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蜘蛛の巣のなかへ
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蜘蛛の巣のなかへの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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父の死期が近づいていることを知った主人公は、戻ってくるつもりではなかった故郷の地を踏む。 出て行った頃と何も変わらないように見えるそこには、 いまもなお、思いなかばで分かれてしまった昔の恋人と、 忘れようとしても忘れられない過去のある出来事が横たわる。 「あきらめてしまった人々」が多く登場するクックの作品だが、 本作の鍵を握るのは、あきらめきれない気持ちだ。 それは事件のきっかけにもなり、解決への糸口にもなり、 同時にこの作品の魅力にもなっている。 少しずつ記憶の糸がほぐれていくにつれて、あらわになっていく真実にたちむかうとき、 主人公の横には、いつも大きな存在でいた人=父がいる。 父と息子、というこれもまたクックの作品のキーワードのひとつだが、 この作品を読んで救われる気持ちになったのは、この関係性のゴールのおかげかもしれない | ||||
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