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罪の余白
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罪の余白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 21~40 2/3ページ
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本書は少女達の陰湿なイジメがテーマのイヤミスですが、確かに悲劇ながらも被害者・加奈がもっとしっかりした人間だったらと悔やまれますし既に手遅れですが非常に残念ですね。父の安藤もまだまだ手ぬるい気がしますね。木場咲は完全な自己中で更生は望めそうになく彼女の役を与えられた女優さんが気の毒ですよね。最後に村田沙耶香のヒロインを思い出させる変人の早苗が最もタフでこの世知辛い世の中で生き残れそうな気がしますね。 | ||||
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久しぶりにミステリー小説を読みました。 いじめられた娘と娘を亡くした父親、裏切った親友とコミュ障害の同僚女性。 今どきの軽さと事の重大さの入り混じった感じが、とても新しい感覚だと思いました。 | ||||
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小さな穴はあると思います。 個人個人の好き嫌いもあるでしょう。 でも総括すると、デビュー作ということで少々下駄を履かせて、上々の出来だと思います。 それ以後の作品を見るまでもなく、芦沢央はフロンティア文学賞の存在意義を高めるダイヤの原石になりましたね。 | ||||
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娘が死んでしまうことから始まるのでしょうがないのですが、読んでいてちょっとしんどい内容でした。 自殺かどうか という点が重要だったと思うのですが、その点が少しぼやけてしまい盛り上がりきれませんでした。 ただ、父の復讐は圧巻です。 取っ付きにくく感覚が独特である早苗さんですが、惹かれてしまいますね。 木場咲があまりに憎らしく、映画版は拝見していませんが役を演じた方はその映画の影響で悪いイメージが付かないか心配です。 あと、高校生女子の”住んでいる”世界も垣間見得て興味深い(怖い)です。 「悪いものが、来ませんように」から作者にはまりましたが、こちらもなかなかよかったです。 | ||||
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いじめが原因だと思われる自殺者が出るたびに、ニュース番組などで専門家が論じている。 確かに専門家の意見を聞くことは大事だし、様々な意見を聞くことが一番だと思っていた。 だが、それ以上に価値があることを見つけた。 それは、本作『罪の余白』を読むこと、そして意見を議論することだ。 そうすれば、いじめも少しは減るかもしれない。 | ||||
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被害者の父の安藤聡と加害者の木場咲の心理戦が面白いです あと、それぞれの立場の人の心理がリアルにありそうで楽しく読めました 映画を読んでからの原作だったので、あらすじを知りながら読んだのと ちょっと『告白』に似ているなぁと思った分、インパクトが少なくなったので☆4で | ||||
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芦沢央さんの作品はすでにいくつか読んできました。 なぜデビュー作をスルーしてしまっていたかといえば、 先に映画を観てたから。 その映画がとても面白かったので、逆に、 もう原作は読まなくてもいいか、と思ってしまったんです。 あれからずいぶん時間が経って、ふとkindleで原作購入。 咲の悪女ぶりは、吉本実憂の存在感もあり、映画のほうが鮮烈です。 直接対決の機会も多く、また最後までプライドが高かった。 一方、小説のほうは、早苗さんのキャラがすごく掘り下げられてました。 どちらにもよさがあるので、小説のみ、映画のみではなく、 一方を気に入ったなら両方に触れたほうがよさそう。 | ||||
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学校で娘が転落死。 自殺と判断されたが、その真相はいかに。 娘の日記がみつかり、それを読んだ父親がダークサイドに堕ちていく。 一方、転落の真相を知られまいと、娘の同級生も暗躍。 この二人のせめぎ合い、心理描写が読みどころです。 なかなか良かったと思います。 結末については、期待したものではありませんでしたが、これもありですかね。 | ||||
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基本的な設定がむちゃくちゃで、ひとつひとつのエピソードをむりやりくっつけている感じがしてまったく物語に入り込めない。 ラストも期待はずれで、この作品で作者が描きたかったものが何なのか最後まで全くわからなかった。 | ||||
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デビューしたての、あまり名が知れてない作家さんなので、あまり期待せずに手に取りましたが、予想を大きく超えて、たいへん面白かったです。 妻を亡くし、大切に育ててきた一人娘が、学校の校舎から転落死した。娘の死に疑問を持った父親は、娘の残した日記から、いじめの実態を知る・・・。 この物語は、被害者(遺族)側の視点と、加害者側の視点の、両方から描かれています。 いじめをテーマにした作品は、被害者側の視点で書かれることが多いですが、この作品は、加害者側の少女の心理描写がとても巧みです。思春期特有の心の不安定さ、それゆえに悪魔のように潜む残酷さ、ある種の心の歪みにとらわれた少女の鬼気迫る心理描写が素晴らしかったです。 読み始めは、ちょっと文章に力が入りすぎてる印象がありましたが、冒頭から十数ページ読み進めていくと、最後まで一気読みでした。 今後も期待できる作家さんの登場に、嬉しく思います。 | ||||
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高校生の娘を持つ父親が娘の学校での死について、絶望し、悩み、いじめの事実をしって復讐を誓う。 こうしたストーリーは娘を持つ私にとっては、父親の無念さや復讐心に全面的に共感することもあって読み始めたら止まらなくなった。 しかも、著者の年齢を調べたら1984年生まれと、若いこともあって、本作品の中で描いている学校のスクールカーストや女子生徒のグループ内で空気を読み合う窮屈過ぎる雰囲気の描写も説得力あるものに感じ、自分の娘(まだ小学生)のことも心配になった。 この作品の大きな特徴は、脇役としてアスペルガーの教授を登場させている点。 この女性をより登用し作品の中で活躍させることができれば、より面白く仕上がった感は否めない。 ただ、電車内で読んでいて時間を忘れて思わず乗り越してしまうほどの面白い作品だったため、映画をチェックし著者の他の作品も読んでみようと思った。 年頃の娘を持つ父親には特にオススメしたいミステリーだった。 | ||||
