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鴨川ホルモー
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鴨川ホルモーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 161~180 9/10ページ
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帯の書評に惹かれ、勢いで買い読んでみたら、これがまた面白かった! 確かに恋愛要素が強いもののいまいち内容が薄いし展開がある程度読める、評価ほど笑えない 前半が少々退屈、「ホルモー」についてそう驚きはない、というのはありますが、それらもあえて計算済み…なのかもしれないと思わせる面白さ。なにより主人公の内面(で終始語られる)に素直に共感でき入り込めたのが大きいです。 こんな大学生活送ってみたかったなぁと思わせてくれます、「ホルモー」に関して多少緊張感が漂うものの全体通して爽やかな語り口なので痛快 少し物足りなかったのは、もっとキャラ全体的に掘り下げられたらもっとよかったんじゃないかな とも思いました | ||||
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最初のうちは読みにくい文章だと感じたのだけれど、「ホルモー」に関する事実が少しずつ明らかになってくる頃には、どんどん読み進められるようになっていた。 現実と非現実を両立ーーとまでは行けていない気がするけれど、それなりに楽しく読めました。端々の描写も面白かったし。”オニ”たちの描写と高村に関する描写が特に気に入っています。 ただ。。。なんで、「ホルモー」なんだ?? | ||||
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「ホルモー」とは式神(作品中・鬼とか書かれていた)を使ったトーナメント方式の競技。 作品で式神を扱ったものは珍しいですね。登場人物も個性派ぞろい。中でも私は凡ちゃんメガネの「凡ちゃん」が気に入りました。読んでいてクスリと笑えるところも多かったです。 と、ここまでの評価は結構高いのですが・・・・ 作者の方が京大出身を強調しているかの表現も多く、中には鼻につくと言う人も。 | ||||
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『ホルモー』なる競技で京都大学・京都産業大学・同志社大学・立命館大学が リーグ戦を展開するお話(途中で主人公から端を発してトーナメント戦に なってしまうが)。 吉田戦車の漫画『伝染るんです』で、「カブトムシさいとう」が大学入学後に 入部する『タオル部』なる部でタオル(という名のスポーツ)に取り組む姿にも 通じる、傍から見たら下らない事を何だかんだ言って真面目に取り組んでいる 姿は何とも可笑しい。 しかし、話が進むにしたがって、一応主人公たちの"経験値"に連動し、 『ホルモー』の詳細が分かってくる仕組みにはなって来るが、何故「宵山協定」 が存在するのかの説明が無い等、時間軸に沿って表面をなぞっただけで、肝心の 背景の描き方が少し浅く思えた。 ただ、アイディアそのものは良いと思うので、作者の中で世界観を確立させる ことが出来れば、例えば、京都大学で発動された十七条に翻弄される立命館大学 の学生を描くスピンオフ等は描きやすい作品ではあると思う。 また、文章ではなく、映像を前面に推したアニメーション(自分の中での イメージはスタジオジブリのタッチ)、或いは実写にすれば面白いものが 出来るかも知れない。 京都の地理に明るくない人は、「Google Maps」を開いたPCを用意して読むことを おすすめする。 | ||||
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端的に言えば、京都での大学生活を垣間見ることができます。 そして、ホルモーの世界にどっぷり浸かってしまいます。 他のレビューを眺めてみたところ、あまり評価がよろしくないものあり、 正直な話、ちょっとガッカリしちゃいました。私の評価は満点だったので…。 高評価の要因は、個人的な問題ですが、主人公の境遇・性格と自分がダブることと、 ありそうで、ありえない、そんな物語であったことです。 こんな学生生活を送ってみたいものだと思いました。 展開については、まぁ、他の方のご指摘どおり、多少の難はありますが、 完璧を求めなければ十分楽しめますし、逆に、その展開のリズムが 実際の学生生活に近い、リアルな感じがします。 京都の大学を目指す高校生諸君は、大学生活を先取りできますし、 社会人の方々は、久しぶりの学生生活を体感できると思います。 私は自信を持って本作を薦めたいですね。 | ||||
