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体育館の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
体育館の殺人
体育館の殺人 (創元推理文庫)

体育館の殺人の評価: 3.68/5点 レビュー 172件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.68pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全108件 81~100 5/6ページ
No.28:
(4pt)

プライムの読み放題が始まって

一覧してたら推理小説っぽいタイトルが目に止まって読んだら面白かったです。密室トリックには唸らされた。シリーズになってるという話なので他のも読んでみたいかも。しかしアニメオタクという設定は要るのかなという気もする
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No.27:
(4pt)

読みやすく引き込まれる

小説としては随分くだけた文章で読み始めは幼稚にすら感じましたが、読みやすく一気に読んでしまいました。
設定も現代的で、頭脳明晰で変人な高校生が謎解きをしていく、漫画チックな題材です。
本格推理小説にライトノベル色がやや混じったような印象でした。

事件も謎解きも面白く引き込まれました。
トリックの解答にちょっとだけ、ん?と思うようなところもありましたがご愛嬌です。

すらすら読み進められるので、他の作品も読んでみたくなりました。
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No.26:
(5pt)

論理の穴はあるが、爽快な本格ミステリー

テンポよく読めて、最後の最後まで意外な展開で読ませる。論理に論理を重ねて謎を解く本格ミステリー作品である。少し論理の綻びを強引に突破する下りもあるが、それ以上に高校生が謎を解く爽やかさが読後感として残る。高校の体育館という舞台で繰り広げられる殺人劇。謎を解く個性的な生徒。社会人である私には非日常となってしまった空間での出来事には、一種のノスタルジーさえ感じる。素直に面白かった。エンタテインメント作品はこうでなくっちゃね。
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No.25:
(5pt)

なるほど

久しぶりになるほどとうなる作品に出会った。
多くの推理小説は、なぜ犯人にいきつくの?偶然のできごとがなければわからなかったのでは?という作品が多かったが、本作はそうではない。
しっかりと論理立てて犯人までいきつく。その論理もすごく分かりやすく説明している。
今後の作品に期待したい。
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No.24:
(4pt)

久しぶりに目にした「読者への挑戦」!!

青崎有吾の「〇〇館」シリーズの嚆矢、鮎川哲也賞の受賞作(つまりデビュー作)である。
青崎作品は(「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」を先に読んでいるので)これが2作目の読了。長いこと本屋の平積みは眺めていたのだが、いかにも青春ミステリでございといった感じの装丁に二の足を踏んでいたという状況。それを先日「五十円玉・・・」をひょんなことから手に取って、デビュー作へ舞い戻ってということなのだから・・・いや書店の平積みは侮れませんね。

舞台は神奈川県立風が丘高等学校(横浜市保土ヶ谷区にあると思われます。ってことは某・旧学区トップのK丘高校?)、登場人物は警察官数人をのぞくと全て高校生、という長編ミステリだ。冒頭でいきなりの殺人事件が勃発してものがたりは文字通り幕をあける。しかし現場は、広い意味での密室であったことが判明、唯一犯行の機会があったとされる生徒に嫌疑がかかるのだが・・・、という流れ。少々エキセントリックな探偵役が登場し、少々(かなり?)荒削りながら論理的説明の積み重ねをちゃくちゃくと進めていき、解決編の前に読者への挑戦まで挿入されるという、いわゆる本格ミステリ調なストーリ展開だ。

いや~これは楽しめました。登場人物たちの言動がいちいち面白おかしいのも作者の狙いにはまった感じだし、主要な登場人物はその色付けが明確なので読んでいて混乱したりすることもない。探偵役のマニアな話題はほとんど理解不能だが、それでいてなぜかクスッと笑える。

個人的には、犯人像のイメージ作りよりも密室の謎のほうが難しく、このトリック解法には思わずええぇ~と言ってしまったクチ。古典ミステリを読みつけている読者としては(フェル博士ではないですが)、なぜ犯人はそこに密室を作らねばならなかったのか、を誰も問題にしようとしないのが気になって仕方なかった。が、いいんですよ、とにかく最後まで面白く読めたので。次作への前ふりをちゃっかり入れておく作者の胆力にも感心しきりでした。
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No.23:
(5pt)

痛快

痛快に読み進めました。主人公の続編が見たくなる、そんな作品です。
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No.22:
(4pt)

骨太なミステリー・・・なのかな?

