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(短編集)
ビブリア古書堂の事件手帖3 栞子さんと消えない絆
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ビブリア古書堂の事件手帖3 栞子さんと消えない絆の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全98件 61~80 4/5ページ
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読みたい本だったのに 近隣の書店でみつけられず 、、こういう時にとっても助かります | ||||
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二人の仲とか母親の謎などは小出しにしながら、古本にまつわるエピソードを重ねていってほしいと思います。二人が結婚でもしてしまったら、話が終わってしまいますから。 この冬に新刊が出るそうなので楽しみです。 | ||||
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1作目、2作目と比較すると低く評価する人が多いようですが、私には面白かったです。 確かに前作までの流れとは変わってますよね。しかし、許容できない範囲でもないし、『巨乳』に関する描写がいるかと問われれば、語り部が大学出たばっかの若きマッチョとなれば、そこは許してやりなよと思うわけでして。 店主と店員の関係、店主の家族の謎の真相への迫り具合がまだるっこしいと感じるのは、まあわかります。 しかし、実際は人と人との関わりなんて早々に劇的な変化なんてないんじゃないでしょうか。 古書店という職場を一とする男女にとっても優先すべきは仕事と顧客であり、互いのこと、自分のことは後回し気味でしょう。 ゆったりと進むこの物語にのんびり付き合えれば、この話、結構面白いのではないでしょうか。 『萌え』ポイント、多いですしね。 次作も期待してます。 | ||||
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今回は、古書だけではなく、古書店業界のことも登場します。 それだけではなく、栞子さんの過去やお母さんのこともかなり描かれています。 本作でも、栞子さんと大輔のコンビは健在です。 2人の事件に奮闘する話はどれも面白い! | ||||
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ビブリア古書堂に引き込まれるまま3作目に突入。 相変わらずしっとりした展開が街の雰囲気に合ってていい。個々のストーリーの謎解きの方は「?」と疑問を呈する向きも出てきたけれども、それを補うように栞子さんの母に関する謎が覆いかぶさってくる。 筆者はどこまで引っ張るつもりだろう。次巻あたり、いよいよお母さん登場か!! | ||||
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鎌倉のあるビブリア古書堂の店長栞子と店員五浦を中心とした、ハートウォーミングストーリー。 栞子は、人は苦手だが、本のことになると人並み外れた推理力を発揮する。 前回までの作品と同様、3話の短編集。 文章の読みやすさは、これまでと同様。 話も、伏線を出すなどして、読者を飽きさせない。 人の感情やトリックに若干の都合のよさを感じるが、許容範囲内だと思う。 正直、前回までの作品を読んでいないと理解することは難しい。 次の作品も執筆中とのこと 栞子と五浦の関係は、ほとんど進展なし。 栞子の母親の人間像は、悪化していく。 母親のことで、ここまで広げた風呂敷を、今後、どのようにまとめていくのかが楽しみ。 ありきたりな、結末にはしてほしくない。 | ||||
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事件はそれほど難解でなく「なるほどな〜」程度でしたが、 副題にある「絆」が映える巻だったなと。 栞子さんを主とした繋がりが各章毎に描かれており、 安定して面白かったです。 恐らく、今作品の一つの大問である 母の謎もいい感じで明らかになってきました。 続編では、それを引き伸ばし気味になっていかないよう期待したいです。 | ||||
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今までのところ結構面白いです。ただ… この3巻の最終話の舞台は、「2011年3月上旬の北鎌倉」です。 地元民ですが、あの3.11直後の戦時中のような空気を現段階で 小説という世界に落とし込めるのか疑問です。 しかも、たとえば福井晴敏の「小説・震災後」と違い、 震災と原発事故に真正面から向き合おうとすると、ビブリアの世界観は壊れるかもしれません。 (実際に私達の人生観は壊されましたから、あるいはそれで正しいのかもしれません。) そんなの関係なく、ただ今まで通り面白ければ良い、というのも一つの意見です。 いっそ3.11など無かった世界の鎌倉を描くのも良いかもしれません。 でも、あの日の私達の街をもし描くのであれば、半端なことはしないでほしいと思います。 (被災3県ほどでは全然ないですが結構大変だったんですよ…) | ||||