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ファンタジーとリアル感、本来は対極の色ですから、両者は反比例の関係でしかるべきです。 一方が濃くなれば一方は薄まります。 ところが、ファンタジーの力を借りて、「よりありそうな」日常を映し出す、、 との試みがなされたとしたら、、 この作品の成功を褒めればいいのか、旧態全とした自分の感性や、なんでもありの 「時代」を嘆けばいいのか。 斬新な冒険は「確かにこれも有りだな」と感じさせる力があります。 なんとも、青春の余韻にあふれた作品でした。 | ||||
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所々難しい語句を使用していましたが、適確な言葉遣いに思えたのですんなり読めました。「ホルモー」なる競技の説明は読んでいれば追々判るので言及しないとしても、ストーリーの主軸はホルモーよりも恋愛になっていますね。その恋愛話はちょっと在り来たりで意外性に欠けている展開ではありました。ただ中盤での”舞の奉納”は爆笑しました。天鈿女命が天の岩戸の前で踊ったエピソードが利いています。 ただしエピローグの主人公の名前の奇妙な一致についてのくだりは蛇足に思えました。 いずれにせよこれからの活躍が楽しみな作家の登場です。 | ||||
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笑いました はまりました 自分のまわりの友人8人に読ませて7人が爆ウケしてましたから。残りの一人は関西嫌いだったので。 式神が似合うのはやはり京都しかないです。でも今までの式神使いとはあまりにもイメージが違う。陰陽師とは似ても似つかぬ京都の大学生のまじめなまじめな戦い。 ジャケットがネタバレという評価もありましたが、よく見て考えて欲しい。 そう ひとり たりないのだ。一体 誰が? | ||||
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最初から最後まで一気に読んでしまい、かなり楽しませてもらいましたが、まだまだ発展しそうな作者さんの今後に期待という意味で、星は4つにとどめておきます。 同じく京大出身の若手作家、森見登美彦さんの小説を読んでも感じることですが、日常の延長線上にファンタジーを成立させる上で、京都は素晴らしい舞台ですね。 私のように近畿圏で生活した経験がなく、京都には旅行で数回行った程度の読者にも、鴨川沿いの情景がありありと目に浮かび、この地で大学生活を送るのは楽しそうだな、と思ってしまいます。 ストーリーの大筋は、京大に入学した主人公の、友情あり、暴走気味な恋愛あり、些細な理由による確執ありの、極めてオーソドックスな大学青春ものです。 作中で主人公たちがサークル活動として挑戦し、本の表題にもなっている、魔術系対戦競技「ホルモー」に関しては、王道青春小説に変化をつけるためのスパイス程度と考えた方がいいでしょう。 鬼を使役するための鬼語の存在や、競技ルール、合戦の様子など、一通りの説明はあります。 しかし、主人公たちが半年かけて鬼語を習得しようと悪戦苦闘する様子や、スガ先輩以外の9人の上回生、そして京大以外の三団体に所属する60人のライバル部員たちの動向などは、ほとんど省略されてしまっています。 そのため、架空のサークル活動を軸とした物語にしては、ファンタジー要素の設定構築と、ディテール描写がいささか不足しているような印象を私は受けました。 料理の仕方次第では、シリーズ化も十分可能では、と思わせる材料が揃っていただけに、一冊で完結できるようコンパクトに纏めてしまった作者万城目さんの手腕が、読者としては少し悔しいかも(笑)。 | ||||