読んだのは結構前なのですけど、楽しめました。
探偵がアニメオタク、という部分はなんか斬新で良かったです。
トリックは本格っぽい感じで、たまにはこういうのもいいかなと思いました。
続きがあるそうなのでまた読みたいと思います。
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No.21:
(4pt)

昔ながらのロジックと今風の学園ドラマの融合

体育館で高校生が殺された.
衆人環視の密室のなどに高校生探偵が挑む.

密室やアリバイといった古典的なミステリーの謎解きが主体であるが,
オタクキャラの主人公がホームズ張りの推理で解き明かしていくという,
古典とラノベが融合したようなスタイルが面白い.

そもそも探偵役が犯人探しに使命感を持っていないことで,
結果的に,犯人当てよりも不可能殺人の解明に主眼が置かれており,
この辺がわりと無理なく謎解きに興味が持てる要因になっている.
つまり,動機や真相は後回しになっているが,
それがマイナスポイントにはなっていない.

謎解き自体はやや無理が感じられる部分もあるが,
本格推理としては十分成立する水準と思われる.
魅力的なキャラクターたちと,主人公の隠された背景など,
シリーズ1作目として,今後に期待させる1冊.
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No.20:
(4pt)

純粋ミステリ

余計なものがない。
探偵のキャラクターと謎がほとんどすべての純粋ミステリ。
サラッと堪能できます。
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No.19:
(4pt)

まともな本格ミステリー

よくまとまっていると思います。賞を受けたのも納得できます。大学生でこれだけのものを書くとは凄いと思います。その後も何冊も出しているので、まずは順調な作家デビューといえるでしょう。

選評では、トリックなどに穴があるのが問題だと言われています。そのせいか、以後の作品のトリックやアリバイなどがやたらと詳しくなってしまい、理解できないままに読み進めることになります。この作品くらいシンプルな方が良いように思います。読んでいて読者がだまされていればいいのではないでしょうか。そもそも、面白ければジャンルを問わず何でもいいと私は思っていますので。

主人公のオタクぶりなどが楽しいのがこのシリーズですが、この第一作ではかなり押さえられています。賞に応募するためでしょうか。後の作品の方がより楽しく読めます。
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No.18:
(4pt)

面白かったけど、そもそもの設定はどうなんでしょうか

ライトな感じで面白い。細かい点には突っ込みたいが、まあ読者が論理的に犯人をあてることができる。
エラリー・クイーンのファンなら「読者への挑戦」が懐かしい。
しかし読みながら私の頭のなかは最大の疑問が発生。
計画的殺人(これは1ページ目で判明している)なのに、犯人は場所は学校の(旧)体育館(部活が行われる)、時間は授業終了直後にしたか。
この犯人は犯行当時は目撃されず、密室状態にすることができたが、犯行前後に誰かに見られない自信はどこからくるの?
私が犯人ならもうちょっといい場所と時間帯を選びます。
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No.17:
(4pt)

「○○館の殺人」パロかと思ったら・・・

どこからのインプットからは忘れましたが、いくぶんライトノベル寄りという認識を持ちつつ、 洒落で読んでみようかなーと手にしてみました。 ところが結構本格派な構成で驚いた。 探偵さんはラノベに出てきそうなキャラクターでしたけれど。 無事解決したってのに、残りのページ数で何やるのかと思ったら おお、操り師がおったのか!これはまた・・・。 このクオリティなら、シリーズ他の作品を読んでもいいなぁ。 しかし、密室脱出トリックに気づけなかったのが悔しいわ。 見え見えじゃんね。
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No.16:
(4pt)