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映画を見てから、読みました。 映画より、サスペンスに溢れてました。 | ||||
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映画を観てから購入したのですが、映画よりずっと深みを感じました。 とくに、谷村美月の名演技にもかかわらず、いまひとつつかめなかった人物像が、小説では実に魅力的に描かれていて、読んでから観ればよかったかなと思いました。 咲が背景設定をしながら行動している姿は、私にも覚えがあり、それが行過ぎた結果だと思うと、哀れでした。 | ||||
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スクールカースト、人を操る女子高生と心理学者との対決というあおりで興味をもった。 主人公は心理学者といっても動物行動学者。人間専門の心理学者ではない。主人公の同僚の女性心理学教授の早苗は人の気持ちや空気を読めない女性だが、そんな人が心理学者ってありえない。どちらかというと物理学者とか哲学者とか数学者みたいである。 ありえない設定である。 女子高生の描写はある意味リアルであり年齢相応。あまり深く考えず衝動的な行動をとる。しかし、サイコサスペンスであるなら敵対する美少女女子高生の心理描写をもっと緻密にしてほしかった。 これに尽きる。 心理学者の主人公のしかけもあるがありきたり。 このしかけも女子高生が化学を学んでいたらそのしかけにすぐ気づくと思うのだけど。 女子高のスクールカーストの描写というのは詳しく書かれていてえっ、そんなことで今の高校生は人間関係で疲弊するのか?と思った。 個人的にはこの部分が評価できるので、場の空気感を必死で読む女子高生の脅迫神経的な描写は興味深かった。 書評に引き出しが多い作者と書かれているが正直期待外れ。 正直、読後感は正直スカスカな感じがして、再読する気にはなれない。 | ||||
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中学生、高校生のイジメによる自殺や他殺が後を絶たない。新聞、雑誌、TV報道で知る限りでは、そのイジメも陰湿を極め、我が子をイジメで亡くした親族の 悲しみは如何ばかりかと心が暗くなり、なぜこういった事件が後を絶たぬのかと常に憂い、そして最も強い苛立ちはこういった事件を引き起こした「犯人」で ある子たちへの罰はどうなっているのかという憤りのやり場のなさ。その延長線上で、親はどのように対処していくのだろうかということも強く感じてきた。 妻を早く亡くし、一人娘を「自殺」に追いやられた大学講師安藤。やがて、娘の死に二人の同級生のイジメが関係していることを知った彼の復讐劇。ミステリーの 要素も多く読み物として非常に面白いが、一方、こういった女子高生の陰湿なイジメや無視が女性作家の手で描かれることで一層現実感を持って迫ってく る。クラスのボス的存在ではあるが、考え方も稚拙で浅薄、ただ芸能人を目指すほどの美少女であり、狡猾なほど知恵が回る女子高生咲。どこにでもいそうな 少女であり、何処にでも見かける場面かもしれない。だが、こういったイジメや無視が何人もの子供たちを精神的に追い込んで、場合によっては死に至らしめ るということが、この年代の子供たちにはなぜ分からないのか、なぜこれほど残酷になれるのか。ミステリーとはいえ、考えさせられる読み物だ。 | ||||
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こういう結論でよかったのか?カタルシスをここまでスルーされて それでもホロリときたけど。 | ||||
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娘の死の理由を探すことを命題とした父親の心理や、クラスメートを死に追いやるほどの悪意。 。 久々に読んでよかった!と思えるほどの読み応えに出会えました。 | ||||
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スクールカーストからの娘の自殺、そして肉親による復讐劇という内容はありきたりという感想がまずでた。 そのうえで、この著者ならではのものは何だろうか、と考えると思い浮かばない。 復讐劇については二転三転があり、スリリングかもしれない。 ただ、編み込み不足の壁掛けを見ているような印象はある。 確かに娘には同情してしまったが、それは作者の力というよりも まあ、ああいうエピソードならば必然の読者としての心の動きかな、とも思う。 あとスケールも小さいと感じる。 オーダーメイド殺人クラブのような、違う世界へぶっ飛ばすようなパワーがない。 読者の想像の範囲内で、事件が起こっている。 娘のいじめも最初はぼかしているが、のちにわかったところで、 特に驚きもない。 もし、作者独自のものをあげるとすれば、父の同僚の早苗だろうか。 非常にユニークなキャラだ。 ただ、これはあまり有機的に物語に絡んでいない。 ベタ(闘魚)という要素もそうだ。 物語上、どうしても必要とは思えなかった。 そういう部分も編み込み不足の編み物を見ているような気分だった。 | ||||
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とても読みやすく、題材も面白いと思います。 ただ、読み終わった後に、なんかちょっと物足りないかな?って感じます。 少しですけど。 女子高生であれ、父親であれ、アスペルガーの同僚であれ、誰でも良かったが、もっと考えさせるように深く書いてもらえれば、もっと楽しめたと思います。 読んで損はしないと思います。 | ||||
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アイドルになりたくて、小さなころから完璧な自分を作り上げている子が、虐めなんてするかな? 落ち込んでいる子に「頑張りなよ!」と追いつめることはしても、蝉の殻を食べさせたりはしないだろう。 物語のはじまりからして、間違っている気がする。 彼女が攻撃の対象とするものは、猫などの小動物なんじゃないだろうか。 また、裸で眠っている設定だけど、スタイルを気にする子ほど、胸垂れ防止に夜もブラジャーをつけるだろう。 ちょっと気になる部分が多く、話もよくある筋書きなので、オチが読める。 デビュー作なので、それでも☆2つで。 | ||||
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