトだとか、そんなのどうでもいいんです。 それ以前に、過去に行く事そのものが、既にパラドックスなんですから。 それゆえ、我々が考えるようなタイムリープという現象は、実は非論理的な事象で、起こり得ません。 過去を改変しないようなタイムリープは存在しえない、といってもいい。 もしあるとすれば、それは過去の世界に一切干渉出来ない、幽霊のような存在としてリープするというものですが…それもそれで変ですよね。 だから、タイムリープは物理的に起きないのではなく、論理的に起きないのです。 その意味で、タイムリープという現象やそれについての物語を記述する事は、論理的に不可能です。 それを語る言葉が、意味をなさなくなるから。 得てして、タイムパラドックスを描くSFは、物理学的ではなく、論理学的禁忌をおかす運命にあります。 語ろうとする文が、語ろうとする事態を語れない。 語り得ないものを語るには、カントやウィトゲンシュタインぐらい慎重にやらないとダメです。 彼らぐらい慎重に語っても、最後は失敗します。 その辺を良く理解しないと、タイムリープ小説は書けません。いや、書けないんですけどね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現在私はSFを読み漁っていて、その中に紛れ込んだ作品の一つでした。 タイムリープものなのですが、やはりあまり面白くはないですね。ごちゃごちゃしすぎて、青春らしさとか、SFっぽさとかが死んでしまっていて、出来の悪いミステリーのようになっています。昨日地上波でやっていた新海誠監督の『君の名は』もとんでも設定でしたが、きちんと心に残るものがあります。それでも『秒速5センチメートル』には及ばないと思いましたが。 それと、致命的なのが物語が途中で切れてしまっているところです。だだっとネタばらしが始まって、犯人が過去に飛ぶまでしか書かれていない。しかし、本来なら物語のクライマックスは、それから主人公たちがどう解決へと行動を起こしていくのか、でしょう。『君の名は』で言えば(何度も引き合いに出してすみません。ほんと、面白かった)、彗星が落ちて失われた町を瀧くんが発見して終わり、というくらい中途半端な幕引きです。まったく何の余韻も残しません。 青春ものとしても、SFとしても、ミステリーとしても感動ゼロなこの作品を読む価値はないと私は思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ラノベとしてはよく出来ています。 が、ハヤカワから出ているからといって、S.F.としての出来を期待してはいけない。 物語としての出来も。 「リビジョン」で穴が埋まるのかと思ったら、そんなこともなく、やっぱり「ラノベ」レベルでした。 腰巻きの惹句のせいで期待しすぎたのかもしれないけれど。 リーダビリティは高いです。文章は巧いと思います。 ポカーンとしたい人にはおすすめしますww | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタバレになりますが、物語の後半あたりで「あなたを訴えたら勝てるかしら」というセリフが出てきますが、これは作者が自分自身に言った自虐的な言葉かなと思ってしまいました。 「時かけ」のオマージュ的な・・・・と言うより、「時かけ」をリライトしたような(^^; ただ、これをSFだと思って読むとガッカリするかも。 あくまで「物語」であり、SFとは違います。 最後のたたみかけるような謎解きも、SFが好きな人にはまったく力不足でしょう。ほとんどの成り行きは半分くらい読んだところで推測できる内容であり、それ以上のものはありません。 それでもそれなりに楽しめるストーリー展開なのですが、ラストはちょっと消化不良気味で終わっちゃうんですよね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
純粋に時間SF小説として期待すると、後悔する可能性があります。 通常、時間SF小説の場合、誰もが知っている常識的な事柄・ルールがあります。 例えば、 ・過去を変えれば現在も変わる。 ・過去を変えても修正力が働き、結局は殆ど同じ未来。 ・過去の自分に会う事は出来ない。 ・過去の自分、もしくは自分の先祖は殺せない。 ・過去を変えた場合、通常の人間は改変前の歴史を忘れるが、時間移動能力を持つ者は改変前の歴史の記憶がある。 等々です。 大抵はそれらの中から矛盾しない設定を取り出し、場合によっては独自の設定を加えると思います。 そしてこれらはあくまで基本ルールの存在が前提であり、その中でストーリーや設定を構築し、オチをつけるのが通常の時間モノだと考えます。 しかしこの小説は違うように感じました。 ラノベのセカイ系(及び、その傍流)の小説の中には、極端に言えば作者が絶対的な神となり、どんなルールもOKとなる場合も多いと思います。酷い時は後からどんどんルールが追加され、整合性がとれなくなる場合すら見受けられます。 そういう意味では、この小説は「時間を扱ったセカイ系の傍流」の小説であり、SF小説の時間モノとは違う印象を持ちました。 「実はこういう事が行われていた」というオチの部分ですが、これは理屈では可能でも、実際に実行するのは未来の道具を使っても常識的には不可能だと思いました。正に机上の空論です。 そして幾つかのアクシデントにより混迷を極めるのですが、その過程や結果において明らかな矛盾が複数発生します。しかし著者はそれらを単に「パラドックス」という言葉を用い、問答無用で「あり」な事にしてしまいます。ここら辺が真っ当な時間SF小説とは異なる所です。 更に言えば、伏線は色々と出てくるのですが、それが唐突と言うか、未整理な印象をうけます。とっちらかしたような、と言えば良いのでしょうか。ここら辺は著者の構成力不足という印象があります。 この小説には随所に「時をかける少女」に類似した部分が出てきます。しかしオマージュやリスペクトというよりも、安易に使った感が否めません。ガンダム(モビルスーツ)が流行った途端、劇中での「ロボット」という呼び名をやめ、独自の名前をつけたロボットアニメが氾濫したようなイメージでしょうか。 また主人公は一応いるのですが、描写上の視点が結構切り替わり、ただでさえわかりづらい人間関係や構成を更に難解な物にしています。複雑な構成にするのは構いませんが、それをするには、それに見合った筆力が必要です。著者にはそれが不足しているようにも思えます。 それからこの手の話の場合、ショートショートならばともかく、長い話ならキャラクター達に魅力をつけなくてはならないと考えます。キャラクターの魅力とは、単に「こういう容姿で、こういう性格」という事を書く事ではありません。そういった意味ではこの小説のキャラクター達には魅力がないし、比較的多人数の割に書き分けも乏しいように考えます。 まぁ、前述したように「新世代の時間SF小説」というよりも「時間を扱ったセカイ系傍流のラノベ」として読んだほうが、皆にとって幸せだと感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
話の内容が飛び飛びで追っかけるのを途中、途中で諦めてしまった。 最後の終わりも尻切れになってしまってい、後味の悪さだけが残った。。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!