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冗談というのは、大真面目な口調で言った方が面白い。爆笑はしなかったが、4箇所で思わず「ぐふふ」と笑ってしまった。サムシングって表現とか、チョンマゲのくだりとか。 縦軸のストーリーは、大学のサークルを舞台にした単純な大学生の片思いの交錯である。しかし、このサークルが思わせぶり。京都大学青龍会?しかもホルモーって何?たいした中身がなかったら勘弁しないぞっ(学生小説ってそういうのが多いから…)て息巻いていると、ナカナカどうして。古都京都の深遠さをうかがわせる大仕掛けが次第に明らかになる。 楽しませてもらいました。 | ||||
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「千と千尋の神隠し」の学生版,といった雰囲気の作品です.サークル活動と京都が舞台になっているところが決定的な違いです.作者の狙いがどの辺りにあるのかはよくわかりませんが. 京大・立命館・龍谷大・京産大などでマイナーサークルに参加している(いた)方にはおもしろく読めるでしょう.その他の方々がどれだけ共鳴できるかは不明です. レビューアー自身も20年ほど前に体育会系某マイナークラブに所属していましたが,日々の忙しい生活の中で忘れかけていた,その後の人生にどれだけ役立っているのかよくわからないあのアホみたいな時間,今でも同じ活動を続けているであろう後輩たちへの郷愁,優雅で妖艶な京都の魅力,を改めて想い起こさせてくれる作品でした. | ||||
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表紙を見ただけでも、うふふと笑ってしまう。京都在住経験者には、どこの景色が一目で知れることだろう。京大出身の作者による、京大生を主人公とする、京都が舞台の物語。 葵祭のバイトに始まり、祇園祭を経て、気づけば吉田神社で奉納舞。十人の大学生が集められて挑まされるのは、大学対抗のある競技。対戦するは、京大青竜会、京産大玄武組、立命館白虎隊、龍大フェニックスの4チーム。野球でもなければ、ラグビーでもない。さて、ホルモーとはなんぞや? ホルモーがなにゆえ始まり、続くのか? 主人公達は謎の起源に迫るのでもなく、謎の解体を図るのでもない。巻き込まれて、盛り上がる。訳がわからなくても、わからないままに、続いていくもの。ホルモー自体が一つのお祭りのようなものである。伝統は続けることに意義がある、的な。 奇想天外な設定に、片思いの繊細な男心の描写、リアルな生活感。妙な迫力と勢いにのまれて一気に読んだ。深くは考えないで、世界を楽しむのがお勧め。 学生気分に戻りつつ、笑いながら楽しんだ末、読後に颯爽と香るは、春の青々しい楠の匂いだった。 | ||||
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ホルモーって何? この疑問から読み始めたこの作品。 結局何よ?ってな感じですが、 ものすごく面白かった。 前半はちょっとだれる部分もあったけど、 後半からは勢いが増していき、さーっと読めた。 魑魅魍魎が跋扈するとまではいかなくても 鬼や式神がうごめく京都。 京都じゃないと成り立たないような話でした。 友情や恋もちょっと描き、 青春物語チックにはなってますが、 もう少しホルモーの戦いぶりを魅せてほしかったなぁ〜とは思います。 が、面白いことには変わりない! | ||||
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何ともあほっぽい大学生らしさがにじみ出てます。 まず、題がずるい。 アマゾンでおすすめされて、ふーんと思っていたのに ホルモーって響きが頭の中に住み着いてしまったので、思わず読んじゃったじゃないですか。 陰陽道なんかは出てくるけど 全体的にのんびりした話なので 「妖怪アパートの幽雅な日常」が好きな人には特にお勧め。 軽ーいし読みやすいですよ。 | ||||
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おそらくこの著者はスロースターターなのでしょう。前半は京都の歴史とかタイトルにある「ホルモー」の説明に終始して、少し退屈な印象を受けました。私は京都に住んだ経験があったので前半も面白く感じられる部分も多かったのですが…。 でも後半から面白くなってきます。というか急に勢いが出てくるのです。「青春」、「恋愛」、「友情」、「笑い」読んでいて心地よいキーワードが巧みに編みこまれていき、最後は綺麗にまとまります。読後感は爽快そのものでした。 でも間違っても感動を求めてはいけません。タイトルや表紙から想像できるようにこれは純粋な娯楽作品です。ハリウッドのB級映画を観る様な寛大な気持ちで読むことをお勧めします(笑) | ||||
