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体育館の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
体育館の殺人
体育館の殺人 (創元推理文庫)

体育館の殺人の評価: 3.68/5点 レビュー 172件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.68pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全108件 101~108 6/6ページ
No.8:
(4pt)

作者の心意気やよし

鮎川哲也賞受賞作であります。
いわゆる学園ミステリですが、青春ミステリにはあらず。舞台が学園というだけで、直球勝負、ロジック勝負、清々しい くらいにシンプルな本格物。なのでボーイ・ミーツ・ガール、青春ミステリ風味の甘酸っぱさを期待するとがっかりさせられるので御注意を。
現場近くで見つかった傘一つから展開される推理の数々は、正直なところ技巧や計算というより力技、勢いで犯人特定まで走り切ったという感じもしないではありませんが、作者の心意気やよし、今後もこの方向で執筆を続けていってもらいたいものであります。
でも、アニメネタは主人公がオタク知識を吐くくらいに自重してね。
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448802310X
No.7:
(5pt)

ストーリーの展開力は見事!しかし粗さも目立つ

本格ミステリ界に新星現るということで、期待をもって読み進めました。
ストーリーの展開力は見事と言うほかなく、評判どおりの秀作であると感じました。
ただ、ここのレビューでも指摘されているように、論理展開に粗さが目立ちます。
ロジックで魅せようというのであれば、これは決して無視できない欠点でしょう。
また、所々に挟まれるアニメオタクネタには少々ついていけませんでした。
こうしたネタを極端に嫌う人間も多いので、あまり好ましいものではないと思われます。

とは言え、青崎氏のような才能ある若い作家の登場は非常に喜ばしいことです。
将来への期待を込めて☆5つとさせていただきます。
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No.6:
(4pt)

本格ミステリー

高校を舞台にした本格的なトリックミステリー。
密室となった体育館の見取り図を何度も見ながら読みました。
なんてことない一本の傘から解決を導き出すアニオタ探偵(笑)、なかなか格好良かったです。
久々に読んだ本格モノで面白かった。
でも、この本の一番のミステリーはアニオタくんが何故、部室に住んでいるかだったりして・・・。
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No.5:
(4pt)

本格ファンのみならず、中高生の入門書としても最適では?

本格ミステリの新人賞である、鮎川哲也賞の受賞作です。
いわゆるクィーン風のロジックに、ライトノベル的な登場人物と文体でするする読めます。

各種ランキングにも入っていますし、本格ファンのみならず、これから本格を読もうという人にも勧められるのではないでしょうか。

ただ、選評で述べられている論理の穴が埋められていないのが気になるところです。
改稿はしなかったのでしょうか?
それとも問題なしと判断されたのか?

どちらにしても完璧さはないかもしれませんが、ロジックの妙は堪能できると思います。
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No.4:
(5pt)

既視感?

読み終わって、「あれっ?どっかで似たような話を読んだ記憶が・・・」と来て思い出したのが、
何を隠そう今をときめく本格ミステリの巨匠有栖川有栖氏のデビュー作「月光ゲーム」でした。

「どんだけ登場人物の見分けつかないんだ」とか「こんな動機で殺人ってあり?」とか、
当時の感想も決して好ましいものではなかったのですが、いわゆるロジックに対する半端でないこだわりだけは
強く印象に残ったのがまざまざと胸に蘇ってきた気がします。

とはいえすごく変なところもあって、「何コレ?」って思ったのが次の表記(27ページ)
「〜さん、死亡推定時刻は?」
「一時間三十分前てとこだ」
「というと、今が四時三十五分ですから、午後三時五分ごろですね?」(原文ママ)
・・・・なぜ三時ごろっていわない?ちょい見ただけなのに5分単位で死亡時刻がわかるかっ!

あと最終章で納得いかなかったのが、なんで「あんなもの」を工房が気にするんだろうか?ってこと。
あれにこだわるのは厨房までじゃないの?というのが神奈川出身の私の意見なのだが、まあ現役バリバリの大学生に
学生時代がウン十年前の自分がケチつけるのもおかしな話だろう。

ということでまだ若い作者の今後の飛躍に期待して星5つを進呈いたします。
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No.3:
(4pt)

ポスト新本格の誕生か?

鮎川哲也賞史上初の平成生まれの書き手の誕生である。舞台は高校の体育館。そしてクイーンタイプの論理展開というから本格ファンの心をくすぐる設定だ。読後の感想は確かにクイーンタイプのロジックだがやや論理に雑な面が見られるといったところだろうか。論理の粗は選考委員も指摘しているがクイーンのようにロジックで魅せようというならもっと徹底的にやって欲しかったというのが本音だ。しかし、何はともあれ一本の傘からあれほどの推理を展開させるのは見事だと言わざるをえない。新本格誕生から24年。笠井潔の言を借りて言えば第3の波の終焉を迎えた本格だが、ここに来て平成生まれの若き才能が現れたのは大変喜ばしい。この作品と作者が第4の波の始まりになることを願わずにはいられない。平成生まれの本格ミステリの書き手、青崎有吾氏と新たな名探偵裏染天馬の登場を拍手をもって歓迎したい。
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No.2:
(5pt)

学園推理の傑作!面白い!

放課後、体育館の舞台上で、放送部部長の刺殺死体が発見される。状況的には密室殺人。卓球部。放送部。演劇部。生徒会…。犯人は誰か?密室の方法は?二転三転する容疑者。論理的な推理と考察。堪能しました。
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No.1:
(4pt)

緻密な論理展開!

鮎川哲也賞をとった作品ですが、期待を裏切らない作品でした。
たった一本の傘から論理に論理を積み重ねて謎に至る展開は見事としかいいようがない手腕です。
ただアニメネタ?が少々あったので☆を一つ減らして4にしました。
ですが、他に不満点のない納得の大賞作品です。作者の今後の作品も購入したいと思います。
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