面白かったけど・・

おもしろかったです。なぞ解きのシーンはわくわくしました。ただ、鮎川賞受賞作に多いのですが、規定枚数に達するためにだらだらと長すぎます。この作品も途中から飛ばし読みで十分理解できました。中編程度の内容と思えます。(長編がいい、中編が劣るという意味ではありません。) 応募作の枚数規定は必要でしょうか??
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No.15:
(4pt)

「若干のネタバレ注意!」本格物に学園系ラノベの味付けで、一気読みしました

「若干のネタバレ注意!」本格物に学園系ラノベの味付けで、一気読みしました。挑戦状の時点で概ね真相は解っていたのですが。犯人の逃走手段がちとなー、結局犯人とすれば想定外の出来事があったための行動な訳ですし。もし雨が降らず全て想定内だったら、犯人の「緻密な計画」による逃走手段はどうだったのだろうか、というところが気になりました。そして晴れていたら逃げられていたのか、あるいはもう一人被害者が出てたのだろうか、とか。若干ツッコミどころを残しつつ、次作以降にも期待を込めて、星四つです。
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No.14:
(4pt)

体育館での密室殺人事件を解決する、オタク高校生探偵の活躍を描く本格ミステリー。

体育館での密室殺人事件を解決する、オタク高校生探偵の活躍を描く本格ミステリー。「読者への挑戦状」もあります。

「トイレに置き忘れられた一本の傘」や「羊羹の箱に入れられていたビデオのリモコン」、「残されていたリボン」など、一見、不思議には思えない事象から、多くの疑問を導き出し、その謎に光を当てていく論理展開が明快で面白い。テンポも良い。

不可能状況を作るために、どうしても不自然な舞台設定になったり、ご都合主義的な目撃情報が多かったりなど、突っ込み所はあります。荒削りな部分はあるものの、全体的には納得のいく結論でした。一応、「密室からの脱出方法」だけは当たってました(笑)。

ただ、オタク探偵の裏染天馬のキャラ付けは中途半端だったかなと。出てくるアニメや漫画ネタも「オタク」というにはメジャーなネタが多く、ストーリー的にもあえて「オタク探偵」というキャラ設定に拘る必然性は見当たりませんでした。
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No.13:
(4pt)

体育館での密室殺人事件を解決する、オタク高校生探偵の活躍を描く本格ミステリー

体育館での密室殺人事件を解決する、オタク高校生探偵の活躍を描く本格ミステリー。「読者への挑戦状」もあります。

「トイレに置き忘れられた一本の傘」や「羊羹の箱に入れられていたビデオのリモコン」、「残されていたリボン」など、一見、不思議には思えない事象から、多くの疑問を導き出し、その謎に光を当てていく論理展開が明快で面白い。テンポも良い。

不可能状況を作るために、どうしても不自然な舞台設定になったり、ご都合主義的な目撃情報が多かったりなど、突っ込み所はあります。荒削りな部分はあるものの、全体的には納得のいく結論でした。一応、「密室からの脱出方法」だけは当たってました(笑)。

ただ、オタク探偵の裏染天馬のキャラ付けは中途半端だったかなと。出てくるアニメや漫画ネタも「オタク」というにはメジャーなネタが多く、ストーリー的にもあえて「オタク探偵」というキャラ設定に拘る必然性は見当たりませんでした。
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No.12:
(4pt)

見た目はラノベ,中身は本格

アニメオタクの高校生が,学園で起きた殺人事件に挑む『第22回鮎川哲也賞』受賞作.
12年10月の単行本の文庫化ですが,それに際して大幅な改稿がされているとのことです.

オタクや引きこもりを自称しながらも,ボソボソ,デュフフ系のキャラクタではなく,
警察への挑発もお構いなし,欲望に対して素直な行動力はある意味オタクらしくもあり,
立て板に水,捲し立てるように論理を重ね,結論を導く様子には気持ちの良さを覚えます.

ただ,アニメだ声優だと『そちら系』のやり取りも多く,章や節でのタイトルをはじめ,
パロディを頻繁に織り込む作風については,全体的にライトノベルに近い印象を受けます.
そのため,これらへの理解がないとついていけず,しらけてしまう可能性は否定できません.