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京都らしいといえば、京都らしい本である。 京大青竜会、京産大玄武組、立命館白虎隊、龍大フェニックスの4チームによる「式神」の戦い。 歴史・名跡を感じさせながら「ホルモー」の意味するものに迫っていく。 でも残念ながら、 ・スリルとサスペンスは・・・「ない!」。 ・前振りが長い。 ・魑魅魍魎は跋扈していない。 ・「恋」もあるが、浅い。 それでも、少し笑わせてくれる本である。 しかもこのような本ではめずらしく、誰も死なない(笑) 呪われている京都を知るには、いい本である(爆) | ||||
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最近テレビの文芸批評を見ていて心に引っかかったのがこの作品だ。 コメンテーターが自分にはこの筆者の年代にこれほどの作品を書ける自信は無いなどと、著者の万条目学に対して脱帽している姿が画面に映し出されているのを見たときに当初は「ふーん」くらいに流していたが、本屋でこの本を見かけるたびにコメンテーターの言葉がグルグルと頭の中をめぐり、ついには購入に至った次第である。 ここでみなさんに一つお願いがある、本屋でこの本を見かけた際には序文の4ページだけを読んでほしい。 そこにはある意味この本の面白さが濃縮還元されているといっても過言ではない。 なぜなら、何を隠そうこの私こそがその4ページに魅せられた張本人だからだ。 あの序文で語られた「ホルモー」が存在する光景には恥ずかしながら血沸き肉踊ってしまった。 だから皆さんにもう一度お願いしたい、いや、あえて助言したい、序文を読むべきだと。 己のホルモー適性値がすぐにわかる試金石がそにはあるのだから。 | ||||
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「ホルモー」って何のこと?と思いながら読みました。しかし、いつの間にか、その言葉の意味なんてどうでもよくなり、というか気にしなくなっている自分がいました。「青春」、「恋愛」、「友情」、「笑い」などなど読んでいて心地よいキーワードが編みこまれていて純粋に楽しめる作品でした。私も「匂い」を放つものになりたいと思わずにいられません。 | ||||
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よく通った喫茶店、木屋町の安居酒屋でのコンパ、自転車通学、「いか京」ファッションなど、学生時代を手に取るように思い出し、懐かしくなりました。唯一、携帯やメールで連絡を取り合うところが昔と違うところでしょうか。 特に意味なく何かに打ち込み、ときにはばか騒ぎ、あるいはメンバー同士でロマンス...ホルモーという変な競技(?)を描いてはいますが、大学青春小説として妙にリアルなものになっています。 読み終えた後、自分が学生時代を過ごした場所を、もう一度訪れてみようと思いました。 | ||||
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スロースターターだと思います。前半は京都の歴史とかタイトルにある「ホルモー」の説明に終始して、少し退屈な印象を受けるかもしれません。まあ、僕が京都に住んでいないってこともあって、ピンと来ないというのもありましたが。京都の人が読めば前半も面白く感じられるのかもしれません。 で、後半から面白くなってきます。中でもよかったのは楠木さんの主人公に対する恋心ですね・・!主人公は楠木とは違う、別の女の子に恋心を抱いているわけですが、その女の子とは色々ごたごたして決別してしまうんです。そんな主人公を心配に思って色々と行動する楠さんが良い。後半の雨に打たれた中での彼女の言動が最高でした。描き方うまいんですよね。 文章も新人とは思えないほどこなれていて凄いと思いました。文章の隙間に入るちょっとした小ネタもいい。笑いました。('-,_ω-`)プッ ただ、京都に馴染みがないと前半がきついかな、とは思いました。京都に少しでも関心があれば面白く読めるのかもしれませんが、特にコレといった思い入れのなかった僕は、前半の説明過多な文章に辟易してしまいました。ま、後半で盛り返してくれたからいいんですけど。 | ||||
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