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第一話 ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』集英社文庫 第二話 『タヌキとワニと犬が出てくる、絵本もたいなの』 第三話 宮澤賢治『春と修羅』(関根書店) 草食系男性アルバイターの大輔と、美女店主の栞子(極端にシャイだが本のことになるとアグレッシブなキャラに豹変する)の微妙な距離も楽しいコージーなビブリオ・ミステリー。心待ちにしていた第3作目。楽しませてもらいました。 難というほどのことではありませんが、新しい登場人物のなかに主役を張れるほどキャラの立った存在がなかったような気がします。同業の滝野蓮杖の兄貴キャラは期待できそうですが、いまのところ大輔と栞子の恋路を邪魔する気配はありません。一方、栞子の謎の母親の存在が少しずつ前景に出てきたのは楽しみな展開です。 シリーズ小説は、同じ話(空気)を期待して再訪する読者(私)と、新しい展開を期待して再訪する読者(これも私)の両方を満足させるサジ加減が難しいわけですが、最大の難関は作者自身の"飽き"ではないかと思います。その点、このシリーズ、心配なく当分楽しめそう。作者自身のワクワク感が伝わってきます。 | ||||
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戸塚で行われた古書交換会で栞子は「たんぽぽ娘」を入札するが、あと10円というところで 競り負けてしまった。入札したのはヒトリ書房の井上という白髪の男だった。井上は、失踪した 栞子の母と仲が悪かっただけではなく、栞子にもいい感情を持っていなかった。その井上が競り 落とした「たんぽぽ娘」が何者かに盗まれてしまう。井上は栞子を犯人扱いするが・・・。 3編を収録。 シリーズ3作目では、栞子の母の影が見え隠れする。いったい彼女はどんな人間なのか?なぜ 栞子姉妹をおいて失踪したのか?相変わらずそこのところは以前謎のままだが、少しずつ見えて きたこともある。栞子がずっと探し続けている本「クラクラ日記」に隠された秘密も、ようやく 分かってきた。読み手である私にとってはちょっと驚きだった。あ〜〜!!でも、こういう 終わり方はないでしょうと作者に言いたい。今後の展開が気になってしょうがない。三上さん、 早く次を!(笑)本に関する謎解きの面白さも期待通り♪それに栞子の母の謎がプラスされ、 よりいっそう面白くなっている。さて、さまざまなできごとを作者はこれからどう収束させて いくつもりなのか?読者の期待を裏切らないようにお願いしたい。 | ||||
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2巻の終わりで栞子さんの母親ってのがクローズアップされます。 3巻では多分この母親が出てくるんじゃないかって思って読んだら、直接には登場しない。 しかし、今まで脇役でしかなかった妹が存在感を持ち始めます。 栞子と妹。かなり性格が違います。妹は父親似なのかもしれませんが。 なぜ、妹は母親と今でも連絡を取り合っているんだろうか(もっとも妹は本当に連絡が取れているかどうか確信は持っていない)。 そう考えると、妹が今後キーパーソンになってくるのかも。 ミステリとしてよくまとまっており、前巻と同じように楽しめます。 | ||||
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いわゆるライトノベルはあまり読みませんが、このシリーズは例外です。文庫版が出ると購入して1,2巻とも楽しみました。しかし、この3 巻は少し印象が違います。 主人公栞子さんの妹の独白で始まり、そのミステリアスな独白で巻を締めくくっているという形態がまず、前作と違います。それから収録された作品の事件のそれぞれに栞子さんの家族が関わって、事件の複雑さをましています。その結果、一つ一つの事件で見ると前作よりキレが悪くなっている感が否めません。一方、失踪した母を軸に栞子ファミリーの謎が浮上した来ました。それが、シリーズの限界なのか、今後の展開の伏線なのか分かりませんが、裏表紙に栞子ファミリーの写真を掲載している事は、次作の伏線を強く感じさせます。シリーズとしてみた場合、次作がシリーズの分水領となるのではないかと、期待を込めて、少し甘めの評点4としました。 | ||||
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本作を読んだ率直な感想は、3巻より2巻がよかった。2巻より1巻が面白かった。 3巻は、1巻、2巻より話の内容が薄いと感じてしまった。 それは、本当なのだろうか?と自問をする。 そこで、1巻から読みなおしてみると、実はそうではなかった。 今回は、古書というより古書業界全体に、栞子さんの母親に(栞子さん関連)目を向けている。 なので、古書にまつわる事件という前提テーマを含みつつ上記の内容にスポットを当てたため 内容が薄いと感じてしまったのだろう。しかし、作品全体ことを考えると良いバランスだと思う。 確かに、この3巻だけで考えてたら、古書にまつわる話、事件は1巻、2巻に比べ薄いと感じるが、 1巻、2巻、3巻、そして次回作(4巻)への伏線という面を考えると非常に良い作品だと思う。 3巻でも意味ありげな伏線が引かれており、次回作の展開に期待したくなる内容となっている。 私しては、ありです。 | ||||