とはいえ,早々の事件発生から,容疑者捜しにアリバイ崩しと,スピード感ある展開で,
『読者への挑戦』を挟み,関係者を集めての謎解き披露と,お約束のスタイルを踏みつつ,
前半とは打って変わっての,にじり寄るような論弁と追い込みには最後まで引っ張られます.

その雰囲気は好みが分かれそうですが,論理好きには楽しめる一冊ではないでしょうか.
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No.11:
(4pt)

日常論理推理路線の力作

日常のごく普通の空間である高校の体育館で起こった密室殺人をモチーフにした鮎川哲也賞受賞作。
読んでいて、同じく鮎川哲也賞にも応募経験のある、メフィスト賞作家の氷川透氏の作風を彷彿とさせる、なかなか書くのが難しい派手な物理トリックや専門知識を一切用いない細かな手掛かりから構築される論理だけで引っ張る作品。
青春ミステリーながら、人物がペラペラなどの近年のミステリーにありがちなライトノベルっぽい箇所がややマイナスだが、デビュー作でここまで正当派の論理で押し切る本格推理ものをものしているのは凄い。
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No.10:
(4pt)

本格ミステリの若き才能に期待

第22回(2012年)鮎川哲也賞を受賞した本作品は、題名からだけでは、読むことのなかった作品。
綾辻行人の「館シリーズ」を意識したのだとしたら、何と工夫のない表題だろう、と。

ところが、ミステリ通のブログなどを探っていくと、近年の新人作家の作品としては、評判は上々で、一読の価値ありと判断し、読んでみることに。

さて、その内容ですが、それは、まさに「体育館の殺人」としか名付けようもないものでした。
しかし、学校を舞台としても「学園ミステリ」によくあるような「青春」がテーマではなく、「完全な本格ミステリ」。
誰でもイメージしやすい、学校の体育館が「密室殺人」の舞台となり、その学校の風変わりな生徒が探偵役として、謎を解くというもの。

しかも、現場に残された、これもよくある「黒い傘」をヒントにロジックを展開し、推理を押し進め、解決を導き出すところは、エラリー・クイーンが処女作「ローマ帽子の秘密」で、紛失したシルクハットからロジックを展開した推理で、読者の心を掴んだことに通じるものがあります。
「エラリー・クイーンを彷彿とさせる」という、出版社の謳い文句に偽りはないと感じました。

なお、舞台となる「神奈川県立風ヶ丘高校」ですが、著者の出身地、横浜市によく似た名前の学校があります。
もしかすると、出身校かもしれません。
いずれにせよ、著者は授賞時、大学生とのことですから、社会に出た経験がなく、身近で記憶も鮮明な高校を舞台にしたのでしょう。

本作品で、ロジックを中心としたミステリの才能は実証されたので、今後は年齢を重ねる中で、経験や知識を蓄え、作品に深みと幅を加えていってもらいたいものです。

「本格ミステリ」への愛着が感じられる良作として、オススメします。
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No.9:
(4pt)

平成生まれのデビュー作としてはかなりの完成度

恥ずかしながら、本格モノは法月倫太郎くらいしか読んできていません、
本格素人の意見です。
ロジックに粗が目立つという本格ファンの方々のご指摘は、
熟練の目からはそう映るのでしょうが、
普段こういう作品を読んでいない者からしますと、
ものすごく緻密、細部に徹底的にこだわっているなという驚きがありました。
若い著者のデビュー作であることにも感心します。

殺人の動機が軽すぎたり、同級生がなくなったわりには
平然としている生徒たち、、、そういう世界観と割り切れば別ですが、
あまりにドライすぎて笑えてきました。これもある意味、
ロジック第一主義の本格を目指したからでしょうか。
(第2作、「水族館の殺人」も同様でした)

カタルシスはないものの、やはり最初に思うことは、
よくぞこんな作品が書けるものだという感心です。
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