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北鎌倉にある小さな古書店の店主・栞子さんと、そこのアルバイト店員・大輔が主人公の古書ミステリー第3弾です。 今回登場する古書は以下の3作品。 ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』。 タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなもの。 そして、宮澤賢治『春と修羅』。 これまでの2つの連作短編集には随分楽しませてもらいました。 今回は、少しばかり物語に没入できないところがありました。とりあげられている小説になじみがないからでしょうか。 『たんぽぽ娘』というSFも初耳です。この『ビブリア古書堂』を読む前にまずはこのロバート・F・ヤングの著作にあたってからのほうが楽しめたかもしれません。 「タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなもの」という淡い記憶しかない書物を探しだそうとする掌編は、結局のところその書が何であるかにたどり着いても私にはカタルシスが得られないうらみがありました。 宮澤賢治の『永訣の朝』という詩は学生時代に国語の教科書に掲載されていたので聞きなじみがあります。宮澤賢治が出版後も幾度も自作の推敲を続けていたというエピソードは大変興味深く、今回の『ビブリア古書堂』を読んで、私が教科書で読んだのはどうやら初版のものらしいということを知ったのはおもしろかった点です。私は「アイスクリーム」の一節のほうが記憶に残っていましたから。 作者によるあとがきによれば、今年(2012年)の冬にはさらなる続編(第4弾)が出来しそうです。次回は謎解きの対象となっている小説のほうをまず当たってから『ビブリア古書堂』を手にしてみようかと思います。 | ||||
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シリーズ第3弾である。 話が面白くなってきました。先細りの予感を感じていましたが…シリーズ化としてつながってくことを確信しました。 なぜなら作品として完成度が高くなっているという事実があります。 ばらつきのあった流れに、しっかりとした枠組みができた。そんな感じがします。 お話も充実しています。キラキラ輝いているストーリーの展開・奥行きは堂々としていて横綱相撲といったところでしょうか? 面白かったです。次作も期待しています。冬をめどに…と、乞う、ご期待あれ! | ||||
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今までもそうですが、出てくる本を読みたくなります。栞子さんの母の謎もあらたな展開があり、興味はつきません。次回作が待ち遠しい。栞子さんと「俺」との関係も気になるところですが、今回は一緒に居酒屋に行けて、こちらまでうれしくなります。 | ||||
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「おとといは兎を見たわ。きのうは鹿、今日はあなた」 ロバート・F・ヤングの「たんぽぽ娘」がまず取り上げられていて気持ちが盛り上がりました。 鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂。 人付き合いの苦手な美女店主と、本アレルギーを持っている厳ついアルバイト店員による、古書と古書に秘められる人の想いの連作短編ミステリ。 女性店主・栞子さんが抱える家族の悩みを大きな軸に、個々の短編の中で実在の書籍とその物語をモチーフに謎解きを進めます。 シリーズも3巻になり、栞子さんとアルバイトの五浦さんの恋模様もゆるやかに進展中。登場人物が落ち着いてきて、安心して続きを読むことができるようになってきました。 なによりこの小説を読んでいると、個々の短編で取り上げられる作品が読みたくなって困りますね。本好きにはたまらない小説だと思います。 | ||||
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3巻がでるのをずっと待ってました。たんぽぽ娘の結末が気になって探してみたらなかなか売ってなくて残念。自分の知らない本を知ることができて私は気に入ってます。 | ||||
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人気シリーズの3作目です。 主人公の古書店員と、その古書店の美人店主が本にまつわる謎を説いていきます。 1作目2作目と同様に、丁寧なプロットや魅力的なキャラ設定、 そしてなんと言っても読みやすく楽しいストーリーで舞台を堪能できます。 この3作目は、全体を通して美人店主とその母との関係性にフォーカスが強く当てられます。 そのためか読み通した印象としてトーンが重め、シリアスです。 ドラマチックと聞かれればそうなのですが、そのシリアスさが過剰に感じてしまう気も。 なんというんでしょう、劇的な展開過ぎてやや興が削がれてしまうというのか…。 それも三上さんのたくみな構成力と伏線の置き方があってこその贅沢で勝手な意見なのですけど。 ま、そんなこと言いながら、4作目ももちろん読んじゃいます(笑)。 すでに決まっているという題材の古書のセレクトも楽しみですし! そうそう、本作に出てくる古書市場の描写は本好きならたまらないかも。 こんなディテールもとっても凝らされているんですよね、ほんと面白いです。 | ||||
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この小説のおかげで「たんぽぽ娘」という作品を知ることができました。もちろんコバルト文庫は手に入りませんが、原文がとあるホームページで公開されていますので、簡単に手に入れることができます。大学入試レベルの力あれば辞書を引き引き読むことができますよ。小説の中で「たんぽぽ娘」の結末が書かれてない理由も分かりました。(あれは書いてはいけません。自分で読んで感動しましょう。)「たんぽぽ娘」こと、Dandelion girlは、1961年という50年前にもかかわらずとてもとても良い作品で、それを教えてくれたこの第3巻もとてもとても良い作品です。栞子さんの新たな魅力も発見です。この作品を読んだ後は、ぜひDandelion girlを原文で読んでください。 | ||||
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